グリッドマンユニバースのレビューとなります。2018年に放送された『SSSS.GRIDMAN』及び、2021年に放送された『SSSS.DYNAZENON』、そのに作品及び派生作品を含んだ劇場版。
その劇場版を見てきましたのでネタバレはなしで感想を書いていきます。なお、テレビシリーズの『SSSS.GRIDMAN』及び、『SSSS.DYNAZENON』本編については話の関係上ネタバレを含むかもしれないので、まだ本編を見られてない方はご注意ください。
SSSS.GRIDMAN及び、SSSS.DYNAZENONの後日談的な話
舞台は『SSSS.GRIDMAN』の事件が解決した後から1年後、響裕太や、ツツジ台高校のメンバーが2年生になった頃となっています。
話の軸としては、タイトル『グリッドマンユニバース』の名の通り、『SSSS.GRIDMAN』サイド、もっというと本編では実質ほとんど出番のなかった『響裕太』を主軸として進み、ダイナゼノンメンバーはゲストキャラに近い立ち位置となっています。
合間合間に怪獣の襲撃を挟み話が進み、乱入してくる『ダイナゼノン』の世界、話が進めば進むほどに物語は混沌としていき、そしてその混沌こそがある意味物語の大きな意味を持つことになります。
失われた裕太の2か月間
テレビアニメーション『SSSS.GRIDMAN』では、裕太自身の姿をグリッドマンとして戦っており、最後に裕太自身に戻ったため、映画ではその期間の記憶がなくなってしまっています。さらに、『SSSS.GRIDMAN』では、無念にも中止となってしまった文化祭、2年生となった裕太たちに文化祭が訪れます。この映画では、その失われた二か月こそが、一つのカギとなっています。
裕太がひたすらにかわいい
グリッドマンであったテレビシリーズの裕太と比べても、ベースとしての人格はやはり裕太のままだったというのがよくわかります。町を襲う怪現象や、六花との関係に悩むさま、あらゆる姿がかわいく、かっこいい。1年たったからと言って周りの関係が大きく変わることもなくある意味停滞。それを打破すべく動き出す裕太を応援したくなる話でした。
ひたすらイチャイチャするダイナゼノンサイド
というか、蓬と夢芽。もう本編でくっついてしまっていた蓬さんと夢芽はひたすらにイチャイチャしています。ある意味テレビシリーズでは決着のつかなかった裕太と六花の対極にあるように。
テレビシリーズの総決算
六花と裕太の関係、アンチ君のグリッドマン後としてのその後、視聴者としての心残り、見たかったシーン、登場人物たちの心残り、本編では見れなかった、というよりも本編だから見ることのできなかったものを見ることのできる作品が『グリッドマンユニバース』という作品だといえます。
もし興味を持ってみようか迷っている方は、完全に本編の後日談を描く作品なので、『SSSS.GRIDMAN』、『SSSS.DYNAZENON』は見ておいた方がよいでしょう。ちなみに、様々な派生作品や、『SSSS.GRIDMAN』の原作である『電光超人グリッドマン』については、見れるなら見ておくと少しうれしいかもしれません。
アマゾンプライムビデオなどで各種動画サービスなどで見返してから映画を見るのがおすすめです。
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