2025年2月2日より放送開始したプリキュアシリーズの22作目、アイドルを題材とした歌とダンスが魅力の作品『キミとアイドルプリキュア』16話『満開!特訓!はなみちタウンフェス!』の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
16話『満開!特訓!はなみちタウンフェス!』
はなみちタウンフェス
プリルンが再びアップロードしたアイドルプリキュアの動画は再びバズり1000万再生を突破。更に知名度がましたプリキュアたちに、はなみちタウンフェスなるお祭りから参加の依頼が届く。うたちゃんたちは、当然その出場を決め、それに向けて特訓をスタート。毎度の如く無茶ぶりをされる田中さんでしたが、タイヤ引きから始まり、ファンサの練習等々様々な特訓を繰り返す。そんなプリキュアたちの姿を見ることで、カッティにも変化が訪れる。
今回はカッティ―自分の中にキラキラを見出し、プリルンが自分の無力感に苛まれる、と思った以上に大きく話が動くお話となっていました。
キラキラを見出すカッティ
これまでのエピソードで、丁寧にキュアアイドルに心揺れ動くさまが描かれていたカッティですが、今回はいよいよ彼女を想う気持ちがあふれ出てしまう。
そんなカッティ、今回も出動するよう指示されるも、キュアアイドル達と戦いたくないという気持ちが抑えきれなくなっている。その変化は、その心の中に彼のキラキラを生み出しはするものの、それを知ったダークイイネ直々にチョッキリと切られてしまい、カッティをベースとしたクラヤミンダー、カッティンダーとしてプリキュアと戦う事になってしまう。
ダークイイネ直々のチョッキリだからか、カッティをベースにしたが故なのかはわかりませんが、その力は通常のクラヤミンダーよりもはるかに上回るもの。プリキュアたちの浄化を受けても、浄化しきれず闇を抑えることができない。そんな中で、プリキュアを傷つけるわけにはいかないと、自ら攻撃を抑え込み空の彼方へ消えていくカッティの気持ちの強さが感じれる、ここまで地道にキュアアイドルに引かれていく様子が描かれていたからこそ、敵であった彼の気持ちの変化も受け入られるお話となっていました。
ちょっと余談ですが、カッティのイメージの中のキュアアイドル、結構美化されているようでちょっと笑ってしまいました。この調子で今、本人というよりも、うたちゃんの方と遭遇してしまうとどんな反応を見せるのかちょっと気になってしまいます。
プリルンの帰郷
今回のエピソードは、カッティのお話を描く裏でプリルンに絡むお話も進行。今回のエピソードの間、プリルンはずっとアイドルプリキュアの一員だよと皆から声をかけ続けられていました。これまでもうた達は自分たちとプリルンは同じだと声をかけ続けていましたが、結局妖精であるプリルンは表立ってライブで一緒に踊ることはできず、戦いの場では応援することしかできない。正直、これまでの話を見ていると皆の気持ちの向け方と、プリルンの気持ちとの間にすれ違いが生まれてしまっているようにも見えていました。
ある意味今回はそんなプリルン側からアイドルプリキュアに向けている気持ちの違いが表に出たような話であったようにも見える。カッティンダーという強敵を前に皆がピンチになった際に、プリルンも戦いに向かうも、あっさりと弾き飛ばされてしまう。そんな無力感を味わったプリルンは、ラストでキラキランドへ帰る決意を固めてしまいました。
このプリルンの帰郷、役に立たないから帰るしかないという気持ちで戻ることを決めたのかと思っていましたが、次回予告を見るとどうやらそれだけではない様子が伺える。何やらプリキュアの力になるべくキラキランドに戻ったようで、プリルンがプリキュアに新たな力をもたらす予感がします。次回も、今回浄化しきれなかったカッティンダーが登場しており、どうやらカッティを救う話となるようですし、何が起きるのか気になるところです。
今回のエピソードでは、メロロンの持っていたハートキラリロックが本来あらゆる願いを叶える力を持っているといったことも明かされておりこのあたりが話の鍵になるのかも。シンプルにプリキュアに新たな力を与えるのか、はたまたプリルン達がプリキュアになるのか、予告映像でもあまり細かい話の展開がわからない部分を選んでいるようにも見え、何があるのか気になります。
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