2023年7月8日に放送開始した円谷プロダクション、監督田口清隆による製作の2023年の新ウルトラマン『ウルトラマンブレーザー』。第11話『エスケープ』の感想文です。
最新話のネタバレを含みますので未試聴の方は注意してください。
ウルトラマンブレーザー
世界的な怪獣災害の発生を受けて、世界各国が地球内外の怪獣や地球外生命体に対処すべく1966年に地球防衛隊『GGF(Global Gardian Force)』を設立。
ある夜出現した宇宙怪獣『バサンガ』の出現に対し、ヒルマ・ゲント率いる特殊部隊は、絶体絶命の危機に陥る。その時現れた未確認大型宇宙人『ウルトラマン』と出会う。ウルトラマンブレーザーとなったゲント隊長は新設組織『SKaRD(スカード)』に配属された個性豊かな隊員たちと共に、新たな戦いの日々へと向かうことになる。
11話『エスケープ』感想
疑問を持たれるブレーザー
前回『親と子』での行動により防衛隊から味方かどうか疑われる。とはいえ、前回の親子怪獣への対処としては部隊内でも賛否両論といった感じ。
本人であるゲント隊長自身も自信が持てず、様子見とどっちつかずな対応をせざる負えない様子。
防衛隊自体からは、完全に敵として認識されているようですが果たして今後どうなるのか。そのうち本格的にブレーザーに対する攻撃命令が出される回なども来るのかもしれません。
ブレーザーとゲント隊長
ブレーザーの意識と、ゲント隊長の意識自体が混濁し、ウルトラマンへの変身前後を問わずに互いの意識が行動に影響を与えている様子です。
「自分の中に別のやつがいるってわかったら、どうする?」というゲント隊長の不安もとてもわかりますね。
更に隊長的には前回の怪獣対峙への妨害によりブレーザーに対する不信感が増大。結局、今回のゲバルガに対しても後れを取り、戦いの最中には再び二人の意思が反したのか片腕が勝手に動いてしまい、逃げるように撤退。
終盤ちらっと映った、今回行われた電磁パルスを察知したアースガロンの緊急退避指示の際に、ウルトラマンブレーザーが重なる演出は何を意味していたのか。あの指示自体にブレーザーの危険察知によるものだったのか、あそこで危ない時は逃げるということをブレーザーが学んだため、今回ラストの逃亡につながったのか。
このあたりは次回で触れられるのかもしれません。
宇宙電磁怪獣ゲバルガ
宇宙から隕石に擬態して地球に襲来した『宇宙電磁怪獣ゲバルガ』。
宇宙にいる段階から迎撃を何度も試すが失敗し、いざ地上電戦闘が始まれば防衛隊やアースガロンによる攻撃も電磁パルスで防ぐ非常に厄介な怪獣。
ブレーザーとの戦いでは、近接戦でもなかなか強力。再び隕石の様に丸まり転がる突撃ではさらに電磁パルスをまとうことで威力を増大させている様子。
ブレーザーにマウントをとり殴りつけるシーンでは、下から首元を映すような画面で迫力がすごかったですね。
最終的には、ウルトラマンブレーザー、ゲント隊長とブレーザーの間での不調もありましたが、撤退せざる負えない相手でした。今回のサブタイトル『エスケープ』は、まさにウルトラマンブレーザーの逃亡を意味していたようです。
今回ラストでは、発電所を中心に電磁パルスを展開、町に更なる被害が出そうなところで次回に続く。
12話『いくぞ、ブレーザー』
宇宙電磁怪獣ゲバルガ、ブレーザーとゲント隊長二人の使命と意思。ある意味バラバラになりつつある二人が互いに力を合わせることになるのかも。新しく登場する雷の剣は、ニジカガチの時の様に『ゲバルガ』の力を奪って武器とするのでしょうか。
見逃し・配信情報
Youtube『ウルトラマン公式 ULTRAMAN OFFICIAL by TSUBURAYA PROD.』にて見逃し配信が行われているようなので、気になる部分は見返すことも可能。
さらに、AmazonPrimeVideoでも過去のエピソードを配信中。
TwitchやAmazonPrimeのウォッチパーティー機能にも対応しているため、会員同士なら同時視聴も可能。Twitchで普段動画配信されている方は同時視聴などを企画されてみてもいいかもしれません。
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