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アニメ 野原ひろし 昼メシの流儀 最終回 12話 感想 お好み焼きの流儀/カツ丼の流儀

野原ひろし昼飯の流儀12話お好み焼きの流儀/カツ丼の流儀感想 アニメ
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野原ひろし 昼メシの流儀

2025年秋より放送開始、クレヨンしんちゃんのスピンオフ漫画『野原ひろし 昼メシの流儀』のアニメ化作品の感想記事です。アニメのネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方はご注意してください。

お好み焼きの流儀/カツ丼の流儀

お好み焼きの流儀

前回のランチでつい怒ってしまった川口が会社に来なくなってしまった、というところから始まったお話。本作も終盤ということもあってか、前回から続くちょっとした長編エピソードの締めといった感じのお話。

昼前になっても会社に姿を見せない川口を心配して、探しに向かうひろしが見たのは、人材派遣会社などを巡る川口の姿。てっきり、会社を辞めてしまうのかと思ったひろしが、川口のお好み焼きランチに偶然を装って近づき、話を聞くという内容。

スタンダードな豚玉を作るひろしに対して、川口が作るのはコーン玉に、スナックラーメン入りとなかなか味の想像がしにくいもの。しかし、そんなオリジナリティにあふれながらも、丁寧に美味しく仕上げられるという川口の良さを示すことで、前回から続く川口との不和を解消する展開となっていました。

メールが未送信のままだったというちょっとしたやらかしこそありましたが、川口には川口の良さがあるという点をランチのお好み焼きづくりの流れからつなげていく展開だったり、川口自身も昨日の言葉を受けて奮起していたが故とわかる流れはなかなか爽やかでした。

正直、これまでのエピソードランチに登場すると色々と問題ばかり起こしてきた印象が強い川口でしたが、最終回で前向きな姿を見せてくれたのが良かったです。

カツ丼の流儀

いよいよ最終回最後のエピソードは、カツ丼の流儀となっており、原作1話のエピソードとの事。川口周りのエピソードが前半で終わり、最後のエピソードはひろし一人でのランチのお話とある意味原点に帰るようなお話となっており良い感じでした。

古くからやっていそうな蕎麦屋で出されるかつ丼。味はばっちりながらも、お店側からのちょっとした心遣いで100円のおまけとは思えないボリュームの蕎麦が出てくる流れは、なかなかの量でちょっと笑ってしまう。

かつ丼と合わせて食べるにはなかなかの量となったランチを、それでもきっちり食べ切るひろし。妙な人物が出てくるわけでもなく、料理も珍しいものではないかつ丼で、日常のランチに起きたちょっとした出来事といった感じがよく出ており、タイトルの昼飯の流儀もきっちりと回収され、最終回らしさも感じさせるお話でした。

ラストには、家に帰るシーンが挟まりサプライズで、野原一家の面々の声が挟まるのもスピンオフ作品の最後にふさわしい演出。終盤が近づくにつれて、ゲストで原作の声が出ていた事もあり、最後にやってくれるかな?と思っていた部分もあったので、その期待に応えてくれる展開でなかなか気持ちよい最終回でよかったです。

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又三郎

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