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聖闘士星矢 The Beginning 感想文

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聖闘士星矢劇場版感想 アニメ
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2023年4月28日に公開された週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画『聖闘士星矢』を題材としつつ、大胆に再構成した実写映画『聖闘士星矢 The Beginning』の感想記事となります。内容的にネタバレも含むので未視聴の方はご注意ください。

聖闘士星矢 The Beginning 感想文

星矢がペガサスの聖衣に認められ、女神アテナの生まれ変わりであるシエナを守る決意を固まるまでを描いた作品。

まず映画を見ていて面白かったのはアクションパート。アクション自体が派手で、キャラクターの戦い方に合わせてその動きも身軽であったり、重々しい感じであったり異なるのは当然、拳の軽さ、重さで、ぶつかったときの衝撃のズドンとくる音の響きも異なっていてキャラクターや成長に合わせて癖が変わっていくのが面白かったです。おそらく原作の辰巳ポジションに当たるマイロックについては、まさかのガンカタ風のアクションを披露。非常にかっこよく大暴れしています。

シナリオに関しては、かなり大胆に作り替えられていました。まず星矢自身は冒頭、地下格闘技の選手となっており、そこで小宇宙の片鱗を見せます。星矢役の登場人物は、ちらちら苦言(といってもかなり不条理に事件に巻き込まれているので割と正論)を言うのですが、何となく原作味も感じました。
原作ではペガサスの聖衣を奪い合う相手であったカシオスについても地下格闘技の元締めとなっておりペガサスの聖衣とは関係なく、そこでの戦いにて星矢に因縁を持ちます。

巨大な飛空艇による襲撃を受け、ハリウッド映画であることを生かしたド派手な映像が続いていき、これはこれでといった感じで楽しめました。

原作で沙織にあたる女神アテナの生まれ変わりシエナ、彼女の女神への覚醒、そして彼女の父、母が話のメインとなり、そこに星矢の過去とペガサスの聖衣が関係し話を動かしていきます。

全くのオリジナル展開でありながら、聖闘士星矢らしさに関しては意外とありました。まず原作の要素自体はそれぞれなぞっており、特に星矢が小宇宙を覚醒させるために行ったマリンさんとの修行パートは原作でも見たようなシーンも多めで原作色が強かった気がします。必殺技も原作の様に技名がついていることはないですが、映像を見ていると何を発動したのかは何となく推測できます。フェニックス一輝ならぬフェニックスネロとの戦いについては、CGを派手に使ったバトルとなっており、どこかで見たような必殺技の応酬も見られます。

ちなみにアニメOP『ペガサス幻想』についてもアレンジされた曲がBGMとして使われているシーンもありちょっとうれしかったです。

ちょっと気になった点は、シナリオ的には続編ありきで作りすぎかな?というところ。The Beginningのタイトルの通り、あくまでアテナへの覚醒、ペガサスの聖闘士としての覚醒を描く物語。黄金聖衣など、アテナを狙う神々など原作読んでいればわかる要素についてはほぼ、触れずに終わります。とはいえ、The Beginningとしてはまとまっている作品だという感じなので続編が楽しみです。

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