野原ひろし 昼メシの流儀
2025年秋より放送開始、クレヨンしんちゃんのスピンオフ漫画『野原ひろし 昼メシの流儀』のアニメ化作品の感想記事です。アニメのネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方はご注意してください。
トンテキの流儀/アメリカ風中華料理の流儀
トンテキの流儀
今回は三重県に出張とのことで、先日の大阪出張のように丸々三重のエピソードなのかと思って見始めましたが三重県のお話となったのは前半のみ。
三重と言えば伊賀忍者ということで、冒頭から何やら怪しい忍者屋敷に招待されるひろし。しかし、冒頭から一切料理の気配がなくに忍者に話が繋がっていき、果たしてここから昼飯にどうつながっていくのか?と疑問が生じるも、何やら食事処はあることが語られる。
ぐだぐだで不安になる忍者ショーを乗り越え、ひろしがたどり着いた食事処で選んだのはトンテキ。あまり三重にトンテキというイメージはなかったのですが、結構有名なんですね。しかし、肝心のトンテキの映像自体はすごくおいしそうでしたが、まさかの食事中に忍者ショースタートということもあり、トンテキの部分は本当におまけな感じもするお話でした。
しかし、実際に始まった忍者ショー、刀捌き自体は綺麗で、バク転まで交わす、手裏剣の部屋であれだけ厳しく言ってきただけあり手裏剣の腕はバツグンだったりと、それまでのグダグダっぷりが嘘のようなまともさにちょっと笑ってしまう。オチについては、分身した時点で何となくそうなのかなと思ってしまいましたが、あの規模のお店を1回500円で5人で回して果たしてやっていけるのかとかちょっとよけないことも思ってしまいました。
今回の話改めて考えてみると、料理担当の方は、衣装をあの場で着替えていたことを考えると、ショー前半のアクションや手裏剣を決めていた人なのではないかと思いいたる。そうなると、あの人だけがまともなショーができており、他は皆グダグダだったとも考えられ、本当に別でレストランを開いた方がいいのではないかとか思ってしまいました。
アメリカ風中華料理の流儀
パンケーキ会で川口との悪ノリを見られ、その後のひろしとの関係がちょっと不安に思えていた高桐君とのエピソードが今回の後半のお話でした。
昼飯を食べるところを探すパートから始まったので、以前の回でランチ巡りをしていたことが明かされた高桐君がお店を紹介するのかと思いきや、向かったのはデパートのフードコート。フードコートと言えば多種多様なお店ということで、ひろしが何を食べるか迷うお話なのかと思いきや、アメリカドラマで刑事が食べているイメージの強いアメリカ風中華料理を食べるお話でした。
自分の住んでいる範囲だと、フードコートに置かれているイメージはないあのアメリカ風中華料理ですが、いざ映像で紹介されるとちょっと食べてみたくなってくる。オレンジチキンなんかは、その名の通りたれにオレンジが入れてあったりするのでしょうか、少し気になります。
そんな今回の、高桐君とひろし二人でのランチ。以前は、ちょっと距離ができてしまったような雰囲気もあった高桐君ですが、ひろしの妄想に乗ってきてくれるなど意外な面を見せてきて、その距離が縮まっていくお話といった感じでした。ひろしに関しては、ある意味いつも通りながらもあそこまで妄想を広げられるなとちょっと感心してしまうほどの話の広げっぷりでしたが、それにきっちりついていく高桐君。
なんだかんだひろしに話を合わせてくれた、ということなのかなとも思っていましたが、最後のSNSで絵文字までつけるあたり、本気でひろしとの会話を楽しんでいたようでよかったです。


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