仮面ライダーガヴ 33話『一撃必殺！！オーバーガヴ！』ニエルブの作る新たなベルト感想・考察

2024年9月1日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第6作目の作品『仮面ライダーガヴ』33話『一撃必殺！！オーバーガヴ！』の感想・考察記事です。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

33話一撃必殺！！オーバーガヴ！

33話一撃必殺！！オーバーガヴ！

マーゲンさんの襲撃

闇菓子にすっかり魅了されてしまったマーゲンさん。彼が地球に襲来、ニエルブの指示の元グラニュートハンターである3人を排除しようと動き出すというのが今回のお話でした。

てっきり、デンテの方を狙ってくるなんて展開もあるのかなと思っていたのですが、あくまでその指示はグラニュートハンター。デンテに手を回す優先度は低いという話でもありそうですが、どことなくニエルブからデンテに対して何か思うところがあるのかなという気もしてきます。

そんなこんなで、すっかりいいように操られてしまったマーゲンさんですが、何やらガヴをビターガヴのものに改造するという手術を受け、ビターガヴへの変身を可能に強化。どうにもグラニュートの世界は、地位が強いものほど力が強そうな印象がありましたが、その能力をさらに仮面ライダーの力で強化したといった感じで、三人のライダー相手にしても圧倒的な力を見せつけてるなかなかの強敵となっていました。

そういえば、今回のエピソード、マーゲンさん改造の裏ではニエルブが他にも何かを作っているらしきこともほのめかされる。あくまでマーゲンさんは実験台、ストマック家の面々に向けた完成版の仮面ライダーのようなものが後々登場する布石となっているのかもしれません。

ゴチポッド開発

そして、そんなマーゲンさんに対抗すべくデンテがショウマに託したのが新たな変身アイテムゴチポッド。これまでのエピソードを見ていると、どうにも軽い感じで、何を考えているのかわからないところも度々あったデンテですが、今回改めてショウマに対する想いと、闇菓子つくりに関わってしまった罪を自覚していることが明かされる。

今回デンテは、地球の素材では抑えきれないゴチゾウの力を抑えるために、自身の歯を素材にゴチポッドを作りあげましたが、グラニュート達のシンボルでもある口の中でも重要な歯を犠牲にするというのは、まさに自身の贖罪とショウマを応援したい気持ちがばっちり出ていてよかったです。

かなり自分を犠牲にしてゴチポッドを完成させた様子で、大丈夫なのかと不安でしたが、ひとまず次回予告の感じでは楽しそうにしている姿が映る。とはいえ、今後ストマック家と本格的に戦う事になると、狙われるなんてこともありそうで、最後まで生き抜くのかまだ少し不安なポジションな気もします。

オーバーガヴ

今回なかなかの強敵として突如出現したマーゲンさんでしたが、ショウマは変身解除となっても食らいついていくのが良い感じでした。特に一撃くらったかと思いきや、口のガヴで攻撃を抑え込んでいた展開は、仮面ライダー抜きのショウマ自身の成長を感じさせる展開となっていました。

そして、ショウマの元に幸果さんから、ゴチポッドが届けられ変身…かと思いきや一発目は不発。以前の絆斗のフラッぺいずゴチゾウの時のように、大枠こそ作れど肝心の力を与える本体は作れないといったところはまだ変わっていないようです。

しかし、そんな力のこもっていないゴチポッドに対して、ゴチゾウたちが力を与える。ゴチポッドは100倍の出力を持つとのことでしたが、本当に100体分のゴチゾウの力を一つに合わせることができるようになるアイテムといった感じの様です。本作ではゴチゾウがなかなか優秀に働く仲間という印象が強くあり、このパワーアップ展開はなかなか良い感じでした。

いざ変身したオーバーガヴは、まさにパワーと防御力特化の姿といった印象。敵の攻撃を体のグミでプルプル弾きながら前進する様は、敵の攻撃を受けても一切ひるまない力強さを感じさせて良い感じ。その一撃のパワーも地形を変える程で、100倍のパワーと称されるのも伊達ではない感じが出ていました。

ただ、オーバーガヴの登場お話の展開的にはポッと出てきた相手にピンチになり突然の強化アイテムといった感じで、少し物足りなさも感じるものではありました。ただ、オーバーガヴにはまだマスターガヴなる紫色のフォームもあるようなので、こちらの登場辺りには、リゼルやストマック家も絡んで大きなイベントがあるなんてこともありそうで楽しみです。

また、このオーバーガヴ、同時に100体のゴチゾウを消費してしまうようで、次回予告では100体のゴチゾウを新たに作らなければ使えない、なかなかの燃費の悪いフォームでもある様子。このあたりは、その燃費の悪さから通常のグラニュート相手には使わない理由となり、本当にやばい強敵相手にのみ使う切り札的なフォームになっていくのかもしれません。