コトヤマ 新作読み切り 百鬼夜行実行委員会 週刊少年サンデー今週の一口感想【2025年40号】
最近週刊少年サンデーの漫画が面白いということで、色々感想を書きたいのですが個別に書けるほどの余裕はなく…ということで気になった漫画の感想を少しずつ書いていこうと思います。
映らナイんです 68話 運命の邂逅
先輩方二人は大変な状況なところに今回の問題は人間、橘ちゃんの力が通じない相手にどう対抗するのか?と思っていたところ、ドクター朝水は黒桐君に興味津々。
思った以上に平和的に話が進む中で、まさかの雪村君とのつながりまで浮上と思っていなかった方向に話が進む。今回の話を見ると、今の雪村君の考えを教え込んだのはこの人のはずなのに、素手のこの人自身は雪村君自体に対する興味はすでに失っているようなのが怖いですね。
無事帰ることはでき、橘ちゃんの可愛い姿でひと段落はしたのですが、結局先輩二人の問題は何も解決していないどころか悪化したというオチに笑ってしまう。果たして先輩方二人は元に戻れるのか、次回が気になるところです。
葬送のフリーレン 144話 予知夢
ユーベル達の戦いから離れ、ゼーリエが何を思って帝国へ来たのかという点に話が移る。夢の中での密談、皇帝は以前も見せていた態度の通りといった反応で、協会への敵対も本意ではないという点に嘘はなさそう。
あくまでも自身の死は計画のうちに含んだまま動いているゼーリエ、唯一それを認める皇帝相手だからこその話といった感じですが、果たして二人で何を考えているのか。
また、ゼーリエの死因についても、本人が気づく間もなく死ぬとのこと。魔法系の技術であれば、完治してしまうだろうことを考えると、やはり物理的に気付かれる間もなく殺されるといった感じになるのか。
このまま皇帝との話が続くのか、別の場面へと動くのか再来週が気になるところです。
龍と苺 254話 番勝負
龍と苺に関しては別の記事で感想を書いていますのでそちらでどうぞ。
百鬼夜行実行委員会
先週、よふかしのうた楽園編が終わったばかりのコトヤマによる新たな読み切り。
今回は、百鬼夜行を行う妖怪たちの面接的なお話。ぬらりひょん、ねこむすめ、座敷童子の三人による審査がコミカルで読んでいて楽しい作品。
驚くようなオチがあるタイプのお話ではありませんでしたが、終盤いざ百鬼夜行が始まってからの静けさ溢れる夜に妖怪があふれていく雰囲気、そして、楽し気な妖怪たちや、そこに混ざりこむぬらりひょんを描く空気感
・雰囲気がなかなかよかったです。
応募を審査する実行委員会の方はとても大変。しかし、実行委員会を応募する妖怪側から見た時に出てきた言葉がなかなか味があってよかったですね。
ちょうどよふかしのうた短編完結後の次号に掲載された作品が、最後に夜明けで終わるというのも何やら意味深にも感じられよかったです。
レッドブルー 165話 練習最強の男
青葉君の言葉の通りばっちり実力を示す岩瀬君が見れたのがよかったです。とはいえ、ラストはその自身を折られてしまいそうな展開。ここから心折れずに巻き返せるのか、誰かの言葉が助けになるのか、次回が気になる展開でした。
尾守つみきと奇日常。 75話 友孝くん、インタビュー。
まだまだ尾を引く鼻タッチ。今回は、杉見さんからの尋問パートの目の黒さと一つ一つの質問の重さに笑ってしまう。
そこから繋がるつみきさんをもっと知ろうという展開、朝ごはん何派?という質問に対して前に聞いたときはごはん、今はパンという気まぐれさが流石。
雨に飛び出したくてうずうずしていても、友孝の事を気にかけ側にいてくれるという展開がなかなか良い感じでした。
シルバーマウンテン 18話 幼き日
サイッダの過去、ボロボロの彼女を看病する二人。今は完全にお金目当て、最後までお金目当てで動くのか、はたまた何やら気持ちの変化が生じるのかという点がちょっと気になる。
とはいえ、これまでの話や今回の語られ方を見ていると、サイッダは信じた相手に裏切られるという話になりそうなのが可愛そう。ただ、そこから今の彼女に繋がる部分もまだ見えてきていませんし、もう一段何かあるのかなという気もします。
百瀬アキラの初恋破綻中。 52話 ふたりの景色に快走中。
前回がはじめ君側からの視点だった秘密基地のエピソードでしたが、今回あきらちゃんの視点が加わることでまた違う話を見せる。あきらちゃんサイドから、再び戻ってくる前に何を思っていたのか、久しぶりの再会にかける不安といったものが見える中で、幸せそうな今の二人が描かれる流れが非常に良いお話でした。
今回のサブタイトルも前回の『ひとりの景色を回想中。』から、かいそうの読みを合わせながらも、ふたりで快走と大きく前に進んだことを表す形になっているのが良い感じです。
MAJOR2 310話 出場辞退を回避せよ
既にどうしようもない状況となっているように思える出場辞退への展開。今の状況も江頭が何かしたからというわけでもなく、もはや江頭も何もできない状況という方が正しい。
吾郎に話がいくも、こればかりはどうしようもないと言わんがばかりの態度ですし、完全に手詰まりといった感じ。誰かがこの状況を変えるために動いてくれるのかというのも今のところ一切見えてこず、果たしてどのように話をつないでいくのか楽しみな展開となってきました。
シテの花 37話 顔合わせ
夜凰さんの一件優し気ですが、その内で相手をきちんと値踏みしているシビアな面がなかなか好み。コタ君もそれを察して警戒し、まっすぐ見ているくせに表には示さない不気味な雰囲気を感じているが故に調子が悪いといった感じでしょうか。
一筋縄ではいかなそうな人物とどう接していくのか、どう認めさせるのか、今後の展開が気になります。
かくかまた 21話 夏休み
漫画にかける夏休み。夏らしい楽しいイベントは一切差し込まれず、夏休み終了。やつれにやつれ、果たしてどのような成果が出たのか気になります。
そういえば、ちょうど9月頭のサンデーにこの話が来るという事を考えると、時系列をある程度現実とリンクさせて話を進めようとしているのかなという気もしますね。
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