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アニメ 小市民シリーズ 第2期 13話『とまどう春』秋期限定栗きんとん事件 感想

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小市民シリーズ13話「とまどう春」感想 アニメ
アニメアニメ感想文感想文
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2025年春より放送開始の作品、米澤穂信による『小市民シリーズ』を原作とし、監督:神戸 守によるアニメ化作品『小市民シリーズ』 13話『とまどう春』の原作未読での感想文となります。アニメのネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

13話『とまどう春』

小佐内さんの行動

今回のエピソードでは、一連の放火事件と、船戸月報でのコラム記事に絡む小佐内さんの行動がある程度明かされることになりました。

新聞部にて火事の記事の掲載に反対している門地君と小佐内連絡を取り合っていることは、前回のラストでわかっていましたが、更に瓜野君と同学年の新聞部員である五日市公也君に対しても何やら働きかけ、そもそもコラムの立ち上げ時点から裏で糸を引いていたのではないかと推理される。

そもそも、このコラム記事の立ち上げは、フリーマーケットの紹介をしたいといった話だったはずですが、そのあたりの話を小佐内さんから持ち掛けられていた、という事なのかも。そもそも、これまでの話を見るに五日市君はそこまで主導的に話を動かそうとするタイプではないように見えたため、あの行動自体に違和感があったというのは確かにそうで、裏で小佐内さんが動いていたというのは正しそうです。

健吾に対しては、依然の誘拐事件に絡む内容は記事にしないでほしい、しかし、それ以外なら記事にしてもいいんじゃないか、といった話を向けることで一連のコラムで火災を取り扱いやすい状況を作っていたとのことで、五日市君に対するコラムを始めようという働きかけと共に、瓜野君に記事を書かせようとしているように見える。

しかし、それに反対する立場の門地君とも親しにげ電話で連絡を取っているあたり、少し違和感もある。本来の目的は、瓜野君に火災にまつわるコラムを書かせてあげることで、あくまで門地君は新聞部内の情報収集のために声をかけていただけなのかもしれません。

また、前回のラスト指導部の新田の転勤の記事を瓜野君に見せたのは、ネタ晴らしの記事ではなく、あくまでここまでの事件のいきさつを語る記事を表に出すためだったのかもしれません。そのあたりについては、今回健吾が懸念していた手法を明らかにすること模倣犯が出現してしまい事件がさらにエスカレートしてしまうという可能性を、小佐内も考えておりその可能性を排除するため、という可能性はありそうです。

そして、今回の小佐内さんと瓜野君の会話を見ているとどうにも彼女は一連の火災の事件はここで終わりにしたいという意図があるよう見える。しかし、むしろこれからが本番という瓜野君はそれに反抗してしまう。キスを防いだレシートを、地面にわざと落とした小佐内さん。あえて瓜野君を見下ろすシチュエーションを作り向ける瓜野君への視線は何やら怖く、もしかすると、瓜野君は小佐内さんの逆鱗に触れてしまったなんてこともあるのかなと思わせるシーンでした。レシートを落とす際にかけた言葉が「思い出にあげるね」だったのも、その意味を深読みしてしまいます。

ただ、そこまでの小佐内さんは、小市民的な瓜野君の彼女になることで、自分自身も小市民になれるのではないかと行動していたように思えるため、瓜野君の彼女としての行動自体は瓜野君のための物だったのではないかと推測できます。

ここまでの話をまとめて考えてみると、今回の小佐内さんは、瓜野君に記事を書かせ実績をあげさせてあげ、彼女として彼氏を立ててあげようといった考えがあったのかなという気がする。その一環として、自身の誘拐事件に関わった車もついでに処分したという感じなのかもしれません。

瓜野君の推理

今回は、ここまで瓜野君がコラムでやっていた火災現場予想の記事に関わる推理もすべて明かされる。

消防車に目を付けていた瓜野君ですが、地道に消防活動を調査することで消防分署の担当する防災範囲のリストを見つけることに成功。そのリストの下から順番に火災が行われていたというのが瓜野君の犯行現場の予測だったようです。

しかし、あくまで犯行現場については分かっていても、その理由や誰が行ったのかという事は当然わからないまま。瓜野君は新聞部の部長としてこの事件の追及を行っていくようです。

今回の瓜野君の推理のベースが明らかになると、彼に対して度々助言をしていた氷谷君が怪しく見えて仕方ない。2件目、3件目の火災記事のスクラップを持ってきたり、1件目のボヤ騒ぎの事件を一緒に聞き取りに行ったりと、火災事件に取り組むきっかけ尾瓜野君に与えたのは氷谷君。また、氷谷君に関しては、更に消防士の兄の件を話にあげることで消防署にまつわる連想を瓜野君に与えていたようにも思える。やはり、どうにも一連の火災予測記事を書かせる流れは、氷谷君が誘導していたように見えてしまいます。

