2025年2月2日より放送開始したプリキュアシリーズの22作目、アイドルを題材とした歌とダンスが魅力の作品『キミとアイドルプリキュア』11話『Trio Dreams』の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
11話『Trio Dreams』
うたちゃんの夢
今回はうたちゃんの夢にまつわるエピソード。前回CDの発売を開始したこともあり、学内放送にこころちゃんがアイドルプリキュアの曲をリクエストしたことから話が始まる。次回のテーマは夢ということで、うたちゃんが自分の夢に覆いをはせるお話となっていました。
アイドルやカフェ、歌が好き等々、他の二人のダンスやピアノという要素に負けないぐらい積極的に取り組んでいるうたちゃんですが、歌やカフェについては既に当たり前のように身の回りにあり、唯一遠い存在だったアイドルについても、アイドルプリキュアとしての活動を始めているが故に、夢という自信が成し遂げたいものという面で具体的なものを思浮かべることができないというのはなかなか面白いところ。
何かの真面目に取り組むと完全にそこに意識を持っていかれてしまうが故に、半ば暴走気味なうたちゃんの様子が非常にコミカルに描かれていました。何やら体調が悪そうなうたちゃん、夢の事を考えすぎたが故に眠れなくなってしまったのかと思いきや、睡眠自体は即座に落ち夢の中で夢を追いかけるという奇妙な状況に囚われ疲れ切っていた様子。
心を無にして様々な職業のイラストを見せ、心キュンキュンするものを探そうとする流れでは、あらゆる職業にキラッキランラーンと回答を見せる様子にちょっと笑ってしまう。あの将来の夢のイラストはななちゃんが用意したものなのか、ちょっと気になってしまいます。
そんなうたちゃん、今回のエピソードでは、3人で一緒にアイドルプリキュアを続けたいという結論に至っていましたが、まだまだ本作は序盤も序盤。うたちゃんが自分の夢を見つけるまでのお話もこれから描かれることもあるのかもしれません。
チョッキリーヌ出陣
三人のプリキュアを相手にしているのから負けているのだというカッティの発言を聞き、今回はこれまで表に出てくることのなかったチョッキリ団チョッキリーヌが仕掛けてくることに。
3人同時という事で、マックランダーも三体出現。1VS1の状況に持ち込まれると、なかなか苦戦を強いられるプリキュアの面々でしたが、まさかのちゃんと通信機能を持っているインカムのおかげで互いに連絡を取り合う事で逆転へとつながる。
キュアアイドルがみんなと一緒にアイドルをやりたいという夢を見つけたことで、今回三人の力を合わせた必殺技が初披露。いつものライブパートはまさかのED楽曲を活用したものとなっていました。ちょっと余談ですが、マックランダー登場時のオーエスパートはチョッキリーヌ様はなかったのが少し残念でした。
プリルン大好き♡メロロンがやってきた
今回のラストでは、例の桜の木から新たな要請が姿を見せる。以前からその存在は告知されていたメロロンが登場となるようです。
その見た目の雰囲気から、緩いプリルンをたしなめるタイプの真面目な妖精なのかと思っていましたが、メロロンはプリルンの妹とのこと。更には、何やらプリルンの事が大好き、とのことでなかなか予想を裏切るキャラクターとなっているようです。
トラブルをいさめる立場の要請が一人増えるのかと思いきや、むしろ積極的にトラブルを起こしそうな設定。果たして新たな要請が加わり、元から時折暴走気味な本作の展開がどうなっていくのか気になるところです。
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