2025年11月2日配信開始、週刊少年ジャンプ2025年48号に掲載された、原作:芥見下々、作画:岩崎優次による漫画『呪術廻戦≡モジュロ』9話の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
9話『ドゥーラ・ヴァル・ボビディ・メチカ(後編)』
前回、デスクンテ族とルメル族との間で運河の完成をきっかけに親交がうまれつつある中、カリヤンがデスクンテ族長の娘が殺されてしまうということで、それが破綻。ひとまず今回の話では、なぜ娘が殺されたのか?という点はあまり触れられませんでしたが、どうにも違和感のある状況。まだ何かここに何かあるような気もするのですが、本編は地球でシムリア人との交流のお話ということを考えると、まだここが深堀されるのかは疑問。もしかすると、本当にただ運が悪かったというだけなのかもしれません。
また、ルメル族もなぜそれほど危険なカリヤンを放置するのか?という点も少し情報が増え、ルメル族だけはカリヤンが死ぬと第3の目から涙を流しそれは死ぬリスクすらあるとのことが明らかになる。単にカリヤンへの思い入れが深いゆえに涙が落ちるのか、はたまた、そういう種族なのかというのはちょっと気になるところですが、このあたりがカリヤンを生かそうとしている理由のようです。
以前の話でもクロスが語っていた、戦いになればダブラがいる、とされていたダブラも登場。元々は、デスククンテ族の一員だったものが、死んだドゥーラの頼みによりマル・クロスに協力という形だったようです。
今回驚いたのは、シムリア人が地球に来た理由が直接今回の事件と関係していたということ。何やら、マルとクロスが、ドゥーラの集めていた石を力に星を渡る船を作った様子。そもそも、この回想からなぜここから宇宙に出て地球に来た話に繋がったのか?とは思っていましたが、思った以上に直接つながる話ですた。とはいえ、kの時点のクロスと、今のクロスはまた少し雰囲気が違うようにも思え、ここから地球へ辿り着くまでは過酷な旅が続いたということなのかもしれません。
しかし、マルはなぜここで突然宇宙を目指すという発想に至れたのか、今回の話の中でもデスクンテ族との戦争のシーンを語るシーンで描かれた姿は、どこか日本の仁王像を連想させるものでしたし、やはり過去にも地球との繋がりがあり、それを何らかの機会に知っていたなんてこともあるのかもしれません。
ひとまずシムリア人が星を離れた理由までは語られましたが、まだここから地球に来るまでのお話が続くのかもしれません。


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