2023年7月11日より、監督『山本裕介』、ストーリー原案『鴨志田一』、シリーズ構成『あおしまたかし』による製作の『Synduality Noir(シンデュアリティ・ノワール)』。第9話『Legendary Hero』の感想文です。
最新話のネタバレを含みますので未試聴の方は注意してください。
第9話『Legendary Hero』感想
ゲーム版主人公 アルバ登場
2023年発売を予定している『SYNDUALITY Echo of Ada』の主人公アルバが登場しました。相棒のメイガスエイダと共に、クレイドルコフィン、『ボウイラビット』を乗りこなす。今回登場した大量のエンダーズを単独で処理する圧倒的な強さ。
ボウイラビットを見た瞬間、一般ドリフターたちも一瞬で存在を理解していたようで、まさに生ける伝説といったポジションのキャラクターとなっているようです。
ぶっきらぼうで、友達がいない、相棒メイガスのエイダには、そのあたりをよく理解されているようですでした。
どうでもいいですが、超高級品らしきバナナと同様に管理されている、おそらく高級品だろうマイケルマークの醤油をガバガバと買いあさっていたり、この世界では貴重品だろうコーヒーを気軽にふるまっていたり、かなりのお金持ちな様子も見せました。
目を輝かせるカナタ
様々な商品が買えるネストとのことでしたが、普段そこまでテンションが高くないカナタが、異様に目を輝かせていたのが印象的でした。
マグカップから、コフィンまで何でも売ってるネストとのことでしたが、その中でもコフィン関連の商品に目を輝かせる。ノワールですら普段と様子が違うと感じるほど。
そんなノワールの口から出た「男っていくつになってもガキね。」は、ひどくカナタを動揺させていましたが、マリアから教えられた言葉でした。
しかし、カナタもちらっと言ってましたが、こういうところに来るとマリアも割と似たようなテンションになりそうな気はします。
寄生型エンダーズ
今回登場した寄生型のエンダーズ。廃棄されたクレイドルコフィンに浸食し装甲の様にして襲い掛かってくる敵。おそらく本体を狙わないと攻撃も効かず、パーツを破壊しても水からつなぎ合わせて再び動き出す。アンカーのような投擲物でクレイドルコフィンを狙い、直撃したコフィンを乗っ取るという相当質の悪いゾンビの様な敵。
野良のパイロットも一人犠牲になっていましたが、あまり一般的に知られていない様子。
たまたまアルバが近くにいたから対処できましたが、もしいなかったらどうなっていたのか。
ノワールに秘められた秘密
ノワール自体は単に常に負荷が大きい続けるだけのメイガスという事で、そもそもちょっとポンコツ気味なのは仕様とのこと。ただし、今回カナタには伝えられなかったブラックボックスが隠されているようです。
パスカル計画なる、アメイジアを崩壊させたゲーム版主人公アルバですら知らない、何らかの計画にノワールは関係しているようです。
ちなみにこのパスカルという名前は、2話で登場したノワールが倒れていた側に放棄されていたメイガスのコックピットに表示された名前。ノワールの元のマスターの可能性もありそうですが、果たしてそれは何を意味するのか。
ノワールに関連して、楽園への鍵という言葉もこれまでの話の中では繰り返されてきましたが、そのこと何か関係があるのでしょうか。
アルバとエイダに何があったのか?
アルバは自身のキャリア内に、アメイジア時代のメイガス検査装置を複製するなど、メイガス、それもアメイジア時代に作られたものの記憶について調べている様子です。
さらに、終盤エイダがコックピットから外に出ようとする際には、何やら異様に不安げな様子を見せている。
この二つから考えると、過去エイダに何かがありその際にエイダの記憶が消えてしまっているなんてこともあるのかも。アルバ自身もレインタイトと呼ばれる雨の影響を受けない特異体質とのことで、様々な気になる要素がありますが、このあたりについてはゲーム版『SYNDUALITY Echo of Ada』にて明かされるのかもしれません。
SYNDUALITY ELLIE 文庫版発売決定
現在、コミックアライブでコミカライズが進んでいるエリーを主人公としたスピンオフ作品『SYNDUALITY ELLIE』の小説版の発売が2023年9月25日に決定しました。Amazonでも予約開始。
漫画で公開されている範囲では、本編の裏話といった感じで本編でカナタを見つめるエリーの心情がアンジェと共に描かれている感じで面白かったです。
漫画1話については以下の記事で感想を書いています。
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