2025年9月24日配信開始、週刊少年サンデー2025年42号で連載された龍と苺257話「進退」の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
進退
複雑なO.K
3局勝負であったとはいえ、ある意味ここまでの流れは決まっていたという事も出来る中始まった3局目の対局。勝敗という意味では、ほぼ苺ちゃんの勝ちは決まっているだろうこの流れで気になるのは、やはりO.Kがシンギュラリティを迎えるのか?という事。
各社長たちも皆そこに目を向けており、今回の対局でA.Iにシンギュラリティが起きれば、いよいよハワードも動くだろうという事で、迎え撃つ準備を整えて…となりなかなか物騒な状況。
そして、苺ちゃんと対局するO.Kの状況はさらに複雑。トーマスに言われた通り、シンギュラリティを迎えずに勝つという目標、その裏での自分たちの開発継続に関わるプレッシャーと、ただAIと対局するだけならあり得ないような状況に持ち込まれる。
その態度も、これまでとかなり異なる静かな様子、苺ちゃんもこのまま辞めようか?と優しい言葉をかけるほど。とはいえ、苺ちゃんの子の優しい言動自体あh、このまま不戦勝になって勝つというのであれば、それもありと考えての事のように見える。
そんな、言葉をかけられたO.Kは試合を継続。ただ、このチーム、仲間、トーマスCEOへの想いというのは、どうにもムサシ達がシンギュラリティを迎えた際の事を思い出す流れでもあり、やはり今回はシンギュラリティを迎える流れになりそう。
話の流れ的にも何やらハワードはきっちり準備を整えているようですし、ひと騒動起きそうな予感があります。シンギュラリティを迎えたO.Kがハワードの手に落ち、最後の対戦相手に活かされるなんてこともあるのかもしれません。。
さらにハワードの口からはかなり無茶な人間をエウロパに送り出し、宇宙人と遭遇しようという計画まで語られ、まさかの宇宙編なんてこともあるのかとちょっと思ってしまう。とはいえ、流石にそこまではいかない気もしますね。
ともあれ、何やら怪し気なハワードの行動もあり、この対局の後にまた何か大きく話が動きそうな予感がするお話でした。


コメント