2023年夏に放送開始した『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』アニメ 1話『錬金術師』の感想です。原作ゲーム未プレイでの感想ですが、ネタバレなどもあるので未試聴の方は注意してください。
1話『錬金術師』感想
退屈な日常
主人公のライザは農家の娘という事で、父親の農業の手伝いをしながら暮らす普通の女の子。ライザのお父さんの声が渋いのが印象的。お母さんがたらい一杯の水を持たせていましたが、あの量の水何に使うのか。
水気の多いフルーツの収穫、あと4~5年もすればできるようになるさ。と気軽に言ってくれるが、なかなか習得するのが難しいのですね。
村での日常に退屈するライザ、実家の古い本を読み解こうとするタオ、剣の素振りを欠かさないレント、だいぶ中のよさそうな三人でした。
外との関係を断った町
そんな閉じた村に、今回、モリッツさんなる人物が外から商人を滞在させようとする。そのせいで、しきたりを大事にする村の古い人物たちと敵対している様子。
村の外に出てはならないのは、しきたりとのことですが、何か理由があるのか気になるところ。
木になるウニ
木を謎の棒で殴りつけトゲトゲした物体を回収。しかし、その呼び名がウニ。栗ではなくて?と思っていましたが、どうやらアトリエシリーズのあるあるネタなようです。気になります。
湖を超えて冒険
皆とから船を借りて外に行こうとしましたが、商人がくるため警備が厳重で船も出ない。それに気づいたライザたちは船釣りようのマストもない小舟に乗って外を目指す。
海ではなく、あくまで湖とのことで割と特殊な土地の様です。周辺が沈んでしまうような何かが過去にあったとかでしょうか。
かくして、対岸を目指して小舟で出発、湖で何かトラブルかと思ったが、あっさりと抜けており、次のシーンでは森に入っていました。
森の奥魔物の襲撃
森の奥、逃げてきた商隊のお嬢様、スライムが追いかけてくる。戦闘が始まるもグダグダ。ウニを投げつけるも当たらず、レントが逃げる際に振り切った大剣がヒットしても涙目になるだけ。魔物が強いのか、レントが弱いのか。
さらには、適当に逃げてきたから道がわからなくなってしまう。あっちで!と根拠のないライザの方向に決定。大丈夫か?私のかんを信じなさいよ。これはだめなやつだ。
やはり道は外れていたようで、道に迷った四人を魔物が襲撃。レントが一撃もらい倒れる。魔物は話題に上がっていた小妖精。小妖精の奥にお墓のような石碑が見えるがそれを守ろうとしているのか。
四人のピンチといた瞬間に、爪の少女と、爆弾を持った男が現れ、小妖精があっさり倒される。その程度の腕でよくこんなところまできたものだな。とのことでやはりレントが未熟な様子。
錬金術との出会い
ライザはさきほどの爆弾に興味深々。助けられた4人は、二人の案内で森の中に、何やら建物が。大昔にほろんだクリント王国の森番の小屋とのこと。
助けてくれた男は、タオの持っていた本に書かれていただろう過去の文字が読める。更には、薬も持ってきておらず治療ができなかったレントの怪我を、不思議な薬を振りかけるとあっという間に傷がなくなる。
傷をあっという間に治す薬というのは、この世界的にも珍しいものな様子。これも錬金術による成果という事なんですね。
退魔のブローチや青い炎のランタンなどの不思議な道具に、あなたは魔法使いなのと問いかけるライザ。それに対して自分は、錬金術師、これらは錬金術で作ったものと答える。
鎖国じみたことをしている島暮らしゆえに錬金術という技術に驚いているのかと思いましたが、商隊で旅をしているクラウディアも驚いているのを見るに錬金術というのは結構貴重な技術なのか。あの青いランタンは単に明かりとして使っていたのでしょうか。
錬金術師の試練
錬金術は素質がすべて。レントの本からこの島の遺跡があたりであると察する男。
ライザに素材の採取。こいつをとってこいと植物の採取を命じる。島に滞在していたクラウディアとの会話で、魔石の森に草があることに気づく。島にあったあらゆるものが錬金術の素材なのかと気づく。このあたりが錬金術師としての素質に関係しているのか?
見つけた草を持ってくると次の試練が始まる。錬金釜に素材を瓶ごと突っ込むシーンでちょっと面喰いましたが、完成形をイメージするのが大事とそのまま進行。このあたりはゲーム的な要素なのかな。ナナシ草と水を素材に中和剤が出来上がる、当然のように瓶ごと出来上がる。ライザも挑戦してみると、あっさり完成させ、合格。駆け出しの錬金術師として認められたライザの冒険が始まる。
感想まとめ
今年の夏アニメはあまり夏っぽい作品がないですが、この作品は抜けるような青空など夏っぽさを感じる作品でした。ひと夏の冒険という形になるのか。
ライザがかわいい。定期的に太ももあたりがアップになるのがちょっと笑ってしまう。キャラクター的には、どこか涼宮ハルヒを思い出す感じ。女版ジャイアンという話もちらっと聞こえましたが、何となくそれもわかる。
お話的には、本当に第一歩という感じの一話でしたが、設定的には気になるところがちらちら。古代の王国と島の遺跡には関係がありそう。島の外との交流を持たないというしきたりについても、このあたりと何か関係があるのか気になるところ。
さらっと言われましたが、島の高台に水源があり、この島の水利権を支配しているらしいモリッツ。島の顔役とのことですが、確かにあの規模の島だと水は大事なのでしょうね。古老たちとの対立はこの後話に絡んできそう。
島の外にあった安全地帯の家も今後何か絡んでくるのか?
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