第3章 私たちのギルド 感想
2025年11月18日にステラソラで実装されたメインストーリー第3章『私たちのギルド』の感想・考察記事です。
序章部分については長くなったので以下の記事で別で感想を書いています。
この記事には、3章『私たちのギルド』のネタバレも含まれますのでご注意ください。
三大依頼とナツカの謎
メインストーリー第三章『私たちのギルド』では、花咲旅団を中心としたお話が展開されました。ストーリー追加と共に実装された『フユカ』、既に実装済みの『ナズナ』をメインの登場人物とし、フィーリエを悩ませる三大依頼に絡んだお話が描かれることになりました。
今回の話で一番気になった部分は『ナツカ』の謎。フィーリエの星ノ塔に向かう道に強力な3体の魔物が出現、それに対してアグリ・ユニオンが1体5億ドーラという賞金をかけたという三大依頼。
最初は、花咲旅団として、ナズナ、カエデ、ナツカの3人が100人の討伐隊の一員として向かうも、討伐隊は全滅してしまったとのこと。そこまでなら、単に三体の魔物が強すぎただけとすればいいお話なのですが、なぜかその討伐のしんがりにあたったナツカが、その失敗後花咲旅団から離れてしまったとのこと。しかも、ナツカは花咲旅団を見限ったというわけでもなく、何やら事情があることも伺える。
どちらかといえば、ナズナたちを危険から遠ざけるための行動のように思え、最初この展開を見た時には、アグリ・ユニオンが絡んでいるのかもと思ってしまいました。
怪しいアグリ・ユニオン

それはなぜかというと、そもそも現在のお話本編でアグリ・ユニオンにちょっと怪しい部分があるから。アグリ・ユニオンはフィーリエで活動するカンパニーですが、そもそも魔王たちがフィーリエに来るきっかけの一つは、アムールでフィキンがフィーリエと呟いていたということがあります。また、1章の9『1時間戦争』で姿を見せた際には、何やら計画が動いておりそれが成功すればノヴァの全経済を支配できるという会話をしていました。
また、元々その地域の巡遊者の手助けをしていた地理協会のフィーリエ支部を失敗の責任を負わせて追い出していたという点も少し疑問。これに関しては、元から他のカンパニーがフィーリエで活動をするのが邪魔だったため、この機会に追い出したとも考えられます。ただ、星ノ塔が利用できなくなるというのはフィーリエからしたら非常にまずい状況で、その問題の排除のための協力ではなく、追い出しを優先したというあたりに何か怪しさを感じる。
ここまでの話から考えると、フィーリエでのお話はアグリ・ユニオンの計画が話の中心に来ることは予想でき、今回の話もアグリ・ユニオンが何か仕掛けているのではと思わせるものでした。
そこにナツカの様子がおかしいという話を合わせて考えると、アグリ・ユニオンが行っている研究が人を操るものでその力のテストを今回の三大依頼の任務で行っているのかななどと予想。ただ、3章のメインストーリーの話を見ただけでも、どうやらその予想は間違っていたことがわかりました。
ただ、それはそれとしてアグリ・ユニオン自体に怪しさは残っており、ナツカには関係なくとも、突然三体の協力生ものが出現したという異常事態の方が、アグリ・ユニオンの計画に何か絡んでいるということはあるのかも。地理協会を追い出し、1体5億という多額の賞金を懸けたというのも、他のカンパニーに知られるとまずいが故なんてこともありそうです。
色々と謎ばかりなアグリ・ユニオンですが、フィーリエ到着後の話の中心になることは間違いなさそう。彼女らの立てている計画が、この三大依頼に絡んでいるのか、はたまた、一切関係ないのか、気になるところです。
ナズナとナツカ
そんな今回の話、ナズナとナツカとの関係が話の軸にありましたが、二人の別れが2カ月前の話だったというのはちょっと意外。地理協会の廃れた支部にナズナが住んでいるという話は事前に知っていたので、てっきり別れたのはもっと前なのだとばかり思っていました。また、フウカの方もまだ入って1月ほどの新人とのことで、思ったよりも色々なことが最近のお話だったようです。
色々と謎めいた雰囲気を見せているナツカでしたが、いざナズナと接してみるとなじみ深そうな軽口の応酬に加え、戦いの際の連携はばっちりと、本心からナズナを遠ざけたいと思っているわけではないことがありありとわかる。
ただ、それでも何やら近くにいられない事情があるようしたが、今回のラストでその理由は三大依頼の最後の一体『未練の禍実』にあることが明かされる。詳細は不明ですが、100人での討伐隊から撤退する際に、最後共に戦った今の討伐隊の副隊長と共に何か化に巻き込まれたようです。
更に、ナツカたちは、アレと呼ばれる何かを探しているとのことで、それは今回倒した破砕の牙からは見つからず。残りは未練の禍実のみとなり、未練の禍実が持っているアレがその鍵。二人で決着を付けなければいけない、という点は非常に気になる所でしたが、第3章ではそこまで明かされず。未練の禍実と決着をつけるだろう第4章にて明かされることになりそうです。
ナツカが事情すら説明することすらできない点は、話すことで問題が起きるのか、事情を知ればナズナたちは協力するだろうと予想しているからなのか。また、今回破砕の牙との戦いは緊急事態とはいえ素直に協力していたのを見るに、幻でナズナを傷つけしまう事を恐れているからなんてこともあるのかも。ただ、それでは二人で責任をという流れもよくわからず、やはり4章にて明かされるのを待つことになりそうです。
フユカと魔王
引っ込み思案だけど一人で星ノ塔を巡るほどの力を持つフユカに以下に自身を持たせるかというのがもう一つの話の軸なり、今回の魔王はセレナの依頼の元フユカの自信をつけるべく奔走することになりました。
彼女が後ろ向きになった理由は、元々の性格がそっち寄りだったということもあるのでしょうが、それに加え新人デビューの際に悪い巡遊者達のグループに騙されてしまったというもの。相手が騙してきていたとはいえ、最初の戦いで味方を傷つけてしまったという経験がトラウマとなり、味方と協力して戦う際に問題が起きていたようです。
そして、そんな今回の分岐シナリオは、フユカに自身を付けさせるために何をするかというもの。その選択肢、私は最初にショック療法を選びバッドエンドに直行。これまでのバッドエンドは、何やら後味の悪いものが続いていたため、今回の魔物の姿に扮してフユカを驚かせるという流れは、驚いた勢いでナズナや魔王を傷つけてしまい余計悪化…なんて展開になるのではと冷や冷やしてしまう。しかし、最終的に魔王が死ぬだけでフユカの問題はきっちり解決と、バッドエンドながらもかなり明るいもの。そして、死んでしまった魔王の方も、なんだかんだやり直しにすっかり慣れていてちょっと笑ってしまいました。
そんな今回のお話、結局のところ、フユカの問題は、自分に自身がない点だけだったようで、魔王の魂の契約を偽ることでその自信を取り戻させ解決。ただ、セレナがフユカに魂の契約を伝えたあたりの話は、その責任を人任せにして願いを叶えようとするというもので、魔王が夢で見た少女が語っていた話と被る部分があったのはちょっと気になる所でした。
そんな中訪れる、破砕の牙との本番の戦い。今回巻き込まれたミスティがほぼ部外者にもかかわらず、大活躍していた気がしましたが、その決着はフユカが一撃で撃破とバットエンドの時と被る部分があったのにもちょっと笑ってしまいました。
今回はあくまでフユカと魔王の師弟契約を結んだだけで、魂の契約はなしで終わったフユカ達とのお話でしたが、まだ三大依頼と決着がついたわけではなく、この後のお話にて契約を結ぶことになるのかなと思わせる者でした。
セレナ=アンジュ?

