2024年冬に放送開始した『ダンジョン飯』アニメ、14話『シーサーペント』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。
14話『シーサーペント』
カブルー一行のお話
後半クール突入という事もあってか、OP・EDがここから変更。前のファンタジー感強めな透明感のあるものもよかったですが、今回からちょっとポップな雰囲気のものに変わりました。
前回、撤退を決めたライオス一行。何やら過剰気味な演出の中、口から先日の薬を流し死んだように倒れているマルシルでちょっと笑ってしまう。
そんなこんなで、今回はそちらではなく、以前からたびたび登場していたカブルー一行のお話が中心となりました。
今回の話では、一般的な冒険者からの視点でのライオス一行と島の状況といった感じの話が語られる。死体運び屋の面々のように、もはや迷宮を探索することに主軸を置かず、島に関連したダンジョンの仕組みを通じて如何に稼ぐかに主力をあてている人たちも多くいることが語られる。このままではダンジョン自体の衰退、そして、迷宮から出てくるモンスターによる被害も拡大してしまうと、現在の冒険者たちに根差した問題が描かれる。
カブルー自身は、それに対して自分自身が迷宮の王となることで、全てを手に入れ解決しようという、だいぶ真っ当な理由で冒険をしている様子。
そして、今回もう一つ描かれたカブルーの一面、多くの物を観察・記憶し、それをつなぎ合わせることで状況を理解し、深く推察するところも見られました。
何やら、外での様子からこれまで自分たちの死体に関わってきた冒険者パーティーがライコス一行であることを突き止める様は、波の冒険者ではないことがわかる。この時、「あいつらの化けの皮が剝がれるのを待っていたんだ」と語る際の不気味な顔は、あの場で語った以上に思うところがありそうにも見えました。
しかし、今回の活躍を見ているとパーティーメンバーが枯れに信頼を置き、迷宮の王になるのは彼がふさわしいと考えるのもよくわかる話でした。
さて、今回サブタイトルにもあったシーサーペント、相手がライオス一行ではないという事もあり、単に倒されるだけで料理されることなく終了。今回の食事パートは、死体運びの面々の残した食料とちょっと寂しい感じもありましたが、ここのところあまりそういう雰囲気でいられる話も少なめ。次の料理はいつになるのか気になるところです。
ライオス一行
そして、今回ラストちらっと触れられたライオス一行。戻ると決めたものの、迷子になってしまい蛙に帰れない状況といった感じ。あそこから更に2日ほど過ぎ去ったとのことで、食料もかなり厳しそうです。
ちょっと気になったのは、カブルー一行が、以前ライオスのパーティーにいたシュローと合流したこと。以前の話でも少し触れられた通り、別のパーティーに混じり、別口でファリンを助けるためにダンジョンを進んでいた様子のシュロー。東方の色が出ている面々とともに動いていましたし、てっきりもともと知り合いだったのかと思いましたが、今回語られた感じだと別の東方出身のパーティーに混じり迷宮探索に挑んでいた感じでしょうか。
シュローと合流したカブルーパーティー、現状はライオスパーティーを後ろから追いかけてきているはずですが、このままライオスと遭遇という可能性もあるのかもしれません。
一度地上に戻るのかと思っていましたが、ここであえて足止め、別パーティーが後ろから来ている描写を重ねているのを見るに、もしかしたら、カブルー・シュロー組と合流することで物資の問題を解決し、さらに奥に向かうなんてこともあるのでしょうか。
進むにせよ、戻るにせよ、後半クールスタートからかなりピンチのライオス一行。次回どうなるのか気になるところです。そういえば、オークたちとはすでに別れたのでしょうか。
ダンジョン飯14話感想
ファリンの一件は寄り謎を深め始まった後半クール。別パーティーの描写も増え、ここからライオス達と絡んでいくのかというのは気になるところ。
このまま地上に戻るのか、もしかしたら、ダンジョン探索再開なんて可能性もあるのかもしれません。
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