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狼と香辛料 令和6年新アニメ 17話『行商人の浅知恵と町商人の看板』 感想

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2024年春に放送開始の作品、原作:支倉凍砂、総監督:高橋丈夫 狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』、狼と香辛料 令和6年新アニメ 17話『行商人の浅知恵と町商人の看板』 の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

17話『行商人の浅知恵と町商人の看板』

アマーティの仕掛けてきた契約

ホロとアマーティの関係の衝撃を受け混乱するロレンスでしたが、アマーティ―に対して黄鉄鉱の信用買いを仕掛ける。ロレンスは、現時点の価格で黄鉄鉱を売るという約束をアマーティ―とし、現金を受け取る。しかし、物については明日の夕方引き渡しという形での商売となり、明日の夕方さらに値段が上がっていれば、アマーティは安いうちに購入できたことになるが、逆に値下がっていれば高い価格で買ってしまったことになり損をすることになる。

ある意味博打のような商売で、本来既に黄鉄鉱を十分持っているアマーティは、話に乗る必要などないのですが、あえて決闘という体に持ち込み、更にホロの件で揺さぶることでアマーティをこの契約に乗せることに成功。このあたりは、アマーティの資産情報がホロから渡されていたがゆえに、どの程度アマーティにお金を吐き出させればホロの見受け金が足りなくなるのかという計算まで行えたのかもしれません。

とはいえ、このロレンスの作戦が成功するには、黄鉄鉱の価格を値下げさせる他の算段も必要となる。

それに関しては、連れの町商人への頼みにより噂を流し、行商人たちに麦の購入を焦らせることで一斉に黄鉄鉱を売らせようという作戦をとる。麦が値上がれば、商人たちは麦が買い始められていると思い始める。それには当然支払いが必要で、今手元の金を値上がっている黄鉄鉱として持っていても、自分と同じように考えている商人たちが黄鉄鉱を売り始めれば一気に値下がってしまう。そうなれば、麦も買う事ができず大損、黄鉄鉱を早く売り抜けようという流れが始まる。とはいえ、ただ噂が出ただけでは人は慌てない、それゆえにロレンスは更に自前で黄鉄鉱を大量に売りに出すことで不安をあおり一気に暴落させようとしたようです。

作戦は完璧、いつにもまして自信満々なロレンスでしたが、その態度こそまさにフラグというかなんというか、一つ大きな壁が立ちはだかる。それは、あくまで行商人であるロレンスと、その街に根差して生きることを決めた町商人と根本的な考え方の違い。黄鉄鉱という小さなバブルに乗ろうとし全力を出している商人を、町の他の人々ははどう思うかという視点の差。価格暴落のきっかけとするために必要な大量の黄鉄鉱を買い集めを断られてしまい、一点絶体絶命のロレンス。

しかし、断りはしたものの、そこから錬金術たちの黄鉄鉱を買い集める件を提案してくれたり、直接買い集めはしてくれないものの、売ってくれるだろう相手を探してくれたりと、友人はロレンスに対してとてもやさしい。これまでの騙し騙され、約束の反故に、裏切りも当たり前だった他の商人たちと比べると、あまりにも優しすぎる。ある意味困った時に助けてくれる仲間がいるという事が、何でも一人でやろうとする、アマーティとの一番大きな差となるのかもしれません。

今回の件、ホロがアマーティ―の資産状況をきっちり教えてくれているというのは、ホロがロレンスの方に心があることを示しているはず。しかし、同時に置かれていた婚姻契約書があったことで、もはやロレンスはそちらの可能性には一切頭が回らなくなっているようです。

友人は大丈夫だろうと何やら安心げ、それでも不安なロレンス、次回当たりでこの件は決着となるのでしょうか。

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