PR

ニノ演じる迷う男と子供との関係? 映画 8番出口 感想・考察

感想文
感想文映画映画感想文
当ブログは、アフィリエイトプログラムに参加して商品を紹介しており、著者に収益が発生することがあります。

映画 8番出口

2025年8月29日に上映開始したコタケ クリエイトによるゲーム『8番出口』を原作とした映画『8番出口』の感想と考察記事です。本編のネタバレも含むため注意してください。

まるでゲーム配信を見ているような

原作のゲームである8番出口は、Youtubeでのゲーム実況で話題となった作品。同じ通路を通り抜け、その中で起きる間違いを探して、何もなければ前に進む、見つけられなければ引き返す、そんなシンプルな繰り返しを行う作品。そんな、8番出口が映画化するという話を聞いた際には、何を映像にするのか?という疑問が生じていました。

私も本作はクリア済みで映画を見に行ったのですが、序盤の展開を見ていると、主演であるニノ演じる迷う男によるゲーム実況を見ているような気分になってくる。映画に登場する場面は、まさにゲームに登場する物とうり二つ。掲示物が変更されていたり、一部追加された異変こそありましたが、やはり自分がゲームで解いた異変が登場していく。

8番出口というゲーム、特にチュートリアルもなく突然そこに放り出されて始まる作品。私はルールに気付くまでわけもわからずに数周歩いていたこともあり、突然放り出された迷う男がそのルールが掲示された紙に気付くまで時間がかかったというあたりにも、どこか親近感を感じてしまいました

そんな中で、迷う男はルールに気付き、一つ一つ読み上げて確認していったり、最後に本当にこれでいいのか?と疑問に思ったりと、そんな攻略してい様子を見ていると何となく自分でプレイした際の事を思いだしていく。そして、最終的には、Yooutubeで見た他のプレイヤーによる8番出口の攻略をしている動画を見ているような感覚になっていくのが面白い。そして、そういう視点で見ていると、途中で登場した子供が全ての異変に気付いていく流れも、救済キャラクターが登場したようにも思えてしまい、自分が困っていた時にもこんな子がいてくれたらな、などと少し笑ってしまいました。

色々とゲームをプレイした自分と重ねてしまうシーンも度々ある本作ですが、個人的にツボだったのは程度周回を果たした後、何度も見ていたはずの掲示物を見て、何か違う!と思い込んでしまうあたり。ゲームプレイ時の自分も似たような経験があり思わず笑ってしまいました。それは異変でもなんでもなく、前の週と変わらない掲示物なはずなのに、何度も見ているうちに怪しく思えてしまう、そういうのもこのゲームの難しさだったなと思いだす要素でした。

最後に、ちょっと残念だったのは、個人的に思い入れが深かい異変である目のマークがついた紙が追いかけてくるというものがなかったという事。目線が追ってくるパターンは映画にも登場してくれましたが、追いかけてきているのに気づいたときの感じが好きだったので、こちらも出てほしかったです。

お話とゲームから変わった要素

そんな本作ですが、ゲームにはシナリオは用意されていない作品であるが故に、映画オリジナルのストーリーが用意されています。そして、それに合わせてゲームに登場していた一部の異変も、少し拡張されたものになっていました。

耳のついたマウスが登場するシーンなんかは、原作もホラー演出自体はあるものの、基本的にはあっさりしたものばかりだったので、ちょっと過剰かなという気もしましたが、それでも盛り上げどころとしては必要な要素だったのかもしれません。そういえば、この耳のついたマウス、迷う男が見ていたSNSにもちらっと映っていたことを考えると、8番出口によって異変として具現化されたものは、迷う人の心の中の恐怖心だったなんて事もあるのかもしれません。

そして、原作では触れられることのなかった、歩いてくるおじさんが動き出すエピソードは、まさに映画でしかわからないおじさん誕生秘話。ゲームでもあった偽8番出口から外に出てしまうEDの先で、8番出口に囚われてしまいオブジェクトの一つになってしまう人物もいたというのは、割と納得のいくものだったので良い感じでした。また、最初から最後まで迷う男だけで話を進めていくと、流石に中盤で絵的に飽きてしまいそうな雰囲気もあったので、ある意味途中で受ける刺激としてよかったです。

全体のシナリオを考えると、不意に子供ができてしまった迷う男が、8番出口からの脱出を願う中で子供を持つという事に向き合う覚悟を決める、というシンプルな物でしたが、ベースであるゲームが全くシナリオがなかったこともあり、映画としてその隙間を埋め塁は十分な内容だったように思えます。

そんなシンプルなシナリオの中でも、最初と最後に満員電車で起きた赤ちゃんにまつわる変化を描く流れ、全く同じ状況、それでも異変に気付き動くという流れは、8番出口のゲーム性を連想させながら迷う男の気持ちの変化をはっきりさせるものでもあり良いオチだったと思います。

迷う男と子供

本作を見ている中で気になったのは、迷う男と子供との関係。

迷う男は、濁流の異変から子供を救った後のシーンで、浜辺で彼女と共に子供と遊んでいるシーンが挟まれました。まるで、子供が迷う男の子供なのでは?と思わせるシーンでしたが、子供は迷う男と親の話をした際に、父親の顔を知らないと言っており、8番出口で出会った子供は、迷う男の子供ではないという事がわかります。

このあたりの解釈を色々考えている中で、その答えとして一つ思い浮かんだのは、夢のシーンの子供は8番出口で出会った関係のない子供を自分の子供のイメージとして出てきたというもの。あのシーンは、迷う男が子供を受け入れることを覚悟させるきっかけであったが故に、子供のイメージとしてぴったりだったあの子供が夢にも登場したと考えると筋が通りそうです。

もう一つ思い浮かんだのは、そもそもあの子供が迷う男の子供の未来の姿で、親がいないといったのは、迷う男が子供を認めない未来を選んでいたからという可能性。本作の迷う男は最終的に子供を受け入れる覚悟を決めましたが、8番出口に迷い込まず子供を持つ覚悟が決まらなかった未来もあったのではないか?というもの。

そんな、未来で生まれた自分の子供が、時空を超えてたまたま8番出口に迷い込んでしまい、知らぬまま自分の父親と遭遇。その結果、迷う男は子供を持つという違う未来を選ぶことになったなんて話だとしたなら、なかなかロマンチックに思えました。とはいえ、こちらの説は、貝殻のお守りの件を考えると、少し矛盾してしまうような気もします。

全体の感想

8番出口をどのように映像化するのか?と疑問に感じて見に言った部分が大きかった本作ですが、原作の要素を多めに拾いつつ、それを繋げるシナリオを差し込んでまとめており、なかなか面白い作品でした。

ゲームをやっていると、わかるあれやこれやが実感できるのもよい感じで、製作陣もゲームで遊んだんだろうなと感じさせる作品でした。

そういえば、8番出口の小説版も発売中。映画ではカットされた異変も小説では登場するとのことです。

漫画・アニメランキング ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
スポンサーリンク
スポンサーリンク
又三郎

自分の中の流行りに従いぴょこぴょこと更新中。
最近はゲーム実況関連情報とかが主体です。
ブログアップ前に見つけた情報は速報的にXで更新しています。

又三郎をフォローする
シェアはこちらから
又三郎をフォローする
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました