とある地方広報誌に載っていた4コマた漫画
2025年9月17日に一迅プラスにて漫画『この漫画に見覚えがある方はお知らせください』が連載開始。QC:2 とある地方広報誌に載っていた4コマ漫画テレコさんの感想と考察記事です。ネタバレも含むのでご注意ください。
テレコさん
前回から一月ほどたって更新された新たな漫画は『テレコさん』なる4コマ漫画。1990年代初頭にとある地方都市の広報誌にてたB・トシローなる人物により連載されていたものとのこと。
この漫画の妙な点は、4コマ漫画ながらその途中のセリフに不自然なものが含まれているとのこと。その入れ替え自体は、作者が行ったのか、はたまた、漫画の公開に関して間に入ることになるそのどこかの工程で行われたのか?と色々な可能性を示唆していますが、それに関しては不明とのことです。
紹介されたテレコさんを見ていると、1991年8月号までは自然な流れの漫画になっており、妙なセリフが入りだしたのは、1992年の8月号の25号からとなっている様子。すべてが残っていたわけではないとのことなので、実際にどの号からおかしくなったのかは不明ですが、この時期に何かあったという可能性は高そうです。
その後、1994年4月号にはデザインを一新し、それ以降漫画が乗ることはなかったとのこと。
この広報誌に関しては、自治体でも1993年以前のバックナンバーに複数の抜けがあり、現存しているものは存在していない可能性が高く、そのあたりについてはもう判明することはないのかもしれません。
おかしい文章を並べてみる
それぞれの漫画からおかしい文章をピックアップしてみる。
年代 | タイトル | おかしい文章? |
---|---|---|
1992年8月号 | ニュース速報(25) | スーツケースの隙間から人の手が… |
1992年10月号 | 余り物(28) | 3月18日桜が咲く日 誰かが耳元で言ってた 花見の予定キャンセルしたほうがいいかもな |
1993年2月号 | 試食プロ(32) | 駅名は見えなかったわ 傘の骨が長くて~~~~ |
1993年4月号 | バイキング(34) | 赤い傘落ちる音 見えなかった駅名 思い出せないのに失点の 傘をさす指足りていなかったんじゃ? |
1993年8月号 | 早起き(38) | 置きて~~~! 番号札は48~ッ!!! 最近時計を見るたび48分 偶然じゃない気がしてる |
1993年9月号 | おかずの秘密(39) | うーんと…白い服? 山の中? 背中を何度も? 「天滝」誰か行くんじゃない? |
1993年10月号 | 写真(40) | あれが自然な火事だとは 思えなかった 部屋番号は31104 |
1993年11月号 | 食器洗い(41) | 六階の踊り場 靴だけが一側残ってた♪ そこに誰か立っててサ ゆっくり手を振ってたのネ…… |
作中でも指摘されていた1993年2月と4月の内奥については、駅・傘と今日つする単語が多く同じ件を別の漫画に差し込んでいるように見える。
ただ、そこから期間が少し空いた1993年8月号では、前の話とのつながりは見えず、どうにも別件のように思える。39の内容も直接続いているとは思えませんが、どうにも38~41の内容については、同じ件に関する話をしているようにも見えます。
40話の火事というワードを聞くとQC1とのつながりがあるのかとも思えてきますが、前回の話は1988年ごろと本作の話よりは少し前という事もあり直接の関係はなさそう。
天滝というワードも気になりますが、やはりこれだけの情報では何かがわかるということはなさそうです。
今後のお話と何か関係がある?
ある程度何があったのかを匂わせる内容だった前回と異なり、今回はまさに地方で起きていた謎の事件を紹介といった内容といった感じでした。
作中でも指摘されている通り、広報誌で公開された不自然なこの漫画は、町の人からの話はあった丘?という点も気になる所。隠してメッセージが差し込まれているというだけならともかく、ここまで露骨にセリフに改変されたうえで誰も問題にしていないとなると、町全体で何か意図があってこの情報を残しておこうとしていたなんて可能性もありそうに思えてしまいます。
また、広報誌が発行された年代が1990年代となると、当時の広報誌製作に携わっていた人なんかもまだ存命でしょうし、何か話を聞けるなんてこともあるのかなという気もする。今後の漫画で拾われることがあるのか、はたまた、これで終わりなのか、色々と気になる作品となりました。
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