2025年2月16日より放送開始のスーパー戦隊シリーズの50周年記念作品ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー35話『転身!!君も若返れ』の感想です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
第35話『転身!!君も若返れ』感想
禽次郎の願いとは?
厄災の一体ベルルムを倒した前回続く今回のお話、メインのキャラクターは禽次郎とのことで、若い頃からの友人譲二が登場し二人の間での指輪の奪い合いのお話となりました。何やらその話ぶりから相当仲が良かった二人、会話の端々では3人という言葉も聞こえてきており、妻である房子さんも含めた人間関係だったことが推測されます。
今回のお話は、終盤に向けて禽次郎の願いとはなんなのか?という点を譲二と比較することで描いていくという趣旨のお話なのかなという気がする。
永遠の若さそのものを願いとする譲二に対して、禽次郎の願いは妻の残したパーティーピーポーになるというもの。若さ自体は、それを叶えるためにテガソードが力を貸してくれただけということもあり、譲二がただ若さを求めてたというのはまた異なるもの。
しかし、そのパーティーピーポーになるという願い自体も、あくまで妻からのお願いを果たそうと頑張っていたということもあり、そもそもその願いはどうすれば叶うのか?という点ははっきりとはしていない。そうなると、そもそも禽次郎が自分の願いを叶えるとはどういうことなのか?、本当の願いは何なのか?という点を、次回譲二との比較で次回描いていくことになるのかもしれません。
最近のゴジュウジャーのエピソードを見ていると、それぞれの願いを改めて見つめ直すようなエピソードが続いているようにも見え、このあたりはやはり終盤を意識した展開ということなのかも。
そういう意味では、吠が自分の願いを持てていないが故に、探し続けているというあたりもそろそろ深堀が始まるのかなという気もします。
トランプノーワン
その裏で描かれていたのは、トランプノーワンに関わるエピソード。何やら自信を無くしてしまっているノーワンとのことで、これまでの自信満々なナンバーワンを自称するノーワンたちと比較すると異色なキャラクター。
そして、毎度個性が強いことが多いアーイーの中でも、今回登場したコウ・シンセーなる金アーイーは、そんなへこたれたトランプノーワンを奮起させるために動く。叱咤激励どころか、最後には自らが犠牲になることでトランプノーワンを奮い立たせる姿を見せることになりました。
今回のトランプノーワン、冒頭の飲んだくれているパートでは普通の人間にも受け入れられているような描写があったりましたが、今回のブライダンとの戦いの中では人間など気にしていないような発言もあり。共に厄災を倒すという目的こそ重なっていても、やはり最後は敵対するしかないのかなとも思わせるお話でもありました。
次回、奮起したトランプノーワンとの戦いとなる様子。何やら年老いて力を失ってしまうようなシーンも描かれていましたが、果たして禽次郎がどのような答えを見つけるのか気になるところです。


コメント