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四代目転生記ツバキ QC:1 金庫から見つかった漫画 感想・考察 この漫画に見覚えがある方はお知らせください 【フェイクドキュメンタリーQ】

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金庫から見つかった漫画

2025年9月17日に一迅プラスにて漫画『この漫画に見覚えがある方はお知らせください』が連載開始。QC:1 金庫から見つかった漫画の感想と考察記事です。ネタバレも含むのでご注意ください。

Q この漫画に見覚えがある方はお知らせください - フェイクドキュメンタリーQ / QC:1 | 一迅プラス
こちらで紹介する漫画の著者について心当たりのある方、漫画の内容を読んで何かにお気づきの方がいらっしゃいましたら、ぜひ編集部まで情報をお寄せください。

四代目転生記ツバキ

前に更新されたトム&クーピーはまだ下書きでツギハギな漫画というだけでそもそも漫画の体を成しておらず読み解けるものもあまりない作品でしたが、今回公開された四代目転生記ツバキは、かなりしっかりと書かれていたもの。Q:0のトム&クーピーの方は無料で読めないどころか、公開停止になっていたのがちょっと驚きましたが、ここにも何か理由があるのか?と思ってしまいます。

出版不況で倒産したH社、その金庫内にあった漫画がこの『四代目転生記ツバキ』とのことで、神奈川県大和市に住む作者の妙子なる女性は行方不明。こちらの漫画は郵便で送られた後20年保管されていたもので、それをこの度編集が入手し公開したとのことです。

その漫画自体は、ちょっと言い方はあれですが思った以上に面白い。前回が本当にちょっとした謎の提示の為だけの漫画といった感じだったので、今回もそこまで量はない、似たようなものが出てくるのかと思っていたらしっかりと書かれ一話まとまった漫画がお出しされかなり驚き。

話の内容としては、山村椿と呼ばれる女子高生が、4代目の八尾比丘尼の転生者として、蛇・猫・狐の妖怪に比丘尼の魂を狙う悪霊と戦うよう導かれるというもの。途中までは普通の漫画1話といった感じの体で話が進んでいくものの、悪霊との遭遇辺りから何やら不穏な空気が始まりだす。やがて、実写で写真が大量に並べられたシーンが挟み込まれ話は漫画の中だけにとどまらなくなっていきました。

椿=妙子

終盤、家に引きこもり写真を部屋につるした椿の部屋へ両親が入ってきますが、その際に椿の名前を妙子と呼んでいます。少しずつ状況は理解できていましたが、この椿というキャラクターは、作者が自身の境遇を描いた漫画だったという事なのかも。また、椿も漫画家を目指していたりするのも自身をモデルに描いているからと考えると筋が通りそうです。

そんな本作、両親に対する「悪霊は清めなければいけない」のページでは、もはやそのページの枠外にまでその言葉が書かれており、さらにその後の両親が黒い影になったり八尾比丘尼に覚醒するシーンは、もはやラフの状態のまま。ラストのシーンは下書き状態に戻っている事を考えると、この両親を殺すシーンは彼女の中でもかなり存在が大きいが故に、後回しにしたという事なのか。

また、このシーンの妙子の顔がぐちゃぐちゃになっているのは、ラフだからという事もあるのでしょうが、悪霊につかれた人は顔がブレるという作中で語られた状況が妙子自身に当てはまっていたかのように見えるのが皮肉です。

作中の妙子は両親の首を切り落とすようなシーンが書かれていますが、本編ラストの作者の情報では両親は漏電による火災で死亡。ただ、この漫画の椿=妙子なことを考えると、火災を起こしたのは妙子自身、漫画とは方法は違うものの彼女が両親を殺したという可能性も十分ありそうです。

写真の日付

大量に写真が並べられたページ、よく見てみると写真にはその取られた日付が書かれている。大体の写真は84~88つまり、1984年~88年ごろになっているのですが、後ろのページ真ん中に一枚だけ04.10.8の日付の写真が貼られている。

この漫画はH社に送られてから20年金庫の中に会ったことを考えると、ちょうど2004年ごろはこの漫画が送られる直前の時期。妙子が漫画のこの漫画の表紙には何やら血のようなあとがついているのも気になるところです。両親を殺したように悪霊がついたと写真でとった人を殺していたとするなら、もしかするとこの人も犠牲者となっているということもあるのかもしれません。

また、ここから妙子さんの年齢もある程度推測できそう。おそらく、84~88年ごろが作中の椿と同じ17~18と考えると、2025年現在は、50代後半といった感じになりそうです。

元社員N

本作の最後のページでは、妙子さんはH社の元社員Nと並んだ写真が書かれており、Nとは音信不通とのこと。

気になるのは、Nと呼ばれる人物右手に数珠のようなものを持っているという事。ただの編集者が持っている物としてはかなり不自然。さらに妙子さんと一緒に映っていることを考えると、もしかするとこの人は3匹の悪霊に気付き祓おうとしていたなんてこともあるのかもしれません。

そこに続いて公開された、机に向かう妙子さんの写真はは、おそらく漫画を描いているシーンであることを考えると、どうにもここで書かれているのがこの漫画という事になりそう。

この後に書きかけのこの漫画がH社に郵送されたという事を考えると、Nさん悪霊を祓う事に成功し妙子さんは正気に戻り、書きかけの漫画を送ってきたなんてこともあるのかもしれません。両親のあたりを書ききることができなかったのも、自分が殺したという現実に気付いてしまったからなのかも。Nさんの方も、外に出してはいけないものとして、金庫に漫画を封印したのかもしれません。ただ、Nさんは元社員で音信不通という要素はちょっと不穏で、果たして祓いが成功していたのか?というのはちょっと謎です。

ちょっと気になるのは、この3枚の写真1枚目はNさんと妙子さんが写っていることから、写真を撮った第三者もここにいたという点。あまり意味はないのかもしれませんが、もう一人は誰なのでしょうか。

悪霊は三匹ではなく三人

全体を見ると、頭がおかしくなった妙子さんによる犯行とも取れる内容ですが、最後の写真に3つの黒い影が描かれており、実際に何らかの悪霊が関与していた可能性を示唆しています。

作中では、キツネ・蛇・猫の三匹が霊として描かれており、これらが妙子さんについていた霊であると予想できますが、そうなる時になるのは途中登場した霊能者が、その霊を三人と呼称したこと。

漫画の中の話とはいえ、この漫画自体が妙子さん自身の体験を描いたものであることを考えると、この霊能者との遭遇もあながち嘘ではないことと考えることができそう。

そうなると、この悪霊たちも動物霊などではなく、人間の霊がとりつき悪さをしているという事になるのかもしれません。

ひとまずすべて終わったようにも見えるこの漫画ですが、締めのページが to be continued なのが 気になる所。果たして本当にこの事件は終わっているのでしょうか。

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又三郎

自分の中の流行りに従いぴょこぴょこと更新中。
最近はゲーム実況関連情報とかが主体です。
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