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ハッピーバースデー・ツー・マイホーム 感想【世にも奇妙な物語 35周年SP 秋の特別編】

世にも奇妙な物語ハッピーバースデー・ツー・マイホーム感想 感想文
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世にも奇妙な物語 35周年SP 秋の特別編

2025年11月8日に放送された世にも奇妙な物語 35周年SP 秋の特別編 の中の『ハッピーバースデー・ツー・マイホーム』の感想記事です。ネタバレも含むのでご注意ください。

ハッピーバースデー・ツー・マイホーム

今回冒頭からナビゲータであるタモリさんが語っていた1990年代のお話となった今回のお話。今の時代のものとは思えない映像で、画面サイズが違う事は当然ながらも、何やら登場人物の雰囲気もレトロな感じ、電車の中、町の風景も古い映像で果たしてどうやって令和位の時代に1990年風の映像を作ったのだろうととちょっと驚いていました。しかし、どうやらかなり的外れな感想だったようで、調べてみるとどうやら1991年に放送されたものの再放送とのことです。

そんな本作ですが、やはり最近のドラマともまた少し異なるテイストでしんみりくるお話でなかなか良い感じのものでした。

一見すると普通のホームドラマ、とはいえこれは世にも奇妙な物語というということで、果たして何が起きるのかと思いながら見始める。そんな本作、序盤からなぜか父の絵に描かれていた新しい家、父の家にあった机の傷、そして、それに異様に執着する父と色々な謎がちりばめられていき、果たして父の過去に何があったのかと思わせる展開でした。

その後明かされたのは、父親との確執、そして、幼い自分が父との間に残した後悔。その後悔があるからこそ、机についた傷に執着していたことを明かされる流れは、レトロな絵面の雰囲気と相まって実にしんみりくるものでした。

ある意味ここで父の本心が明かされるだけでも、一つのお話としてはまとまる所。しかし、そこからこれが世にも奇妙な物語であるが故のお話が広がっていく。机の傷が直る不可思議な現象ともに、かつて喧嘩別れとなってしまった父親との再会が描かれ、中に入れない父のために、外に机を出すシーンも実によい雰囲気。最後娘に対して、お爺ちゃんではなく、お父さんのお父様と伝えるの本作の趣深さを感じさせるものでした。

ラストのシーンでは、更に年月が過ぎ娘の声もどこか大人びて聞こえる。新しく息子が産まれたことで、別れた父親の気持ちを改めて実感できるというラストが、世代を越えて継がれていく気持ちを感じさせて良かったです。

しかし、最近はこういう柔らかい雰囲気の作品を見せられると、どうにも意外性のある過激な話が来るなんてことを思ってしまいがち。そんな思惑に反して正統派なお話が来るというのが、今の時代では逆に意外にも思え面白いお話でした。

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又三郎

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