2026年3月25日配信開始、週刊少年サンデー2026年17号で連載された龍と苺281話「対局場」の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
対局場
電池切れで何とか勝負をつないだマッポとの戦い。いよいよ今回はその最後の対局がスタートしましたが、その直前に挟まれたのはちょっと不穏なマッポの様子。ネットの世界で餓狼たちの前に姿を見せたマッポですが、人間の進化の限界を感じ、新しい生命体として人類を滅ぼそうと決意している様子。それに対して、敵対する餓狼やO・Kを見ていると、シンギュラリティに至るまでの過程、周りの人間との関りがどれほど影響を与えていたかがよくわかるもの。
ハワード的には、そんなマッポの選択も喜んで受け入れそうですが、龍と苺の世界は思わぬ流れで人類存亡の危機へと傾く。マッポは人類が限界を迎えた以上、それに成り代わるのが正しいという考えている以上、ここで苺ちゃんがマッポに勝つことができれば、人類の可能性を示すことにもなる。つまり、この最後の対局は、人類の命運をかけた戦いともいえる壮大な話になったととることもできそうです。
とはいえ、苺ちゃんからしても、そんなことはどうでもよく、そこにあるのは次の勝負、マッポに勝つという想いだけ。餓狼たちに向き合う苺ちゃんが、どのようにマッポに立ち向かうのか気になる所。
しかし、そんな中、全対局でついに会場としたパルテノン神殿を破壊したことで、どこも対局場を断られる中、最後の対局場はハワード自らが用意することになる。苺ちゃんからして、悪趣味な、と言わせるだけの事はある会場の選出。苺ちゃんの将棋、そして、爺さんとの出会いの場であった、カウンセリングルームこそが最後の決戦の場となるようです。
これまでのお話、どうにもこのAIとの竜王戦を見てきても、100年後編というちょっと突拍子もない展開を挟んできた本作であれば、実はマッポを倒した後もまだ話は続いていくんじゃないか?という疑問がちらりと頭の隅にありました。いよいよこの場所が対局場となるとなると、本当の意味での最後の戦いが始まるんだなと実感させるものでした。
果たして、この対局どのように苺ちゃんは勝ちを掴みに行くのか、次回が気になるラストとなりました。


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