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アニメ 小市民シリーズ 4話『狐狼の心』春期限定いちごタルト事件完結 感想

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小市民シリーズ4話孤狼の心感想 アニメ
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2024年夏より放送開始の作品、米澤穂信による『小市民シリーズ』を原作とし、監督:神戸 守によるアニメ化作品『小市民シリーズ』 4話『狐狼の心』の原作未読での感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

4話『狐狼の心』

健吾と小鳩君

小鳩君から小佐内さんへの警戒に絡みれ、健吾を呼んだ前回のお話。今回始まったのは坂上に関する推理、免許証を作りにいくという彼に関連した状況を一つずつ洗い出していく中で、おかしな点を重ね合わせ、何をしようとしているのかを探るという展開。

小鳩君は、坂上の年齢、身分証明書として運転免許求める理由、彼の所属するグループ内でのポジション、彼の住所と、免許を持っていない名前の珍しい人、様々な状況を重ねて問いかけていく。健吾はそれでも怪しさという点でそこまでではないと言い続けますが、最後の最後、それまで比率で出していた怪しさを重ね、健吾が怪しいと思っている確率を出すあたりは、あまりにもいやらしい話の進め方だとちょっと笑ってしまいました。

小佐内さん

最終的には、健吾の情報からやはり坂上が15歳であると確定し、偽の情報で免許証を取っていた話がきれいにまとまる。しかし、同時に小佐内さんが同じ情報を先に手に入れていたことがわかり、小佐内さんが既に動いている事が確定。更に、何やら連絡が入ったものの、すぐに消されてしまったことから余計な心配を生み、小鳩君は健吾を伴って自動車学校へと向かう。しかし、全く関係ない白いファイルを使いバスを止めていたりと、小鳩君もなかなか良い性格をしている。

結局、小鳩さんは見事復讐を達成済み、ただの連絡の不具合だっただけとのことで事件は終了。何が起きるのかと思いながら見ていたので、ちょっと気を抜かれましたが、小鳩君の予想を超えて坂上を追いかけまわす小佐内さんの異質さを感じるお話でした。ただ、それでも思ったよりも早く小鳩君が駆けつけてくれたのには、ちょっと嬉しそうだった小山内さんの様子はなかなか可愛かったです。

そういえば結局、今回小鳩君が健吾を呼んだのはあくまで、小佐内さんの復讐が彼女自身の身に危険を及ぼすが故だった様子。前回まで、色々と不穏な描写が差し込まれ、もしかしたら小佐内さんは、直接手を下しに行くタイプなのかとも思っていましたが、あくまでその心に宿る狼が強烈なだけで、体はその見た目のままか弱い女の子だったようです。ただ、逆にそんな女の子が、そんな精神性を持っているがゆえに、小鳩君も余計に心配してしまうのかもしれません。

狼と狐

かくして手に入れた写真をネットに公開したことで、名前を免許証により名前を騙ることで発生した事件は無事解決となりました。しかし、小市民を目指そうとしている二人からすれば、二人ともその内側に秘めようとした気持ちを抑えきれずにまたやってしまったと反省会。

小佐内さんは、今でこそ甘いものを食べる時に笑顔を見せるけれど、かつては復讐するときにし変わらなかったとのことで、今よりも相当積極的に何やらしていた様子。果たして彼女と小鳩君中学の時に何があり、今の小市民を目指す姿勢に変わったのかはかなり気になる所ですが、今後のお話で語られるのでしょうか。

そして、そんな二人、今回知恵働きの仕事をしてしまった事、復讐を実行してしまったことを互いに深く反省する。この衝動を抑えるのは無理なのではないかといいながらも、それでも諦めずにじっくりと小市民を目指そうと決意を新たにする。

しかし、その直後に何やら後ろに座っていた人から水を賭けられる貰い事故が小佐内さんを襲う。謝罪の言葉もなく去っていく二人に対し、何も言わず立ち上がり追い抱える小佐内さんと、既に何やら水をかけた二人のことを嘗め回すように見つめ、推理に映っている小鳩君。先ほどの決意があまりに早く崩れ去るさまに、思わず笑ってしまうラストでした。

今回も淡々と会話劇で進んでいくお話でしたが、何やらいつの間にか引き込まれており、放送時間があっという間に過ぎていくのが面白い。今回で、春期限定いちごタルト事件は完結したとのことですが、次回新たな事件に直面していくようです。

春期限定いちごタルト事件

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