死亡遊戯で飯を食う。
2026年冬アニメ、MF文庫Jより発売されているライトノベル『死亡遊戯で飯を食う。』のテレビアニメ版9話『Can’t Help Falling In』の感想記事です。筆者は原作未読、アニメの内容のネタバレ等含まれますのでご注意ください。
Can’t Help Falling In
壊滅する切り株チーム
キャンドルウッズのベテランVS初心者の戦いが始まった今回。初心者だらけのチームを率いた萌黄ですが、本人すらもいざ兎チームの精鋭を前にすれば、銃を売っても当てることもできず逃げることしかできない。殺されかけるまで追いつめられて、仲間の藍里にたまたま助けられて生き残っただけの萌黄ですが、他の切り株のメンバーも、絶望的な状況に追い込まれ、殺されるくらいなら自殺を選ぶ子まで出現。
また、別の切り株チームのこの尋問のシーンは、くすぐって話を聞きだすという流れは、一見かわいらしく見えますがよく書投げてみるとなかなか残酷。師匠が残酷な拷問をさせなかったのは、おそらく、人を傷つけることで過剰に盛り上がり兎チームが暴走するのを恐れて、という事なので切り株チームの子を考えてというわけではない。もうすでに捕えられ、くすぐられている子はもう目標である兎チームの殺害なんて不可能でしょうし、クリアできずに死亡が見えている。何なら必要な情報を聞き終えたら、そのまま殺されてしまってもおかしくなさそうです。
一体何を見せられているんだろう?
そんなお話の中、今回メインになったのは萌黄の回想。ただ、この萌黄の回想は見ていても最後の最後まで一体何を見せられているんだろうと思わせるもの。
おそらく、今回の回想は萌黄と伽羅との出会いと、彼女に認められ生き残らされたといった感じの話の流れ。推測してみると、ゲームの途中で伽羅と遭遇、本来はそこで殺されていてもおかしくなかったものの、師匠になってほしいという願い、そして、両親を殺したいという彼女の答絵に対して伽羅が興味を持ち、生かされたといった感じか。ただ、どうにもそこまで特別には思えない彼女には身に余るような状況で、いっそ、あそこで伽羅に殺されていた方が楽だったのではないかと思えるほど常に神経をすり減らしている様が痛々しい。
その後、伽羅はゲームにも関係なく人を殺していたことが語られ、その殺害現場に萌黄もついていくことになる。伽羅の関心は、萌黄が両親を殺したのかどうか、といった点にあったようで、それを実行したのか萌黄に問いかける。
その後の萌黄が誰かを殺していたシーンは、血が綿のようになっていたので何かのゲーム中の話なのかと思いましたが、その前に緑色の髪の女性がちらっと登場していたのを見るに、両親を殺すした際の出来事だったのかも。殺害後のその手には綿だけではなく、血が混じっていたのは、親を殺したシーンのショックから萌黄の目には、ゲーム中人を殺した時のように綿のように見えていただけという事なのかもしれません。
如何せん非常にぼんやりとした描き方をされているので、見ていてもいまいち事情がわかりにくい今回のお話。ただ、一つだけわかったのは萌黄自身が人を殺す状況、ゲームへの参加は致命的に向いていないという事だけで、むしろ、今回萌黄を助けた藍里の方が、初心者でありながらあっさりと人を殺していた当たりまだ適性がありそうに思える。
正直、今更こんなものを見せられてこの後どうするのだろうか?という疑問が浮かんでくるも、宮沢賢治のよだかの星を引っ張ってきた流れから考えると、最後に命を懸けて何かを成すといった話になっていきそう。一番ありそうなのは、幽鬼の師匠である白士を殺すこと、それを成し遂げることで伽羅のような強さを見せる、最後に一矢報いるといったお話といった感じになるのかもしれません。
そんな風に考えて回想が終わった今回のラスト。伽羅がゲームに参加、更におそらく無差別に殺人を開始したことが明らかになる。萌黄ちゃんの回想は、そこが重要というよりも、むしろ伽羅側の異常さを描くための物だったという事なのか。
ただ、そうだとしても萌黄側のあれだけの覚悟をわざわざ描いた以上、伽羅VS白士の戦いが最後萌黄が加わることで傾くなんてことはありそうです。
どうやら、快楽殺人者をゲームに紛れ込ませた運営。切株VS兎の対決だけでは非常にあっさりしたゲームになりそうだったことを考えると、最初から伽羅が暴走してしっちゃかめっちゃかになることまで予想して、彼女をゲームに参加させていたなんてこともありそうです。
原作情報
本作の原作小説は9巻まで発売中、更に無料体験期間もあるKinleUnlimitedで1巻を読むことができるようなので、気になってみた方は読んでみるのもよさそうです。


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