V99について
4話『エミ、かく戦えり』
V99について、本作上で初めて名前が出たのは4話『エミ、かく戦えり』にて、エミが潜入したノヴァイオ社の極秘資料。2001年隕石に付着し地球に飛来していた細胞に関する記述で、この回で登場したレヴィーラの元となった細胞に関する資料の中でその名前が登場。
しかし、この資料に書かれていたのは、「類似性は低く、V99との関連は認められない」という内容であり、レヴィーラの細胞自体はV99とは関係ないことが記されていました。
また、この時点では、V99自体については、謎の単語でしたが、それが後々に意味を持ってくることになりました。
13話 スカードノクターン
V99について、次に話が上がったのは、第13話『スカードノクターン』でした。この話は、新規の怪獣も登場せず、ナンバリングに含まれているにもかかわらず、総集編のような話運びをするどこか他の話とは異質なお話でした。
ここで可能性として挙がったのは、V99と第一話で登場した怪獣『バザンガ』そして、第11話、12話で登場した怪獣『ゲバルガ』この三つの関連性でした。
もともと12話にて、『ゲバルガ』に対して、セカンド・ウェイブは退けましたという話が長官の口から出ており、第一話『ファースト・ウェイブ』で共に宇宙から飛来していた怪獣『バザンガ』との関連が疑われていました。13話ではV99に関連する話が展開され、その説がさらに補強される形となりました。
アマチュア天文家の間で、バザンガとゲバルガの同じ軌道を通って地球に侵入している。そこから、同じ星から来たのではないかという推察が上がり、更にこのことをネットに書き込むと速攻削除されるとのことで都市伝説じみた噂になっていること。
そして、それに関連して地球防衛隊が1999年に未曽有の巨大隕石を撃墜。その隕石も同じ軌道を描いていた。ここで、4話でのV99についても、エミが思い返しており何らかの関係がありそうです。
99という呼称も1999年から取っている可能性も考えられ、この隕石こそとV99の関係は非常に深そうです。
14話『月下の記憶』
岐阜にある第66実験施設で研究されていたV99について、触れられる。エミは、バザンガ、ゲバルガを地球に送り込んできた敵対勢力ではないかと考える。そして、第66実験施設では、2000年に事故が発生、この事故で主任研究員であったエミ隊員の父親が行方不明になっていることが明かされました。
そして、この事故こそが、ウルトラマンブレーザーとゲント隊長との出会いがあった事故でもあります。つまるところV99と何らかの関係がある隕石と、ウルトラマンブレーザーについて関係があるとも考えられます。
V99とウルトラマンブレーザーについて
赤と青という色
V99と深い関係を持つ宇宙怪獣は以下の二体です。
1話『ファースト・ウェイブ』登場:宇宙甲殻怪獣 バザンガ
11話『』、12話『行くぞブレーザー』登場:宇宙電磁怪獣 ゲバルガ
この二体の怪獣をよく見てみると、バザンガは前身と体の末端、ゲバルガは、足の部分に赤と青色が表面に含むという共通点があるようです。
そして、この赤と青という点に着目すると、この作品で思い浮かぶのは、主役であるウルトラマンブレーザー。赤と青のラインが非常に特徴的なウルトラマンです。
V99との関係も深そうな、ウルトラマンブレーザーは、もしかするとバザンガ、ゲバルガとの関係が深いなんていう可能性があるのかも。
血管を意味する赤と青?
そして、赤と青のラインというのは、人間の血管である、動脈と静脈を連想させるものでもあります。
ウルトラマンブレーザーがゲント隊長と手を取り合う前の姿はいまだ不明。もしかしたら、人間と合体したことで二色の体のラインが増えたなんて可能性もあるのかも。
更に、14話の事故の報告書には、死亡でも、怪我でもなく行方不明となっている第66研究所の研究者が多数いますが、もしかすると、同じように赤と青の色を体に持つバザンガ、ゲバルガについても、この行方不明の人たちと怪獣が融合しているなんて可能性もあるのかもしれません。
V99について
改めて調べ直してみると、最初の方から意図的にV99との関連の深いエミ隊員にV99に関連したエピソードが回されていることがわかります。V99が何なのかというのは、ウルトラマンブレーザーにおいては非常に重要な設定となりそうです。
今後もエミ隊員の活躍するエピソードには特に注目が必要となるかもしれません。
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