2025年2月16日より放送開始のスーパー戦隊シリーズの50周年記念作品ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー32話『電撃破局!?ナイフとケークの大喧嘩』の感想です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
第32話『電撃破局!?ナイフとケークの大喧嘩』感想
大喧嘩
何やらコミカルな雰囲気で始まった今回のお話ですが、シャイニングナイフとスイートケーク二人が再び喧嘩。何やら体を二つに分けてくれと、地球の方にまでやってきて迷惑をかけまくり、最後にはゴジュウジャーにまで頼みこむとやりたい放題。
何やら始まった過去回想では、元々はそれぞれ別人だったことが語られ、シャイニングナイフの方は記憶を失った流浪の戦士、スイートケークの方はテガジューンにより生み出された人型AIだったとのこと。シャイニングナイフの方はその姿が吠でしたが、両方ともイメージとのことで実際のところはどうだったのかは不明。
ともあれ、結局はいつもの夫婦喧嘩といった感じで、周りに言いたいだけ言ったらあとは勝手に仲直りという何ともはた迷惑なお話でした。
ただ、むしろ今回の本題はそこではなく、シャイニングナイフの方が実は厄災にに関連する人物だったというもの。ベルルムの登場に呼応して、シャイニングナイフが厄災としての自分を思い出し、体を自分だけのものにしようとスイートケークを攻撃。そのまま厄災として大暴れするも、テガソードグリーンに止められ、ベルルムの撤退によりシャイニングナイフとしての記憶を取り戻すことになりました。
愛するスイートケークを失った姿はなかなか可哀そうで、なまじ体が一つなので、常にすぐ隣のその死が側に感じてしまうというのもつらそうです。ただ、彼に関してはそこまで思い入れがあったわけでもなく、割と唐突な展開でもあり、これまでやってきたブライダンとしての悪行を考えるとそこまで感情を乗せずらいかなとも思ってしまいます。
さて、そんな中で気になるのは、シャイニングナイフの出現に合わせて突如襲撃してきたクオン。仲間という言葉に冷たい反応を返していた点はいつも通りなのですが、どうにも厄災の力を確認しに来ただけといった感じがありました。
テガジューンや他のブライダンのメンバーは本気で二人を心配していた中で、ただ一人何やら別の思惑で動いていそうな彼。やはり、まだ何やら秘密がありそうです。
厄災の出現
そんなシャイニングナイフの厄災としての面を目覚めさせたのは、今回新たに登場した厄災戦火のベルルム。どうやら、具島玲に無限の指輪を託したのもベルルムの様で鏡の中から彼に意思を伝えているシーンが挟まれていました。
てっきり、いいように玲が利用されて体を奪われるなんて展開なのかなと思いましたが、あくまで玲と協力する体制で力を貸している様子。
そんなベルルムですが、玲に対して救われないのなら、世界も救われるべきではないという言葉をかけ世界を滅ぼす方へ導いていたのが印象的。人の願いを叶えて世界を救おうと導くテガソードに対して、願いが叶わないと諦めさせ世界を滅ぼす厄災、ある意味で対になっている存在という表現しているのかもしれません。
今回ちょっと気になったのは、玲さんが指輪を角乃に向けた瞬間、アッサムの時のようにあっさり指輪に吸収となるのかと思ったのですが、単に戦う前の演出というだけだったこと。あまり細かく考えても仕方ない気はしますが、問答無用で吸い込むケースと吸い込めないケース何か違いがあったりするのでしょうか。
角乃キレる
前回、探偵の本領発揮と言わんがばかりに、具島礼と陸王との関係を突き止めた角乃。今回はゴジュウジャーの面々の前で、その関係を暴露することに。
角乃の話ぶりでは、ファンをたぶらかして流血沙汰、それにより玲の腕に怪我が発生病院を退職してしまったとのこと。ファンをたぶらかして、のあたりは陸王の話ではその子の事は知らなかったとのことなので、角乃の怒り故に大げさに話していたのか。もしくは、これが陸王がアイドルとして干されるきっかけだったのなら、当時のニュースでそのように書かれていたなんてこともあるのかもしれません。
ともあれ、実は妹を攫った相手と裏で繋がりがあり、知っていたのにそれを黙っていた、という状況で角乃がキレるというのはもはや仕方ないと思ってしまいます。熊手と共に隠していたこの秘密、ある意味最悪のタイミングで判明してしまったようです。
しかし、具島玲は怪我で病院を辞めて前回の復讐に繋がった、まではよいのですが、まだ緒乙を攫った理由として伝えられている不治の病の件は謎のまま。元から病に侵されていたが故に、その原因を探るべく医者だったのか、はたまた、腕の怪我の後にその病に侵されたのか。どちらにしても、この不治の病の方は厄災が絡んでいる気がしますし、結果的にその病により厄災から利用されているのかなという気もします。
テガソードがいない世界では厄災も出現しない?
何やら次回予告では、テガソードが自分がいない世界と今の世界、どちらを選択するか吠に問いかけているシーンがありました。何やら妙に明るいクオンがちらっと姿を見せていたり、もしかするとテガソードがいないことでテガジューンも存在せず、クオンと共に成長していた未来を吠が見ているなんてこともあるのかも。
また、何やら素顔を隠した吠が女性と顔を合わせるシーンもあり、これは今の世界の母親の顔を見に行っているということなのかも。
テガソードが迫る理想の世界は吠の望む世界ではあるけれど、そのために今の幸せな世界をなかったことにできるのか?という点で吠が悩むお話となるのかもしれません。
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