2024年9月1日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第6作目の作品『仮面ライダーガヴ』41話『にじり寄る眼鏡』の感想・考察記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
41話 にじり寄る眼鏡
ボッカ・ジャルダックの新たな作戦
グロッタまでやられてしまい日々状況が悪化していくストマック家ですが、ボッカ・ジャルダックは新たな作戦として、そもそも人間界全体を牧場にしてしまう事を提案。
グラニュートと人間、いざ対面すればヒトプレスされてしまうまでの速度を考えると、これまでやっていてもおかしくはない作戦ではありますが、やはりそのあたりは幸せな人間でなければよいスパイスにはならない故、その環境を準備する手間やコストを考えた故といった感じでしょうか。ある意味、ラーゲ9の毒により強制的に人を幸せにしたものでもスパイスとして十分であったが故に新たに生まれた考えという気もしますし、あの方向をより突き詰めていった答えという事なのかもしれません。
ともあれ、今回その作戦に利用するのはラーゲ9の毒ではなく、他のグラニュートの能力。前回の予告では意味深に死体らしきものにカバーがかぶされており何なのかと気になっていましたが、どうやらそれが人やグラニュートを洗脳する能力を持ったグラニュートだったとのこと。何となくこの洗脳能力というのが気になる所で、実は何か本編にも絡んでいるのかな?という気もしますが、今回の出番的にもあくまで酸賀と合体した半分というだけにも見えたので、さほど大きな意味はないのかもしれません。
洗脳能力
そんな洗脳能力を持ったグラニュートの体を使いニエルブが行っていたのは、人間である酸賀とグラニュートの半身をくっつけるというもの。
ニエルブは元々絆斗に負けた後の酸賀を拾っていたとのことで、その後の実験により酸賀は死亡。その体を使いグラニュートと半身を結合させる実験の結果生まれたのが今回の酸賀だったようです。
その戦闘力は異常に高く、マスターともある程度やり合えているようだったことに驚く。また、半身のグラニュートの洗脳の力を使い、絆斗を操るという手段まで使ってくるなかなかの強敵となっていました。
酸賀といえば、だれにも負けない究極の生命体を作り上げる計画を進めており、それに絡んで何か話があるように思えていましたが、今回のニエルブを見ているとそちらを進めているかどうかは少し怪しく思えてくる。ここから何もないなんてことはなさそうですが、どう動くのか気になるところです。
ショウマの叔父さん?
そして、今回大きく話が進んだのは、以前から登場頻度が高く何やらあるのでは?と噂になっていたショウマ行きつけの駄菓子カフェの店長さん。
絆斗のショウマの母に対する調査中、その血縁の一人であることが判明する。今回の話を聞いている限りでもほぼ間違いなくショウマの叔父さんであることは間違いなさそうです。
ともあれ、既に知り合い同士であるが故に、この話をしてしまっていいのか、と悩む絆斗は本当によく周りの事を考えている。妹が疾走先で先で幸せに過ごしていた中生まれた息子…だったのならともかく、誘拐されその結果生まれた子供となると、素直に喜んでもらえるのか?と言われるとどうしても疑問が生じてしまうのも仕方ない。今の関係を壊してしまう可能性をあるが故に慎重に行動する絆斗が良い感じでした。
ちょっと余談ですが、絆斗のスマートフォンの電話帳のショウマの名前が井上生真となっており、一瞬誰かわかりませんでしたが、改めて思うと序盤に名乗った名前がきちんと使われていたようです。
リゼルの目的
今のところ裏で動くというよりも、単に周囲の人間を煽って自滅するように誘導しているようにも見えるリゼル。彼女が一体何を考えているのか、というのがどうにも理解できない。
彼女自身はあまり深く考えず、シンプルにジープがより可哀そうになっていくのを見るのを楽しんでいるだけにも見えますが、実際のところはどうなのか。
ある意味彼女の言葉によってズタボロになっていくストマック家、そうであってもジープは彼女の甘い言葉につい甘えてしまい余計状況が悪化し続けているようにも見える。果たして、その行く末がどうなるのか、色々と気になるところです。
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