アッサムは本当に宇宙人なのか？ゴジュウジャー 30話『高貴怪力!新たなティラノは王子様』感想・考察【ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー】

2025年2月16日より放送開始のスーパー戦隊シリーズの50周年記念作品ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー30話『高貴怪力!新たなティラノは王子様』の感想です。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

第30話『高貴怪力!新たなティラノは王子様』感想

第30話『高貴怪力!新たなティラノは王子様』感想

紅茶惑星の王子様アッサム

前回暴神がゴジュウティラノを辞め、ゴジュウティラノの指輪が他の人に移る描写もあり、今回のOPはどうなるのかと思って見ていましたが、暴神の存在を隠すような形に変更。黒塗りにされていた李、そもそもスーツのまま踊っていたり、パネルのあたりもいろいろ工夫していましたが、最終的にどうしようもなさそうな部分はベアックマが直接隠していたりで少し笑ってしまう。

ともあれ、ここでOPの交代という形ではなく、あくまで暴神を隠すような形に変更したというのは、暴神自身の復帰するが故という感じでした。

そして、そんな暴神に変わって新たなゴジュウティラノとなったのは自称紅茶惑星の王子様アッサム。何やら道路で紅茶を飲んでいる中、悪そうなおじさんに邪魔だと言われるシーンでは、態度こそ悪いもののおじさん側の方が正論でちょっと笑う。

冒頭の展開や、ゴジュウジャーのナンバーワンバトルを、指輪の戦いに関係ない無駄と言ってのけるあたりは、あくまで暴神の代わりに一時的に指輪を持たされただけなのかな、と思わせる描写でしたが、話が進むうちに自身のティータイムにかける情熱と、ナンバーワンバトルの重なる部分を見出していき、最終的には協力という流れはなかなか良かったです。

最後には仲間としてやっていけそうな空気を作ってから玲さん登場。戦う前の彼らに手出しはさせん、という言葉は今回の話でゴジュウジャーを認めたが故といった感じでよかったのですが、まさかの戦闘すらなしで指輪吸収。このあたりの展開はなかなかのスピード感で結構ショック。最終的に暴神にゴジュウティラノは戻るだろうとは思っていたとはいえ、もう少しお話挟むものだと思っていました。

次回は暴神復活回ということで、玲さんの手に落ちたティラノの指輪を取り戻す展開となりそう。そうなると、その流れでアッサムも助けられるという事になるのかもしれません。

ただ、気になるのは果たして彼は本当に紅茶の惑星の王子様なのか？という事。いつもはどちらかといえば変人側な陸王や真白まで変人扱いする彼の話ですが、果たして本当に彼は王子なのか、単にそういう妄想に囚われているだけなのか。

ただ、次回ティラノの指輪が暴神に戻るという事を考えると、彼は紅茶の惑星に帰るという自分の願いを果たして指輪を暴神に再び託すなんて展開もありそう。そうなると、次回はアッサムは本当に紅茶の惑星の王子さまで、最後に彼に迎えが来て終わりなんてこともあるのかもしれません。

餅つきナンバーワンバトル

割と知らない人がいつの間にかノーワンになっていることが多い本作ですが、今回ノーワンにされたお餅屋の店主は、どうやら吠のバイト先の店主さん。役者さんはどこかで見覚えがある気がしましたが、どうやらキングオージャーのボシマール役の人だったようです。

そんな餅屋の店主さん、暴神から指輪を奪ったことを悩む吠に、餅を差し出し元気を出させようとするというシーンが挟まれていましたが、こういう短めのシーンでも間に差し込まれていると吠が餅つきナンバーワンバトルに向かう意気込みの強さが実感できてよかったです。

ノーワンとのナンバーワンバトルも、餅つきの秘伝書はもらったとはいえ、一回も餅つきせずに挑んでナンバーワンなのはどうなのかな？と少し思いながら見ていたのですが、ささやかとはいえきっちり修業した快走を挟んでくれたのもよい感じ。あの短期間で！？とか突っ込もうと思えば突っ込めてしまうところではありますが、それでもちゃんと吠がきちんと餅つきに向き合って戦いに向かったという事はきちんと示せており、今回の吠の本気度が伺えてよかったです。

また、その相手となった餅つきノーワンの方も、何やら芸人のクールポコ。の二人が演じていたようで、結構自然な流れな割に結構な頻度で小ネタを差し込んできて笑ってしまう。ロボ戦闘では、記憶にある限りでは初の宇宙戦までやってしまい、なかなかインパクトの残る相手でした。