2025年2月2日より放送開始したプリキュアシリーズの22作目、アイドルを題材とした歌とダンスが魅力の作品『キミとアイドルプリキュア』30話『プリキュア! キラッキラン・フォー・ユー!』の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
30話『プリキュア! キラッキラン・フォー・ユー!』
メロロンの願い
今回は、メロロンが正式にアイドルプリキュアを仲間となるといった感じのお話でした。ハートキラリロックに囚われたメロロンと、彼女に呼びかけるうたちゃん達。そして、メロロンもプリルンだけではなく皆と一緒にいたいという気持ちになったからこそ、その呪縛を解くことができたという流れがよかったです。
メロロンは、登場からここまでの長い間明確にうた達を受け入れずにいたからこそ、今回の彼女の気持ちの変化がはっきりとわかり、全体の話としても大きな転機を迎えたことが伝わるお話となっていたように思えます。
メロロンがハートキラリロックに捧げた大事な物に関するエピソードも、プリルンとの未来というシンプルなものでありながら、メロロンが明確な未来を描いていなかった故に、これまでは影響がなかったという答えも出されました。
そして、今回のダークランダーの犠牲者となったカップルは、以前のハートキラリロックに関わるお話でも登場していたキャラクターというのも、ここまでの一連のハートキラリロックとそれぞれが捧げた願いに関わるエピソードの締めのという感じがしてよかったです。
今回は、ダークランダーという新たな敵が登場。これまでの敵よりも強大な相手に対しても、5人の気持ちが揃う事で難なく撃破、ある意味大きな節目を迎えたというのがよくわかるお話でした。
メロロンの闇
これまでもメロロンは妖精たちの中で異質という話が度々されていましたが、今回は女王様の口からその理由がはっきりと語られることになる。
闇を知らないキラキランドの妖精たちの中で、メロロンは明確に闇を持って生まれてきた妖精であり、その証拠としてハートキラリロックを同時に持っていたということのようです。
今回、ハートキラリロックの中でメロロンはダークイーネと遭遇することになる。闇を知るメロロンを自分たちの仲間に迎え入れようとするダークイーネ。なぜ、メロロンを迎え入れようとしたのか、このあたりにもダークイーネの謎が絡んでいる気がします。また、ハートキラリロックの方もまだまだ謎が多く、まだ明かされていない何かがあるように思えました。
ジョギ
今回は久しぶりに敵の新幹部ジョギが登場。あくまで新人としてチョッキリーヌの部下になったとのことですが、今回もダークイーネが直々にメロロンを迎えに来たことを知っていたりと、その態度とは裏腹にチョッキリーヌ以上にダークイーネに近い存在であることが示唆される。
また、人のキラキラを封じて怪物にしてきたこれまでのマックランダーと違い、ジョギの作るダークランダーは、人の闇を増幅して作り上げるものというのが気になる所。キラキラを嫌っていたこれまでのチョッキリ団と違い、そもそも闇側の存在であることが示唆されます。
そんなジョギですが、今回何やらはなみちタウンを見て「眩しい町だね、相変わらず。」と、以前からはなみちタウンを知っていたような描写が挟まれたのが気になる所。タナカーンのようにかつて人間界に来ていた妖精という可能性もありますが、もしかすると彼は元々はなみちタウンの住人なんて可能性もあるのかもしれません。
また、ジョギに関して気になるのは、響カイトとの関係。今のところ本編では二人の関係が示唆されるシーンはありません。しかし、髪の色などよく見てみると、どことなくその姿はカイトと印象が被る部分があり、また、ジョギが右耳につけているリングのイヤリングは、カイトが左耳につけているものとよく似ています。
このあたりを考えると、彼ら二人にも何か関係があり、今後の展開で拾われるなんてこともあるのかもしれません。
キミとアイドルプリキュア♪デビューシングル
コメント