また、この氷谷君の行動は、小佐内さんの意図に沿ったものという風にも見受けられ、氷谷君と小佐内さんの繋がりがどこかにあるのかなどと考えてしまいます。

ただ、氷谷君が瓜野君に火災記事を書かせても、そこに何の得があるのか、という点は謎。単に有名になりたい瓜野君を手助けしたい、なんてシンプルな理由なのか、はたまたほかに何かあるのか。仮に彼が瓜野君を焚きつけているとするなら、その理由も気になります。

小鳩君の行動

小佐内さん誘拐事件の車が燃えたことで、小佐内さんが事件に絡んでいるのではないかと考えた小鳩君が事件の推理へと乗り出す。

健吾とともに小佐内さんならば火をつけるなんてことはありうると考えた際には、相変わらずすごいヒロインだなとちょっと笑ってしまいました。とはいえ、私もいつの間にか小佐内さんが事件に絡んでいるという可能性は自然に考えてしまっていたので、流石小佐内さんとしか言いようがない。

ただ、小佐内さんが火をつけたという考え自体には、何やら疑いの目を向けているところもある様子。確かに、彼女ならこんな直接的に手を下さず、もっと人脈を使ってうまいようにやっている印象はある。

更に小鳩君は既に事件のあらましをつかんだ様子で、「情報操作で片が付く。」との発言を残して次回に続く。次回いよいよ解決編となりそうな雰囲気です。

情報操作というあたりを踏まえて考えてみると、最初の園芸部に絡んだ消防が出動しない程度のボヤ騒ぎはあくまで事故、2件目以降の火災が本番で、氷谷君が火をつけていたのかなという気がする。

彼については、小佐内さんとの関係は今のところ一切不明ですが、今回の火災現場予知のネタ晴らしに対する新聞部の面々を見ていると、瓜野君を誘導しようとしていた彼しかいない気がする。何やら、塾等々大変そうな描写もあったので、ストレス発散なんて理由で火をつけていたなんてこともあるのかもしれません。ただ、それだけだと瓜野君に火事を追わせる理由が不明ですが、火災現場の推理記事に絡めて瓜野君を犯人に仕立て上げようとしているなんてことはありそうではある。

もしかしたら、小佐内さんは氷谷君の考えに気付いており、逆にそれを利用して瓜野君の記事の手助けをしてあげているだけなのかもしれません。小佐内さん的には、氷谷君の行動はそろそろ止めるつもりでしたが、まだ瓜野君が自分で調査を進めると言うが故に、余計な事件が起きそうになっているなんてこともありそうです。

ただ、この考えだとなぜ小佐内さんを攫った車が燃えたのか?という疑問には答えがでず、氷谷君の犯行を誘導していたのが小佐内さんなんて可能性もありそうですし、まだまだ分からないことが多く次回が楽しみです。

小鳩君の彼女

小市民シリーズ1期、1話『羊の着ぐるみ』でポシェットを盗まれた吉口さんが再登場しました。小鳩君は、最初顔を見てもだれかわからず、傍らに備えているポシェットに目を向けた際に思い出した様子。当時彼女と出会ったのは、ポシェットが盗まれた事件の解決のためでしたが、完全に頭に残っているのが事件の方で、被害者である吉口さんはおまけだったようで、流石小鳩君といった感じ。

そして、今回そんな吉口さんから小鳩君に対して、彼女である仲丸十希子さんが、二股どころか三股をかけていることが伝えられる。それを知っても特に表情が動いていない様子の小鳩君でしたが、動揺していたのか、目の前の小佐内さんの事件の方に頭を持っていかれ気にも留めていないのかはちょっと気になる所。

ただ、ここまでの十希子さんを見ていると果たして本当にそんな関係を持っていたのかとちょっと疑ってしまう所もある。自分に興味を持っている革新が得られない小鳩君にブラフをかけるため…なんて可能性もあるのかなと思いましたが、吉口さんに声をかけたのも完全に別件という事もあり、そのあたりは本当の事なのかも。

ただ、小鳩君のこれまでの対応を見ていると、他の相手を作ってしまうというのもわからなくはないのがなかなか悩ましいところ。彼女との関係がどうなるのか、そもそも小鳩君が意外とショックを受けていたりするのか、はたまたそうではないのかと、今回の一連の事件と同様に次回が気になる要素となりました。

配信やVOD情報

秋期限定栗きんとん事件 上

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又三郎

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