2023年3月5より放送開始したスーパー戦隊シリーズの第47作目の作品『王様戦隊キングオージャー』。2000年の時を経て地下帝国『バグナラク』と戦うためチキューの国家の国王たちが変身する『キングオージャー』の戦いを描く作品。現在22話まで放送されましたが、その中で気になる点が複数見受けられ、今後の伏線などもまかれていそうです。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
第22話『シュゴッド大集合』感想
シュゴッドソウルを食べた?
先週ラストで登場、あのままやられるのかと思っていたダイゴーグ。圧倒的なキングクワガタオージャーにどう対抗するのかと思っていると、まさかのシュゴッドソウルを食べて巨大化。
口元から落ちるしずくは、これまでの怪ジーム達が巨大化していた歳と同じようなエフェクトで、つまりこれまでもシュゴッドソウルを食べて巨大化していたという事なのか。さらに、その巨大化はいつも以上の大きさに、複数食べているからなのかと思いきや、食べたシュゴッドソウルが、カブタン、バッタ、サソリーヌ、タランチーノのものと判明、4体のシュゴッドが起動せず、エクストリームキングオージャーに合体することすら敵わないという大ピンチ。
それに対して、動けるメンバーで合体したキングオージャーも震えている。てっきり操縦する王たちの意思が揃わないから捜査がうまくいっていないだけかと思いましたが、どうやらシュゴッドソウルを食った相手に恐怖していたようです。
かくして、町は吹き飛ばされ、さらに巨大化したダイゴーグの一撃は、明日の夜明けに振り下ろされるとカメジムに伝えられる。
しかし、町が一つ消しとんだぞ、と言われたときはそんなに被害出てたの…と思いましたが、人名だけはジェラミーが全員救ってくれていました。今回、タランチーノが合体できず合体からははぶられていましたが、裏ですごい仕事していました。
シュゴッドハンター
さりげなく三大守護神並びにゴッドタランチュラを捕獲するというとんでもない目標をさらっと達成した今週の怪ジーム『イラガジーム』。
キングオージャーを構成するシュゴッドたちに加え、あまつさえ今回切り札となるコーカサスカブト城まで痺れさせるという恐ろしい強さを持った敵。
キングオージャーの面々には効果はなかったようですが、シュゴッドの方がしびれてしまい変身できなくなるし待つ。クワゴンの話を聞くに、どうやらシュゴッドソウルを持つ者を痺れさせるようなシュゴッド特攻の能力を持っている様子。この情報から考えると、なぜギラがしびれたのか?という点も少し気になってきますね。
そういえば予告で聞こえたヤンマの声掛けは、ギラに向けてのものだと思っていましたが、あれはしびれて動けなくなっているシュゴッドたちを奮起させるものだったようです。これまでシュゴッドはあくまで機械と言い続けていたヤンマ、彼に仲間と認められたシュゴッドたちの奮起により、伝承の通り力を発揮したギラの元イラガジームは倒されることとなりました。
決闘裁判の裏、カメジムの暗躍
ギラとラクレスの決闘裁判、あの時はボシマールが槍を持ってきましたが、その前に槍を城に持ち込んでいたことがカグラギの口から語られました。
つまり、ボシマールに化けていたカメジムもまた、城の秘密を知っていたのは、おそらくラクレス王の秘密にてベダリアの関わっていた研究に近いポジションにいたためかも。しかし、今回ボシマールに化けていたことは、デズナラク8世すらも知らなかったという事実が公開。敵をだますにはまず味方からというカメジムですが、果たして本当にデズナラク8世のために動いているのか、疑問がわいてきました。
関係ないですが、カグラギもまた槍をギラに渡す前に城で試していたあたりやはり油断なりませんね。
クワゴンのシュゴッドソウル
以前からずっと謎だった、クワゴンのシュゴッドソウルがない件について本編でもついに触れられました。
イラガジームの力により動く無くなったシュゴッドたちの中で唯一動けたクワゴン。「クワゴンはシュゴッドソウルないから大丈夫。」との自己申告をギラが聞き、逆にギラがびっくりするという状況。ないのは依然の描写から知っていたのですが、軽い雰囲気で明かされてちょっと笑ってしまう。
クワゴン本人もシュゴッドソウルがついていない自覚があったんですね。逆にあれがないのに動いているのはどういうことなのか、そのあたりはまだ謎ですが、ギラと何か関係がありそうな気がします。