そして、今回のメインストーリーでは、ベスティナから紹介された情報屋『セレナ』が登場しました。
何やらアモールで起きた魔王とオーロラたちの戦いや、魔王プロトコルカンパニーの魂の取引の件を知っていたりと色々と謎が多い人物。ただ、セレナはベスティナが魔王たちに教えてきた人ということで、彼女から情報を得ていたということなのかもしれません。

ベスティナとの絡みがあることで、恩恵意思に所属していることは確定。更に、これまでの話の恩恵意思の絡むお話では、そのトップには心相四角と呼ばれる4人がいることが判明。更にその中のアンジュと呼ばれる人物が何やら緊急の事態で欠席したということも語られており、心相四角のアンジュが、セレナなのかなという気がします。

大討伐の報酬のロスレコ『清浄なる祈り』には、おそらくアンジュらしき女性の姿も映っており、胸元の装飾はセレナのものとよく似ていることからも、おそらくセレナ=アンジュなのではないかと予想できます。
花咲旅団の復活に協力するよう魔王に頼んだアンジュですが、フユカには魂の取引を魔王とするよう勧めているあたり、魔王の魂集めをサポートしようとしているようにも見える。
そもそも、魔王のケータイや恩恵の印章は恩恵意思の金庫の最初の預かりものだったという話もある為、恩恵意思と魔王の記憶には深い関係があることは明らか。
そうなると、彼女の目的は魔王にとっても重要なものであることは間違いなさそうで、その目的は何なのか、この先いつその正体を明かすのか、等々気になるところです。
※このページの画像は、『ステラソラ』ゲーム内の画像より引用しております。 © Yostar, Inc. All rights reserved.



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