2025年11月9日配信開始、週刊少年ジャンプ2025年50号に掲載された、原作:芥見下々、作画:岩崎優次による漫画『呪術廻戦≡モジュロ』10話の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
10話『賛成多数』
前回までの2話でシムリア人側の回想が行われ、マル・クロス達の過去が判明。とはいえ、今のクロスはその時と比べてもより猜疑心が強まっている印象も強く、地球に来るまでの話も何かあるのかな?と思っていたのですが、現在の地球でのパートが再開することになりました。
再会した現代パート、地球側の会議では、過去に秤規定に絡んで呪術戦の興行化が計画されていたこともあったということが明かされなかなか衝撃的な話でしたが、逆になぜ通ると思ったという理知的なツッコミに思わず笑ってしまう。秤規定により、商業的に雇われている呪術師どうしの戦闘は問題ないものとされ、そのあたりをずるく活用して問題になりそうだったマル達との戦いを解決したようです。
さらに今回、虎杖悠仁を捜索していることが明らかになりました。何があり彼が姿を消すことになったのかというのは気になる所ですが、少しずつ描写が増えているあたり、彼の再登場もいずれありそうです。
シムリア人側では、地球との共生を行うかどうかの投票が開始。これまでは、クロスとそれに従うジャバロマ故に侵略・共生どちらに向くか決まっていなかったものが、今回改めてクロスが共生を選んだことでシムリア人全体の方針は共生に決定。シムリア人の中にはまだ納得していない人もいるようですが、マル・クロス・ダブラという特に力の強い面々が共生に賛成していることもあり、もはやシムリア人側の方針はほぼ決まったようにも思えます。
そして、共生に向けた文化香料として食事会が開催されることになる。真剣・憂花の二人による企画となり、タコパの開催が決定。これまで接してきた時間は、クロスと憂花、マルと真剣の方が多いイメージがありましたが、タコパ開催に向けての態度を見ていると性格の方はクロスと真剣、マルと憂花の方が近く見えるのが面白いところ。
ジャバロマ・ダブラ・マルが揃ってたこ焼きをつついているイメージにもちょっと笑ってしまいましたが、このまま素直に仲良くなって終わり…とはいかなそうなのが気になる所。地球側、シムリア人側、双方不穏な要素はまだ残っていることを考えると、タコパで何かが起きてしまうなんてことはあるのかもしれません。


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