2025年1月5日に配信、週刊少年ジャンプ2026年6・7合併号で掲載されたONE PIECE(ワンピース)最新第1170話『裏腹』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
第1170話 裏腹 感想
ロキとハラルド
昨年のラスト、伝説の悪魔の実を食べに扉を開いたロキに対してラグニルが襲い掛かるという展開で終わりましたが、2026年初回となった今回はいよいよロキが悪魔の実を食べるところまで話が進む。
これまでエルバフの伝説の悪魔の実は、これまで誰にも食べられることなく何百年も隠されていたようですが、鉄雷自身が伝説の悪魔の実を守っていたが故に、食べれなかったというのが事実だったようです。
ロキはそんな鉄雷に対して、自らのハンマーに覇気を込めた一撃を加え、その正体を見破ることに成功。何やらかわいらしいリスが出てきたのには驚きましたが、鉄雷は、ゾオン系、リスをモデルにした悪魔の実の力を宿したハンマーという可能性が一番高そう。鉄雷はそのままロキを主と認めたようで、ロキは伝説の悪魔の実を手に入れることに成功。守られていた宝箱は、巨人サイズのもののように思えましたが、中に入っている悪魔の実はちゃんと人間サイズでちょっと笑ってしまう。
今回のラストでは、悪魔の実の力と、鉄雷を合わせてハラルドを止めることに成功。ロキの攻撃を受け、最後にきちんと支配されていない意識を取り戻し会話ができたという救いはありましたが、それでもロキが父の命までも奪う事になってしまったようです。このシーンでは、小さく差し込まれたシャンクスの悔しそうな姿も印象的。
今回のハラルドは、イム様の契約による影響を、自分を神とでも思い始めるという言葉を残していました。この言葉から考えると、神の騎士団のメンバーの傲慢さも、イム様との契約による影響を受けているなんてこともあるのかもしれません。
そんな今回の事件、ロキが暴走した父親を止めるためにとどめを刺したというのが真実でしたが、この後のロキは自らが王を殺したという罪を受け入れ、捕まることを選んでいる。果たしてこの後何があったのかは気になるところですが、父親の名誉に傷をつけさせないために、全てを隠して自らが犠牲になるということを選んでいたということなのかも。そうなると、この事実を聞いたうえで、ハイルディンが何を思うのか、というのも今後気になる所になりました。
鉄雷
鉄雷がリスであることが明らかになった今回のお話ですが、まず気になったのは、鉄雷はロキの何を認めて伝説の悪魔の実を託したのか、ということ。
ロキの覇気をまとわせた攻撃を受け、鉄雷にダメージを与えたが故に主として認めた、という風に見えますが、それだけであるなら、ロックスとまともに打ち合えるハラルドでも可能だった気がする。ただ、イム様から力を授かったハラルドは、今の力があればと語っているのを見るに、不死身の力抜きのハラルドでは、それはできないようにも見えます。単にこの時点でロキの方が力が上だったのか、あるいは、ハラルドはその実力がありながらも、挑戦する必要がなかっただけ、なんてことはあるのかもしれません。
もう一点気になるのは、仮にハラルドがリスの悪魔の実となると、鉄雷自身が本当に雷を起こす力を持っていたのか?という点も少し疑問が生じる。
エルバフが北欧神話をモチーフにした国であることを考えると、このリスはラタトスクをモチーフにしていそうです。ただ、ラタトスク自身には雷にまつわる話はないようで、仮に幻獣種:ラタトスクをモチーフにしたリスリスの実の力を宿した武器だとしても、鉄雷が雷の力を持っているとは思いにくい。
他の可能性としては、そもそもリスの方が主体で、雷を扱える伝説の武器の力を持った悪魔の実を食べたという方向も考えらなくはなさそう。ただ、幻獣種があるゾオン系と違って特別な力を宿した武器の悪魔の実という話はこれまでありませんでしたし、これが正しいのかはちょっと疑問が生じます。
もう一つの可能性としては、そもそも鉄雷には雷を操る力はないのではないか?というもの。鉄雷が守っていた悪魔の実の方に雷の力が宿っていたが、この悪魔の実の能力者と鉄雷は常に一緒にいたが故に、鉄雷の方にそんな伝説が残っているなんて可能性もありそうです。
ただ、鉄雷はロキが悪魔の実を食べた際に非常に喜んでいたのを見るに、元々の伝説の悪魔の実の能力者と深い関係にあったのは間違いなさそう。このあたりの過去も、何やら重要な要素となってきそうです。
伝説の悪魔の実
鉄雷と絡めて気になるのは、ロキが食べた伝説の悪魔の実が何の能力を持っているのかという点。
今回はっきりとその力・素姿が明らかになることはありませんでしたが、食べた後にロキの体を大きく変化させていることはわかる。更に、その後のハラルドの頭を掴むシーンでは、獣っぽいシルエットを見せており、その手の形状は、ドラゴンを思わせるもの。このあたりから考えると、単なる動物ではなく幻獣種のゾオン系の悪魔の実のようです。
悪魔の実の力について、北欧神話のエピソードと絡めるなら、ニーズヘッグが竜っぽさ、木の根に縛られていたロキの立ち位置などと重なるようにも思える。ただ、姿もはっきりとせず、能力も定かではない故に今回だけでは何とも言い難いです。
また、仮に雷の力の源がこの悪魔の実だとするなら、麒麟だとかちょっと違う方向の動物なんてこともありそうですが、そもそも麒麟についてはちょうどキリンガム聖が能力者として既に登場済み。また、北欧神話に絡めて雷神とされるトールのヒトヒトの実なんてこともあるのかなと思いましたが、変身後の姿は明らかに人間ベースというわけではなさそうでそちらも違う様子。
次回当たり、この悪魔の実の正体も明らかになりそうですが、気になる所で来週はジャンプがお休み。次の話は再来週となるようです。


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