2024年2月4日より放送開始したプリキュアシリーズの21作目の作品『わんだふるぷりきゅあ!』17話『私が、あなたを守る』の感想記事です。「みんなかよし!わんだふる!」を決め台詞としたプリキュアシリーズ初、飼い犬が主人公となる作品です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
17話『私が、あなたを守る』
赤ちゃんツアー
春先という事で、動物の出産シーズン。アニマルタウンでも動物の赤ちゃんが生まれているとのことで、マユを連れての赤ちゃんツアー。
花屋さんの燕に始まり、公園に向かうとリスやら、鹿、兎まで子供を連れているという、本当に動物の種類が多い町。このあたりも、前回話にあった動物たちと仲良くしていた町という名残なのかも。そして、最終的には、いろはの家の動物病院に向かい、猫の赤ちゃんの件に触れる。その中で、同時に語られるユキとの出会い。二人の関係がピックアップされるお話でした。
そんな面々は川沿いでのピクニック。悟君がお弁当を作ってきてるのかな、と何となく思ったのですが、まさにその通りで、何段も重なったお重が登場。何やら見た目にもこだわったサンドイッチも入っており、相変わらず何でもできる悟君。
そんな中、いろはちゃんの料理は、おにぎりとのことですが、ぱっと見それが何かわからない。こむぎですらそのデザインが自分と知った瞬間衝撃を受けいていたそのおにぎり。それをこむぎだと見ぬいた悟君は流石としか言いようがないお話でした。
トラのガルガル
今回登場のガルガルのベースはトラ。なのですが、間に割って入ったユキの威圧に少しひるんでいたり、カルガモを助けに体が動いてしまったまゆを狙うなど、ちょっと情けないところもちらちら見えるガルガルでした。まゆを襲うガルガルに対して、ユキはまゆの目の前で言葉を発し、人の姿とキュアニャミーであることまで明かす。いよいよ正体を明かしたユキに対して、ショックを受けるまゆ。今回、キュアニャミーの正体がまゆを含む面々に明かされる話となりました。
しかし、キュアニャミーは相変わらず、格闘戦をバシバシ決めてこの作品では珍しいポジション。そんなキュアニャミーに対しても、流石トラといったところか、少しばかし苦戦している様子も見られました。
そういえば、まゆの作ったアクセサリーが変身アイテムに関連しているのかなと思って見ていたのですが、改めて思うとユキは既に変身済み。いろはたちと同じように鏡石が変化したものなのでしょうが、まゆの作ったアクセサリーは特に関係ないのかも
そんな中浄化された、トラのガルガル、ニコアニマル形態になってもトラはトラ。頭を撫でられるシーンは可愛いと言えば可愛いのですが、マスコットになっていたきらりんライオンとは異なり、何やらなかなか物騒な感じにニコガーデンへ返すシーンになっていてちょっと笑ってしまいました。
ユキとまゆ
今回冒頭のまゆの家出のお話。お母さんは、ユキはまゆの赤ちゃんというよりも、お姉さんよね。というお母さんの評価に満足そうなユキの姿が印象的でした。
今回の話でも、ここまでの話でもユキはまゆの保護者としての視点にたっていることが多く、お姉さんという評価は間違いではなさそう。ユキ自身は、かつての自分を助けてくれたまゆのことを大切に思っており、そんなまゆに変わってほしくないと願っている。とはいえ、まゆ自身の行動としてはいつも誰かを守るために動いており、その性格こそ気弱ですが何かあった時には、誰かのために動ける子というのも同時に描かれている。
まゆに関しては、これまでのイメージアートでも、どことなく変身後の表情がりりしいものになっているのも気になりますし、いつまでも、ユキに守られているだけではないというのが、彼女がキュアリリアンに変身するきっかけとなるのかも。今回のサブタイトルでは、ユキにより守られるまゆという点を強調していますが、今後の話ではそこからどう変わっていくのか、という点がはここからの鍵となりそうです。
ユキは、まゆを危険に巻き込みかねないいろはたちに警戒の言葉を発する。しかし、その言葉自体はまゆが望んだものではないはず。このあたりの二人のすれ違いをどう解決していくのか気になる所です。
次回18話『まゆの気持ち、ユキの気持ち』
ハムスターのガルガルのようなものが次回登場。ユキがプリキュアになった理由についても改めて語られる様子。
まゆを守りたいだけのユキに対して、まゆが何を思うのかそろそろキュアリリアン登場も近いのかもしれません。
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