2025年9月17日配信開始、週刊少年サンデー2025年42号で連載された龍と苺256話「強さの根っこ」の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
強さの根っこ
2局目はあっさり勝利
O.Kと苺ちゃんとの2局目の勝負は、苺ちゃんの勝利で終わる。ここで負けると終わりということもあり、負けることはないと思ってはいましたが、今回の対局に向き合う態度を見ていると、如何に1局目が集中しきれず、浮ついていたのかがよくわかる気がします。O.Kからの言葉による番外戦術もありましたが、それを全く意に介していなかったりと、1局目とは試合への集中度合いが全く異なっているのは、その様子を見ても明らか。
2局目は勝利し、勝負が決まる3局目はもちろんそれ以上の集中を見せるだろう苺ちゃんと、その負けた要員を洗い直したO.Kとの対局へとなっていきそうです。
ジレンマに挟まれるO.K
苺ちゃんに負けたO.Kですが、その勝敗の差は気持ちの差だと伝えるトーマス。しかし、そうであったとしても、勝ちたいという気持ち、自我は持つな、シンギュラリティを迎えるようんことはするな、と何とも無茶ぶりのようなことを言ってくる。
AIはAIらしく、計算結果のみで勝てと言う言葉なのでしょうが、そこに加えてO.Kが自分たちシリーズの扱いを気にした返事をしていたのが気になる所。むしろ、この自分たちシリーズの存続という要素が、O.Kがシンギュラリティを迎える結果に繋がってしまうのではないかと思わせるお話でした。
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