それでも動かないコーカサスカブト城
かくして、ついに障害は取り除かれコーカサスカブト城起動!となるのかと思いきや、まだ動かない城。あの勢いから動かないんかい!となりましたが、どちらかというと城自身が故障ないし、起動できる状態ではなかったという様子。次回、全ての国が総がかりで城の起動に全力で動くようです。
ラクレス王の秘密でたびたび触れられていた、ハスティー家の悲願というのも、城の起動ということだたかもしれません。
22話での伏線・謎
レインボージュルリラの謎
今回で、バグナラクの怪人が巨大化する際には、シュゴッドソウルを食べることが必要という事実が判明しました。これまでの怪ジーム達もシュゴッドソウルを食べて巨大化していた、ということか。しかし、そうなるとそのソウルは一体どこから集めてきたのか。シュゴッドハンターを抱えているのを見るに、これまでも多数のシュゴッドがバグナラクの手により犠牲になっていたのかもしれません。
これに関しては以前にも記事をまとめていたので以下の記事へどうぞ。
クワゴンのシュゴッドソウル
今週のついに、クワゴンのシュゴッドソウルがなかったという事が明確に本編でも触れられました。果たして、彼のソウルはどこにいってしまったのか。
今回の戦いでは、シュゴッドソウルを持つものを痺れさせる怪ジーム「イラガジーム」が登場し、その攻撃でなぜかギラもしびれていました。
ギラは、シュゴッドソウル同じような色合いを持っているレインボージュルリラ。かつてギラのためだけに供され唯一食べていたり、唯一シュゴッドと話すことができるという特殊能力を持っていたり、謎が多いキャラクター。
2000年前の英雄と同じように、シュゴッドと意思疎通できる王を生み出すためにギラが何かをされたという可能性もあるのかもしれません。
ラクレスの遺体
今回、ラクレスの棺がスズメの元で映りましたが、その中身については不明。決闘裁判で落下したラクレスは本当にこの棺の中にあったのでしょうか。
さらに、スズメはラクレスから城がロボットであることを伝えられていました。わざとらしい演技に、ラクレスが嫌々話したともとらえられますが、スズメ自身まだ何か隠しているような気がしないでもない。
兄カグラギと同じく真意が読めない妹スズメ、果たして今後の展開でどう動くのか気になるところです。
次回23話『シュゴッダムの動く城』
どこかのアニメーション映画で聞いたようなタイトルだな、と思っていたら公式ブログでも触れられていてちょっと笑ってしまった。
いよいよ次回、国民総出で修理に当たりシュゴッダムの城が正式に起動。絶体絶命のピンチに皆で力を合わせる展開っているのは結構好きです。ラクレス王の秘密で登場し、ベダリアの研究を継いだコフキも登場するようです。
劇場版 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン 感想・レビュー
なおブログによりますと次回は映画に直結する内容となっているようなので、現在公開中の映画についてもお時間があればぜひ見られるとよいと思います。見てきた感想としては短いながらも濃密、本編の今後も匂わせる内容でとても面白かったです。
更に詳しい感想は以下の記事で、よろしければ映画を見たあとにでもどうぞ。
獣電戦隊キョウリュウジャー youtube配信開始
7月30日より獣電戦隊キョウリュウジャーのyoutube配信がスタート。今年2023年には、10周年を記念した企画もスタートするようです。この機会に見てみてはいかがでしょうか。
キングオージャー 毎週日曜9:30放送中
現在放送中の王様戦隊キングオージャー、これからどんどん盛り上がっていくだろう作品この機会に見てみてはいかがでしょうか。
近年の東映の戦隊や仮面ライダーは、TTFC(東映特撮ファンクラブ)や、AbemaTV、Tverでの一週間見逃し配信があります。AmazonPrimeでは水曜日に最新話が追加され、全話見れますので過去話の確認には便利。あとから追いかけて見やすい作品となっています。この機会に見て見られてはいかがでしょうか?
なおTwitchやAmazonPrimeのウォッチパーティー機能にも対応しているため、会員同士なら同時視聴も可能。Twitchで普段配信されている方は同時視聴などを企画されてみてもいいかもしれません。
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