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ラストシーンの意味 ヨウとルロワ博士の関係? 映画 アズワン/AS ONE 感想・考察

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映画 アズワン/AS ONE 感想・考察

2025年8月22日に上映開始、スクウェア・エニックスによりサービスを提供されていたアーケードゲーム『星と翼のパラドクス』を原作としたオリジナルアニメ映画『アズワン/AS ONE』の感想と考察記事です。
本編のネタバレも含むため注意してください。

ヨウとルロワ博士

いきなり今回の映画の核心に関わってくる部分ですが、まずヨウとルロワ博士との関係とは何だったのか?というあたりから考えていきます。

映画の中でのルロワ博士は、何やらラコの父親を別人のように語るシーンがあったり、ヨウの完成した歌をなぜか過去のヴィーゴに歌っていたり、そもそも巡星がデブリの落下で滅んでしまう事を知っていてラコにその訓練を受けさせていたりと、何やら過去の時点で未来の事を知っていること、さらにヨウとの関係があることが伺えました。

本当の父というワードをルロワ博士が語っていたのを満た際には、ヨウがラコの本当の父親?なんてことも思ってしまいましたが、本編終盤まで見るうちに考えを改める。

二人の関係と謎のカギになりそうなのは、ヨウがラストで歌を完成させた後、結晶化した星血を持っていたシーン。おそらく、本編ラスト歌を完成させたヨウは、過去のルロワ博士とリアライズし、本編でラコの体を動かしていた時のようにルロワ博士の体を使って二人の行動を手助けしていたという事なのかなと思います。

つまるところ、映画で出てきたルロワ博士は未来のヨウにより情報を貰っていたが故に、未来の事故を防ぐべく動いていたという事だったのではないでしょうか。

ただ、本編で登場したヨウが確定できるのは、ヨウが現れるところまでとのことで、そこから先はまだ不確定の未来と言っており、

ヴィーゴとキザナと瞳の色

ヴィーゴとキザナとの関係は、序盤から細かく伏線を張られていました。。

序盤から部隊の隊長という重要な役割の割に、割と気軽にラコを手助けしているあたりに違和感があったり、、キザナの机の写真には、両親・本人とは別にもう一人映っていたことで、本編中の誰かが関係者なのでは?と疑問を持たせることにもなっている。

そして、ある意味一番決定的にこの二人の関係を表していたのは、ヴィーゴとキザナの関係を瞳の色。よく見てみると、この二人の瞳の色全く同じ配色をしており、二人の関係に気付かせる一つのヒントになっているようです。

ちょっと余談ですが、瞳の色という観点から見てみると、ラコは、ルロワ博士の黄緑の瞳と、ヨウの紫色の瞳を半分ずつ持っている。ヨウがルロワ博士にリアライドしていたという推測が正しいのなら、二人の瞳の色をラコが持っているというのは、それぞれとのつながりの強さを示すためという事だったのかもしれません。

星と翼のパラドクス

本作は『星と翼のパラドクス』というゲームを原作にしたオリジナルアニメーション映画。タイトルは『アズワン』と、巡星と地球の二人の関係を表すものに変わってしまいましたが、それでも作中では星・翼・パラドクスという要素を取り込もうとしていたように見えました。

星は、巡星と地球そのもの。翼は、最後の戦いの後エアリアルの翼がラコを助けるきっかけになった事、そして、パラドクスに関しては、ヨウとルノワ博士の関係故に時間に生じたパラドクス。

タイトルこそ変わってしまったものの、ある意味原作の要素をきちんと拾い上げようとする意味が込められていたのかなという気がします。

そういえば、冒頭のシーンで登場していた星と翼のパラドクスに登場していたヒカリにそっくりなナビゲーターに関しては、結局その場で登場しただけで最後まで触れられることはありませんでした。映画は本編の20年前の時系列とのことなので、ゲームをやっていた人にはわかるヒカリの母親をファンサービスとして登場させたなんてことはあるのかもしれません。

全体感想

一本の映画としては、ヨウ・ラコ・ヴィーゴ周りの関係性の構築にもう少し尺を使ってほしかったという気がします。突然ラコの意識に取り込まれたヨウ、そして、ヴィーゴ。ラコ・ヴィーゴに関してはそもそもリアライドの研究を知っていたが故に受け入れるのが早かったとも取れますが、地球から来たヨウはもう少し反応を見せてもよかったのではないかと思う。

この三人の関係は何やらドタバタに巻き込まれる中で、互いを知る時間もなかったはずなのに、いつのまにやら仲良くなっているという印象をどうしても受けてしまいました。そのため、ラコとヨウとのヴィーゴに絡む情報の齟齬による行き違いのシーンも、そこまで見ていて心動かされることがなかったのが残念。

ヨウというキャラクターも、本当にただ巻き込まれただけ、といった印象が最後まで残ってしまったのも残念。メインキャラクターの片割れという事もあり、もう少し彼自身の葛藤や悩みを描いてほしかった気がします。

本作の肝となるこの三人の関係性は、話の都合で構築されたように見えてしまうこともあり、三人が関係を構築する描写がもっと欲しかったなという気がします。

それ以外の点でも、対立する二つの国という要素を出しておきながら、結局その二つの国は互いを疑いあうシーンが描かれるだけでさほど意味がないシーンだったのも気になる所。これに関しては20年後のゲームの時代でも、この二つの国は互いに翔握戦で星血の奪い合いを続けているが故に、まだいざこざの種は残っているという描写を残してくれたという事なのかもしれません。ただ、それでも結局最後までヴィーゴ・キザナ・ラコ・ヨウ周りだけで話が完結してしまっているので、もっと三人の描写に振ってほしかったなという気がします。

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又三郎

自分の中の流行りに従いぴょこぴょこと更新中。
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