こちらの記事は、新アニポケ94話の感想記事です。最新話のネタバレになる内容も含まれるので未試聴の方はご注意を。
第94話「ポケモンセンターのお姉さん」
モリーとの再会
今週は冒頭からメガボルテージ編では初となるモリーが登場となりました。実家のポケモンセンターに戻り仕事を手伝っている彼女ですが、ポケモンセンターの中はジョーイさんばかりということもあり、違う姿をしているのはなかなか目立つ。
今回の話では、モリーの母親であるジョーイさんも登場していましたが、大人になったという言葉に少し複雑そうな表情を見せていました。今回、特にそのあたりのエピソードに触れられることはありませんでしたが、今後のモリーのエピソードでなにか触れられるような気もします。
そういえば、モリーが再登場した町はウイロウタウンとのことで、ジョウト地方のポケモン達が多く登場していたこともあり、前回に引き続きジョウト地方でのお話だったようです。そして、モリーはそんなウイロウタウンに実家のポケモンセンターがあるとのことで、どうやらジョウト地方出身という可能性が高そうです。そういえば、ブレイブアサギ号もアサギシティ関連だったことを考えると、ライジングボルテッカーズの面々は、ジョウト地方に関係がある人が多いのかもしれません。
ライジングボルテッカーズ解散時のエピソード
今回は、そんなモリーとの再会が描かれたことで、ライジングボルテッカーズが解散した際のエピソードが語られることになりました。久しぶりに向かいの姿のリコ・ロイ・ドットたちは、ライジングボルテッカーズの解散には反対。しかし、フリードは行方不明となり、ひとまずの旅の目的も果たすことはできたという事で、解散する流れになってしまう。状況的に仕方ないエピソードだったとはいえ、解散時の流れを見ていると新シリーズの1話でリコが前に進めずにいた理由がよくわかるお話となっていました。
今回、リコ達は自分たちが再びライジングボルテッカーズを名乗り始めたことに対して、モリーは反対していましたが、それも大人としては当然の流れ。しかし、それでもなお前に進もうとする子供たちの姿に、モリーもまた心揺らされているのが感じられる。流石にモリーとはこのまま一緒に冒険というわけにはなりませんでしたが、リコ達の気持ちには同意してくれたモリー。やがて、再びメンバーが揃うのが楽しみになるお話でした。
新鮮なバトル
今回のエピソードは、モリーが治療に当たっていた森の中でラクリウムの影響を受けたラフレシアを鎮めるためのバトルという流れでしたが、これまでのバトルと比べて多数のポケモンや、あまり目立たなかったポケモンが表に立って活躍していたのが非常に印象的なお話でした。
どうしてもマスカーニャ・アチゲータが表に出てくることが多いため、サブな役回りになりがちだったテブリムがバトルの中心になっていたというのが面白かったです。話の流れ的に力不足を感じたテブリムがブリムオンに進化…なんてこともあるのかとすら思ってしまうお話でしたが、そこまではいかず。とはいえ、初のテブリムのテラスタルに加えて、ラフレシアとの決着も単にバトルで弱らせるというわけではなく、相手を癒して大人しくさせるという流れは、テブリムの相手の気持ちを感じ取れるという特性を生かしていてよかったです。
マスカーニャ・アチゲータが毒によるダウン、更にルカリオすらもマヒしてしまう中、多数のポケモンを切り替えて戦う様は総力戦といった感じもよく出ている。個人的に船に乗ってからはちらちら姿を見せているだけだったことが多い、イッカネズミが活躍していたのも印象的。タイカイデンも風を巻き起こしに呼ばれていたり相手が、クリウムの影響を受け狂暴化したポケモンだからこそできる総力戦といった感じで非常に面白いバトルでした。
ストロングスフィア
何やら今回ちらっと一般トレーナーが話していた『ストロングスフィア』が話の中心となる様子。今回暴走していたラフレシアのいた森のそばにできていたエクシード社の工場、更に来週はサンゴ・オニキスまで再登場。次回予告を見る感じ、ストロングスフィアというのが、エクシード社にて作られるラクリウムスフィアの改良版となるようですが、どうやら今回のラフレシアの暴走にもストロングスフィア製造の工場が絡んでいたことが予想されます。
気になるのは、何やらウルトが話の軸に絡んでいるという事。今のところバックボーンが一切謎な彼ですが、エクシード社と何らかの関係があるという事なのか、単にバトルで強さを求めるが故なのか、気になるところです。
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