2025年10月13日に配信、週刊少年ジャンプ2025年46号で掲載されたONE PIECE(ワンピース)最新第1162話『G・V・B・R』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
第1162話 G・V・B・R 感想
ゴッドバレー事件の出来事
先週、突然のお休みが挟まってしまったワンピースですが、今回はゴッドバレーでの戦いが本格的に開始。
レイリーがシャッキーを助けて逃げる中、それを奪おうとする海賊たちを止める金獅子。彼もまた本気でシャッキーの事を思っていたが故の言葉という感じがして非常に良いお話。
その裏では、以前のクマの回想で語られていたイワンコフとクマが悪魔の実を手に入れようとしてリンリンに奪われるシーンがリンリンからの視点で描かれる。クマ側からの回想では一方的に奪われただけにも見えましたが、ニキュニキュの実は取り損ねたリンリンが悔しそうな表情を浮かべていたことがわかるというのも違う視点で見るが故のお話という感じでよかったです。
更にリンリン、何とか手に入れたもう一方のウオウオの実もカイドウの不意打ちによって奪われてしまい、割と散々な目にあっている。とはいえ、リンリンも元はカイドウにやると言っていた実を自分の息子のために使おうとしていたわけで、カイドウからすれば約束を果たしてもらっただけ。そんなカイドウはしてやったりな表情をしているのを見るに、いつも通りのロックス海賊団のやり取りという感じもします。
ちょっと気になったのは、ロジャー海賊団の面々が宝を見つけた際に、悪魔の実も見つけている事。あまり悪魔の実と縁のないイメージのあるロジャー海賊団ですが、このタイミングで何か見つけていたとして、果たしてこの悪魔の実をどうしたのか?というのは気になる所。一体何の実を見つけていたのか、その実をどうしたのか、ここでわざわざ描かれたことに何やら意味があるようにも思えます。
ロックスVS神の騎士団
妻と息子を連れだし逃げるロックスと、それを追うガ―リング聖たち神の騎士団。ロックスの親族を悪魔化させて後を追わせるというなかなかたちの悪い手を使いロックスを追い詰めようとする。
とはいえ、やはりロックスの実力は相当高いようでガ―リング聖すらも劣勢といった感じ。更に、神の騎士団の話では、デービー一族を殺せば御大が喜ぶとのことで、デービー一族自体に何か因縁がありそう。そうえいば。ガ―リング聖がこの島で子供を作ったのは、てっきり何やら秘密のあるデービー一族の血を自分の家計に入れようとしたが故なのかと思っていましたが、ここまでイム様に消されていることを望まれているとなると、そうでもないのかも。とはいえ、ガ―リング聖自身が、どこまでイム様に従う気があるのか?という点は少し疑問が残るような気もしますし、いつか反抗するための隠し玉なんて可能性もあるのかなという気もします。
そんなロックス、妻であるエリスとティーチと別れ一人で神の騎士団の足止めを行う。ここで語られた、エリスが元海賊だったという話や、ロックスと再開する場所として伝えたのがルルシアだったというのはなかなか意味深。ルルシアと言えば、今はイム様に消された島で、エースが黒ひげを探す際に訪れた扉絵シリーズで描かれた場所という事もあり、今回黒ひげとの関係が改めて強調されることなったようです。また、再会の地がルルシアという提案をした理由として考えられるのは、エリスの出身地がルルシアだというのはありそうです。
ロックス達とは別行動となったエリスとティーチですが、、現状島から逃げきれる手段があるとするなら、海賊に頼るか、くまの能力に思える。そうなると、もしかするとこの後くまと二人が出会うなんてこともあるのかもしれません。しかし、仮にルルシアまで逃げ切れていたとしても、後に黒ひげは後々白ひげの船に行く当てがないと語って船に乗っている。そうなると、この二人が逃げた後もまだまだ苦難が待っているという事になりそうです。
そして、神の騎士団とロックスの戦いですが、ガ―リング聖はいつの間にか敗北。しかし、そこにサターン聖の体を使って姿を現したイム様が登場しいよいよ血栓が始まる様子。追加で白ひげ、ウオウオの実を食べ能力を手にしたカイドウが並ぶ。壮観なシーンとなっていますが、ロジャーやガープまでも、イム様の登場を察している様子。しかし、ここの描写を見るとこれまで語られてきたガープとロジャーが共闘してロックスと戦ったというよりも、イム様相手に、ガープ・ロジャー・ロックスが共闘をしたという風に見える。
果たしてこの戦いどのような結末を迎えるのか、また、その結果がどのように歪められて外に伝えられることになったのか、色々と気になるところです。
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