野原ひろし 昼メシの流儀
2025年秋より放送開始、クレヨンしんちゃんのスピンオフ漫画『野原ひろし 昼メシの流儀』のアニメ化作品の感想記事です。アニメのネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方はご注意してください。
回転寿司の流儀/ハンバーガーの流儀
回転寿司
前回なかなかのインパクトを残した川口でしたが、今回のエピソードでも冒頭からなかなか大胆な後輩ムーブを見せてくる。やってることは現代風にメモを残しているだけと真面目に取り組んではいるのですが、やはりその態度は良い性格をしているように見え、原作でも度々姿を見ることはあってもその性格まで意識することは少なかったこともあり、本作独特の味付けがされているのかなという気もします。
そんな冒頭から始まった今回のお話は回転寿司のエピソード。寿司を頼む順番や自分なりの粋な食べ方など、ひろしの寿司に対するこだわりを披露。しかし、ハンバーグ寿司という予想外の美味しさでそのこだわりがあっさりと崩れてしまう流れにちょっと笑ってしまう。また、今回のハンバーグ寿司を認める流れは、川口のいう新しい時代を料理に絡めてひろしも認めてしまうという面もあった様子。ひろしの耳元で、悪い言葉をささやいている川口でしたが、これもある意味ひろしの独り相撲というのが良い感じです。
そんなひろしと寿司のお話、最初の寿司注文ので大トロを頼んだ時点で、既に1000円は超えていそうなのに、ハンバーグからの流れで一気に注文するあたりで少し疑問に感じていたところ、きっちりラストに3000円越えのランチになったことが判明。最初のイタリアン3000円を見せていた理由がわかるラストとなっていました。
前回500円のマグロ丼で済ませていたことを思うと、ランチ3000円は相当大きな出費となりそう。ひろしの平均ランチ代はいくらぐらいになっているのかとちょっと気になってしまいます。
ハンバーガーの流儀
後半はハンバーガーに関するお話…なのですが、話の中心にいたのは四杉遥なるおそらくオリジナルのキャラクター。
何でも気にしすぎてしまう女性とのことで、冒頭の横でドラムの話が聞こえたから勧誘されているというエピソードの時点で大分ぶっとんだ考えをしているなと感じていましたが、いざお話が始まるとそのぶっとびっぷりは想像以上であったことがわかる。
最初の内は、ひろしが店内の子供に手を振っているのを自分に気があると勘違いしたところから始まり、そのあたりではまだちょっと自意識過剰といった程度といえるもの。逆にひろしに失礼までありそうだなと思ってしまいましたが、段々とその妄想はエスカレート。花束の時点でも大分無理があるよな…と思っていたら、シフト表を覗いてスケジュールを気にしていると発展。まさかの窓の外にあるマンションにまで話が発展していくと、流石にその勢いにちょっと笑ってしまいました。ひろしそっちのけで一人盛り上がる彼女、友人たちが色々と言っていた理由もよくわかる。
そういえば、今回の話、ハンバーガーの流儀とのことでしたが、彼女の存在のせいで当のハンバーガー自体はおまけのようになってしまっていました。やはり、料理が主体というよりも、昼飯時におきるひろしの周りのドタバタが本筋の話なのだなと感じさせるお話でした。
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