2025年2月2日より放送開始したプリキュアシリーズの22作目、アイドルを題材とした歌とダンスが魅力の作品『キミとアイドルプリキュア』41話『心キュンキュン守ります!』の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
41話『心キュンキュン守ります!』
アイドルプリキュア研究会廃止?
アイドルプリキュア研究会の廃止という妙にピンポイントな訴えを持つ生徒会長候補『甲斐ちよ』が登場し、こころちゃんがそれに対抗して生徒会長を目指すというお話。プリキュア研究会の廃止を訴える生徒会長候補に対抗して、翌日には生徒会長に立候補というスピード感のある行動力は実に彼女らしいものでした。
とはいえ、ちよちゃんの語るアイドルプリキュア研究会の廃止は実績がない故という話も、そういわれてしまうとしょうがない物。こころちゃんも、自分たちの活動を見せ納得してもらおうとしていましたが、それでもなお目に見える結果がないというのは事実で、説得するのは厳しそうでした。
ちょっと余談ですが、この同好会のシーン、ちゃっかり自分たちのオフショットを集めて冊子を作っていたりと割とプリキュアという立場をうまく使ってファン活動をしているこころちゃんに少し笑ってしまいました。
生徒会長を目指すうえで
生徒会長を目指すというのは個人のやりたい事を叶えたいというだけでやっていけるのか?と予告の時点から疑問を感じていましたが、今回きちんとそのあたりに触れるお話となっていたのがよかったです。
ちよちゃんは、生徒会長としての理想をきちんと持ったキャラクターであるが故に、それに向かい合う形になったこころちゃん。傘を一つしか持っていないにもかかわらず、対立候補でもあるこころちゃんにその傘を渡し、自分はカバンで雨をよけて帰るというのもその彼女の生徒会長を目指すうえでの志が感じられるようでした。
生徒会選挙の最中にチョッキリーヌがやってきて、こころちゃんの人気の高さから感じる不安からダークランダーを召喚。そこまではいいのですが、プリキュアたちが対処を終えると、何事もなく選挙が再開していて少し笑ってしまう。
最終的には、こころちゃんはちよちゃんを生徒会長にふさわしいと考え応援する形で終了。結局選挙を乱しただけになったお話ではありましたが、こころちゃんが納得してちよちゃんを生徒会長として認めたという部分に意味がありそうです。
廃止されてもアイドルプリキュア研究会2を立ち上げようとしていたこころちゃんにちょっと笑ってしまうも、生徒会長となったちよちゃんは、こころちゃんの行動により応援されることの価値を知ったことでアイドルプリキュア研究会の廃止を中止する。更には、彼女もキュンキュンのファンだったということも明かされる。今回キュンキュンに救われた故に、彼女のファンになったのか、はたまた、元々ファンだったのかは定かではありませんが、何やら皆楽しそうな終わり方でよかったです。
チョッキリーヌとの決着も近い?
今回チョッキリーヌに関しても印象に残る展開が多いお話でした。ザックリン、チョッキリンの二人が元気でやっていたことを少し寂しそうに見ていた彼女でしたが、ジョギとの会話ではどちらがダークイーネ様に選ばれるのかという点を悩んでいることが伺える。今回の退場シーンでは、何やら意味深な表情を見せていたのも、ダークイーネ様に本当に自分が選ばれるのか?という疑問を生徒会長の選挙という誰かを選ばれる場に重ねていたということなのかも。
次回は、ジョギとカイトさんのお話ということを考えると、意外とジョギサイドの方が先に決着がついてしまうなんてこともありそうではありますが、そもそもダークイーネに絡むお話は、そもそもダークイーネ自体が姿を見せていないこともあり、まだまだ先が見えない感じ。
今回のお話は、チョッキリーヌとの決着が近づいてきたようにも見えるお話ではありましたが、果たして今後彼女がどうなるのか気になるところです。


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