2025年2月2日より放送開始したプリキュアシリーズの22作目、アイドルを題材とした歌とダンスが魅力の作品『キミとアイドルプリキュア』33話『どすこ~い!アイドルデビュー』の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
33話『どすこ~い!アイドルデビュー』
くりきゅうた再登場
予告の時点でくりきゅうたの再登場は告知されていましたが、やはり今回は以前登場したくりきゅうたが話の中心となるお話。
ほぼ事故とはいえ、最初にアイドルプリキュアになりかけていた人物ということで、プリルンとも既に顔見知りなので隠すこともなくプリルン・メロロンとの妖精組とも会話していましたね。1話での結構力技なプリキュア→くりきゅうたの聴き間違えを改めて掘り返したうえで、やっぱり無理があったんじゃないか?という冷静なツッコミが入っていたのにちょっと笑ってしまいました。
そんなくりきゅうたですが、突然アイドルプリキュアを目指すと言って、自身のPRを開始。餅つきや、ちゃんこ鍋づくりなど、色々な技能を見せますがアイドルには関係ないとバッサリ切られてしまう。彼の急な心変わりは、自分の足の怪我に起因していたようで、怪我をしている間にも周りに置いていかれるという恐怖に負けそうになったが故のもの。
今回、そんな心の闇をジョギに狙われダークランダーにされてしまいましたが、何やらこのアイドルにまつわる話の際にジョギが舌打ちをしていたのが印象的。やはり、アイドルという存在に対して何やらよからぬ思い出があるように思え、やはりカイトと何らかの関係があったのではないかと思わせてきます。
ダークランダーに囚われてしまったくりきゅうたですが、アイドルプリキュアたちのライブをダークランダーの中で見て浄化されたことで、再び前を向く力を得ることになる。
今回はいつものプリキュアの流れをなぞるようなお話ではありましたが、ファンからの目線でアイドルプリキュアの活動から力を貰えているということが描かれたことに意味があるように思えました。
くりきゅうたの今回のお話は、アイドルを応援することで元気をもらい、自分も応援されて元気になる、お相撲さんとして横綱を目指すという重圧があるからこそ描けるキャラクター故のもの。これまでの単にアイドル側から皆にファンサを届けるのとはまた少し違う視点が入ったお話といった感じで、アイドルを描く作品としてはファン側が何を受け取っているのかがわかるというのも、一つ大事なものなのかなと思わせるものでした。
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