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仮面ライダーゼッツ 15話 感想『Case15 照らす』

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2024年9月8日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第7作目の作品『仮面ライダーゼッツ』15話『Case15 照らす』の感想・考察記事です。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

Case15 照らす

募るCODEへの不信感

今回のエピソードは、小鷹と莫とのひとまずの決着をつけると同時に、莫からCODEに対する不信感の高まりを描くお話ともなっていました。

莫のCODEとは何なのか?という問いかけに対するゼロの答えは、エージェントとは白黒では割り切れないグレーな仕事とのこと。ぼかした回答ながらも、後ろ暗いこともやっていると自ら語っているようにも思える。

ただ、ノクスが何者なのか?という問いかけに対しては、かつてコードナンバー4だったことをはっきりと答え、その事実に動揺する莫に対して、惑わされるなと声をかける。

理想とは一致しない現実のエージェントの姿に莫は不信感を覚えたようで、CODEに課せられたミッションではなく、自らのミッションをこなし、ノクスの排除ではなく、ノクスの中のナイトメアの排除に向けて動くきっかけとなりました。

今回はエージェント時代のノクスがピンチの際に救援を送らずノクスが離脱するきっかけとなったようにも見えるエピソードを描かれたこともあり、何やら怪しい面が際立ってきたゼロ。ただ、ノクスがナイトメアを利用してたという件はゼロが正しく、莫を利用するだけならばここまで色々と怪しませる言動をそもそもしないのではないかという気がする。白黒では割り切れないというのは、自らの行いに対する後悔を示しているように思え、ナンバー4の指輪を今も持っているのも、そこに割り切れない思いがあるからととることも出来そうです。

次回予告では、君は組織の裏切りだと莫に語りかけているシーンもありましたが、それがそのままの意味なのか、何か言葉が続くのか気になるところです。

現実へ戻る小鷹

これまでも莫に対する戦い方の中に甘さが見えたノクスですが、やはり本気で莫を倒すつもりはなかったようで、あくまでCODEの打倒が目標で利用されているエージェントには罪はないと考えて動いていたようです。

そして、それに対する莫はCODEの任務であるノクスの排除を選ばず、小鷹の中の悪夢の排除を選んだ莫。あくまで悪夢の退治こそが自らのミッションであると動き、ナイトメアが排除されたことでノクスは現実へと戻ることになりました。

現実の小鷹はコテージで眠っていたようですが、点滴を受けていたりと、目を覚まさない間もきっちりとその体を管理されている風にも見え、小鷹以外の協力者の存在が伺えるものでした。今回のラスト、ザ・レディと呼ばれる存在と会話していたのを見るに、彼女が現実の小鷹の体の保護も行っていたということなのかも。

また、ラストシーンでの会話は、ナイトメアの蝶が飛び交う花園の側で行われていましたが、赤い月が見えていたところから考えると、あれもまた誰かの夢の中という可能性が高そうです。

これまでノクスがナイトメアを利用してきたのも、彼女らの協力があったからということは推測できますが、これまでの話から考えると彼女らはCODEの被害者でありながらも、その復讐の為なら手段は択ばないといった感じにも見えてきます。そうなると、ノクスはCODEへの復讐心を利用され、何かよからぬ計画に力を貸しているように見えますが、結局、CODEではなくなっただけで、利用されていることに変わりはないように思えます。果たして小鷹自身は何を目指しているのかが気になるところです。

何やら怪し気に登場した、ザ・レディの話ぶりから考えると、彼女の目的は夢と現実の境界を壊すところにある様子。果たしてそのためにナイトメアをどう利用しようとしているのか、色々と気になる展開となってきました。

仮面ライダーゼッツ 変身ベルト DXゼッツドライバー

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又三郎

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