2025年2月2日より放送開始したプリキュアシリーズの22作目、アイドルを題材とした歌とダンスが魅力の作品『キミとアイドルプリキュア』最終回 49話『キミと一緒に! キラッキランラン♪』の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
最終回 49話『キミと一緒に! キラッキランラン♪』
最終決戦
いよいよキミとアイドルプリキュア!最終回、ダークイーネとの最後の決戦のお話がスタート。開幕からアイドル以外のメンバーが既に全員やられているというなかなか衝撃的な開幕。そこに感じた絶望を元に、うたちゃんまでも闇に囚われそうになるも打ち破り、皆の応援の元ダークイーネとの決着をつけることになりました。
うたちゃんの復活のシーン、自らの心の闇を払うのは、誰かが力を貸してくれたわけではなく、それまでの仲間との思い出を胸にした自らの力だったというのはなかなか印象的。自分が最初に前に踏み出し、むしろ、皆に声をかけていくというのは、天性のアイドルを感じる部分で、このあたりは1話から一貫したうたちゃんの描写だったようにも思えます。
ラストは、ちょっと切ない終わりかと思いきや、最後に皆の未来、その後の成長した姿が描かれていたのは面白いところ。結果的に本当に未来でアイドルになったのは、うたちゃんだけでした。しかし、これまでのこころちゃん、ななちゃんの描写を見ていると、それぞれ違う道を選ぶというのも割と納得できるもの。最初から、スプーン片手に一人歌っていたうたちゃんだからこそ最後にアイドルになったというのもきちんとそれぞれの道でうたちゃんとのかかわり続けている描写があったのもよかったです。
冒頭既にやられている仲間たち、そこからのダークイーネとの決着に加え、その後のエピローグに、カイトさんとのお別れ、そして、プリルン達とのお別れから、即未来のエピソードで再会と最終回に色々と詰め込んだせいでかなり忙しい最終回という感じもありました、最後に気持ちよく終わってくれてよかったです。
アイドルアニメとして
アイドルものの作品と言うと、そこに向けた努力や、苦労、下積みのスポコン的なノリを想像してしまう事が多く、本作もそういう部分が描かれるのかなと放送前は思っていました。ただ、実際にはそんな部分はほとんど描かれることなく、良くも悪くもとんとん拍子でアイドルとしての活動は進んでいく作品でした。
私が視聴前に求めていたものから考えると、少し物足りなく感じる面も確かにありましたが、本作のテーマがそもそも皆の憧れのアイドル、キラキラとした輝きで、暗い気持ちを払ってくれるもの、を描こうとしている考えればそれもまたアイドルの大事な面ということなのは間違いない。
本作の最後の敵となったダークイーネに関しては、正直もっといろいろと深堀されるものだとばかり思っていましたが、終盤でもキラキランドとの関係が深堀されるということもなく、全体的にあっさりとした存在といった印象で終わりました。人々の心の闇を糧にしつつも、その闇を直に受け取る存在であったダークイーネでしたが、最後にはアイドルにより少しだけ考えを変えることになる。
つまるところ、彼女も人間から送られてくる闇にうんざりしていたからこそ静かな世界を目指していた。そんな中でアイドルに触れて心安らげる瞬間を見つけられた、と捉えればある意味本作のキラキラしたアイドルが、人の心の闇を晴らしてくれる、という流れの最後の敵としてはふさわしい存在だったのかもしれません。
終盤忙しすぎたり、自分が思った作品とは少し違う毛色ではありましたが、なんだかんだ1年間楽しめる作品でよかったです。
名探偵プリキュア
今回のエピローグで以前のエピソードで見せていた、妹であるはもりちゃんが名探偵はもりんとして姿を見せた瞬間に、あーっとなりましたが、やはりそこで次回作『名探偵プリキュア』へのバトンタッチが行われることになりました。
今回は、荷物から彼女らが何をしようとしているのか、という推理を見せてくれており、どことなくシャーロックホームズの洞察力を見せる描写的なニュアンスを感じる顔見せとなりました。名探偵プリキュアの中で、ミステリー要素がどの程度重要となるのかはまだわかりませんが、今回のようなちょっとした事件の解決が毎話話の肝になっていくのかもしれません。
今週、最終回、来週から新作1話と相変わらず忙しいシリーズですが、いよいよ来週からスタート。主人公はなぜか2027年の未来から1999年の過去へと飛ぶとのことで、そのあたりのタイムスリップ要素も気になる本作、来週の1話放送を楽しみに待ちたいところです。


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