2023年9月3より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第5作目の作品『仮面ライダーガッチャード』39話『ガッチャ完了！クライマックス101！』の感想・考察記事です。錬金術師が生み出した人口生命体ケミー。何者かによって一斉に世界に解放されてしまった101体のケミーを集めるため仮面ライダーに変身することとなった高校生・一ノ瀬宝太郎の戦い絵を描く作品。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
39話『ガッチャ完了！クライマックス101！』
101体揃ったケミー
101体目のケミー『ニジゴン』を仲間にして、いよいよ残り2体のケミー捜索行われる。
最後2体のケミーは、パクラプターとオジーラカンス。何やら冒頭、夜の町の中オカルト探しをしているらしい加治木が襲われるシーンからスタート。
久々の登場となった加治木、いきなりパクラプターに襲われてしまいましたが、体べとべとになったまま、恐竜探しを再開と相変わらずなうえ、なかなかの元気さ。
それぞれが用意したパクラプター捜索。お宝ちゃんは、なぜかカウボーイ姿で料理を用意、錆丸先輩は、ドローンにX-REXを乗せて足音でおびき出しを狙う。更に、恐竜スーツの蓮華先輩とりんねちゃん。色々指摘されましたが、着るまではノリノリだったらしいりんねちゃんがほほえましい。
そんな中、ニジゴンまさかのホッパー1を先輩扱い。さりげなく、ニジゴンがいるとケミーの言葉を翻訳してくれるのが助かりますね。話せるケミーというと、一応クロスウィザードがこれまでもいたといえばそうですが、常にいる子がいるとまた違う感じになります。
そうこうしているうちに、パクラプターが襲撃。何やら色々と盗んでいってしまう。パクラプターのパクは、パクるのパクだったのかもしれません。
そんなパクラプターを追っていくと、何やらオジーラカンスまでそこにいる。パクラプターは物を集めて、オジーラカンスと一緒に共生していたとのこと。
ケミー達の生活を邪魔してしまったと少し気をもむ宝太郎でしたが、そこに空気を読まない感じでギギスト様が襲撃、いよいよ決戦となりました。
ギギスト様との決戦
今回、OPにちらっと挟みこまれたシーンでも、何やらうろたえる様にたっているギギスト様に向かう三人の仮面ライダーという感じでなかなかのピンチ感がありましたが、今回ひとまずギギスト様との決着がつくお話となりました。
いきなり捕まえたパクラプターと、オジーラカンスの2体をマルガム化しけん制しようとするギギスト様でしたが、ニジゴンのレインボーブレスによってあっさりと阻止。知らない技に動揺するギギスト様でしたが、視聴者的も知らない技が来てびっくり。ケミー虹色に変化させ、悪意から守るバリアのような感じでしょうか。
出鼻をくじかれたギギスト様、ワープ＋落石攻撃で高笑い。笑っていて大丈夫か？と思っていたところ案の定ノーダメージのガッチャード。
自分が作り出したケミーである『ガイアード』と、『ドラゴナロス』の2体にも攻撃を受けるというのは、まさに自分が道具としてみなしてきたケミー自身から反撃を受ける象徴のようなシーン。
そして始まる『ガッチャタイム』、また新しいガッチャワードの登場。こちらはケミーのみでのライダー変身ということで、予告でも見せていた複数のガッチャードのフォームが並び立つという新たな力。この『ガッチャタイム』、『ゴージャスタイム』を思い出させるのは、やはりカグヤ様のライダー召喚をオマージュした技といった感じがします。カグヤと友達になったことの意味が最終フォームで生かされているようなシーン。
そして、このケミーのライダー化。ケミーを道具と言い放ち、マルガムになることこそがケミーの進化というギギストに対して、この仮面ライダー化というのは、ケミーの違う進化の姿を見せつけているようにも思える。ここまでケミーそれぞれの描写に力を入れてきたガッチャードらしいパワーアップといった感じで非常に良かったです。
正直、レインボーガッチャード一人相手でも辛そうな印象があったギギスト様、そこに加え他のケミー達の変身したライダーまで混ざった攻撃の前に、あっさりと撃破。
これまで、散々お前を理解する、と言い続けていたギギスト様。宝太郎のガッチャと、宝太郎自身は理解できないというラスト、ここまで結構やりたい放題してきたギギスト様、そのラストはこういうのが見たかったというシーンがきっちりと描かれ見事にやられることになりました。
101体のケミーも揃い、冥黒王ギギストの撃破もおわり、OPも流れるパーティーシーンと、まるで最終回エピローグのような勢いで進むラスト。しかし、その裏で冥黒の扉から何やら登場し、さすがにこのままハッピーエンドとはいかない様子です。
冥黒の三姉妹
力を求めるクロトー、グリオンを求めるアトロポス。その二人の願いを所詮は人形の願いと切り捨てたギギスト。
そんな中アトロポスは、鏡花の依頼で買い物に向かうラケシスの元を訪れ、今なら許してあげると告げる。この心境の変化は、やはりアトロポスもまた姉妹や父を求めているという事なのかも。しかし、そんな中襲撃してくるクロトー。力を貰いすぎ、もはや自分の理性を失い、姉妹を取り戻すという自分の根っこの願いをひたすらに求めるだけの存在になりつつあるようにも見える。
そして、その裏でラケシスは、たこ焼きを口にし人間になることを目指すという。人形のままでいたくないと思ったラケシスに対し、ギギストもいなくなり、クロトーと二人きりになったアトロポス、この三人の行く末も気になる展開となってきました。
次回40話『邪悪降臨！三倍偉大な冥黒王』
今回、ギギストを討伐完了ハッピーエンド！とは流石に行かず、何やら次回は冥黒王が3人になる様子。予告では、ギギストの姿も映っており、三人の冥黒王が終盤にかけてに敵となるようです。冥黒王の一体が話すのは「俺は人間を愛しているから。」という発言。ギギストの「理解する。」に続く冥黒王の言葉。
そもそも、三体が合わさることで冥黒王ということなのか、あくまで扉の向こうにはまだ本体がおり、その先兵にすぎないということなのか、その正体についてはいまだ謎のまま。
更にその冥黒王の狙いはりんねの父風雅とのこと。今回クロトーとの戦いでは、少し力不足が見えたマジェードのパワーアップも近いのかもしれません。
仮面ライダーガッチャード ライドケミートレカ PHASE:04
ギギストの狙うニジゴンも含まれる新たなレイドケミートレカ。
仮面ライダーガッチャード 毎週日曜9：00放送中
近年の東映の戦隊や仮面ライダーは、TTFC(東映特撮ファンクラブ)や、AbemaTV、Tverでの一週間見逃し配信があります。
AmazonPrimeでは水曜日に最新話が追加され、全話見れますので過去話の確認には便利。あとから追いかけて見やすい作品となっています。この機会に見て見られてはいかがでしょうか？
なおTwitchやAmazonPrimeのウォッチパーティー機能にも対応しているため、会員同士なら同時視聴も可能。Twitchで普段配信されている方は同時視聴などを企画されてみてもいいかもしれません。
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