魔法の姉妹 ルルットリリィ
2026年春アニメ、スタジオぴえろ制作の『魔法の姉妹 ルルットリリィ』の感想記事です。感想にはネタバレ等含まれますのでご注意ください。
1話 感想 星をつかんだ日
風と流、二人の姉妹を主人公として、魔法の力を貰った二人の1年間を描く作品。スタジオぴえろ制作の、魔法少女シリーズの流れをくむ作品とのことで、話題になっていましたが、まさに令和に改めて魔法少女を再び作り上げたような、優しい作品でした。
今回メインとなった主人公である風は、小学生の女の子。まさに天真爛漫といった感じがあふれていましたが、その心の奥には一つの悩みもあり。それは、姉である流や、兄貴分的な存在なしょうちゃんが、自分と遊んでくれなくなった事。単に遊んでくれなくて寂しい、というだけでなく、何やら大人になっていく二人とどんどん距離が離れて行ってしまう、歳が近い姉妹だからこその避けては通れない悩みが、彼女を悩ませているようです。
そんな彼女が授業中に見つけたのは、ピンク色の宇宙船。他のクラスメイトには見えない、彼女だけが見ることができた宇宙船。やがて、それを追いかける中自転車で落下しそうになったところを、宇宙船に拾われ魔法の力を貰う事になる。
非常に懐かしい感じの王道な展開をなぞって魔法の力を貰った彼女が行った初めての魔法は、空に花火を取場う物。どこか最近元気のない姉に届いてほしいという想いがそこに込められているようで、風の優しさが良く出ているもの。
そんな風の魔法少女としての姿、大人になっているという点を抜いても、何となくかつて流が歌っていた頃の姉らしさが反映されているようにも思える。風の理想の姿は、かつて自分の前で歌ってくれていた姉そのもの、ということなのかもしれません。
そんな風、魔法を使う上での約束は、周りに魔法の事は伝えず、1年間の期限があるというもの。この魔法を使って、風はここから何をしていくのか、そして、大人へと変わっていく姉たちに何を思うのか。ここからアイドルとしての活動を行っていくようですが、二人とも互いに魔法の事を秘密にしたまま、正体が秘密のままで違う関係を結んでいくことになる様子。
そんな本作を見ていてちょっと余談なのですが、優しい世界の中でなぜか少し怖さを感じてしまう部分もありました。自転車での落下シーンや、夏の暑さという要素、姉の病気の描写などのシーンを見ていると、実はこの話は風が暑さで見てしまった幻覚なのではないかなどと、不穏かつ余計な想像が頭によぎってしまう。なまじ世界が優しすぎるが故に、うっすらととした怖さを敏感に感じ取ってしまったのかもしれません。
色々と書きましたが、1話は、あくまでお話の始まりといった感じで、まだまだどうなるかわからないというのが感想。風が魔法と共に過ごす1年間、何が起きるのか、その影響で風がどのように変わっていくのか、その辺い気を向けながら見ていきたいところです。


コメント