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アニメ 小市民シリーズ 6話『シャルロットだけはぼくのもの』夏期限定トロピカルパフェ事件 感想

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小市民シリーズ6話シャルロットだけはぼくのもの感想 アニメ
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2024年夏より放送開始の作品、米澤穂信による『小市民シリーズ』を原作とし、監督:神戸 守によるアニメ化作品『小市民シリーズ』 6話『シャルロットだけはぼくのもの』の原作未読での感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

6話『シャルロットだけはぼくのもの』

夏のエピソードスタート

今回からOPについているタイトルも『夏季限定トロピカルパフェ事件』に切り替わり、夏編がスタートといった感じ。夏祭り自体は、本筋にはあまり関りがないようでしたが、ちらっと会いたくない昔の友人という単語があり、このあたりは中学生のエピソードとも絡んでいるのでしょうか。しかし、祭りの場面は、一気に夏っぽさを感じさせる絵面。

そして、そんな中始まった夏のエピソード1話目。小鳩君が単に謎を解くだけのこれまでのエピソードからも少しテイストが異なり、途中から謎の緊迫感があふれる展開でずっと笑ってしました。

いきなり小鳩君宅を訪ねる小佐内さんの元、手渡される小佐内スイーツセレクション夏。甘いものを苦手な小鳩君は一度は受け取りを拒否、しかし「受け取ってくれないの?」という言葉にに拒否失敗。計画を完遂するには小鳩君みたいな人がいてほしいの。とのことで、一緒にスイーツ巡りの約束をしてしまうことに。今回はそんな、夏のスイーツ巡り第一弾といった感じのエピソードでした。

一個足りないシャルロット

小佐内さんと共にケーキを購入するはずが、何やら急用が入ったとのことで一人でケーキ購入に向かう小鳩君。しかし、指示にあったのはマンゴープリン二つに、シャルロットが4つ。しかし、シャルロットは3つしか残っておらず、仕方なくそれを買って小佐内さんの家へと向かう。

シャルロットが足りないことをなかなか言い出さない小鳩君を見ながら、これがトラブルの元になるんだろうなという予想を立てていましたが、それは半分正解、半分間違いといった感じ。小鳩君を部屋に残して長電話に向かってしまった小佐内さん、それを待つ小鳩君でしたが、堪えられず先に食べ始めてしまう。このあたりで一個足りなかった件も含めて、何やらトラブルになるのかなと想像。

しかし、まさかのシャルロットが小鳩君の味覚にクリティカルヒットしたあたりから話がおかしくなる。元々甘いものが苦手と言っている小鳩君、何やら普段は見せないような非常にかわいらしい表情を画面いっぱいに見せたり、現状を整理する中で、シャルロットに一言『絶品』という言葉を添えたり、如何にそのシャルロットが美味しかったかが伝わってくる。しかし、そこから残り2個しかないシャルロットのうち一つまでも自分のものにしようと画策しだすあたりはあまりにも想定外の展開で、思わず笑ってしまいました。

小佐内さんがケーキを4個買ってきてといった以上、おそらく一つは小鳩君の物としても残り3つは自分のものとして考えていることは容易に想像できます。ただでさえ、売り切れで一つ少ない状況でがっかりしているだろうに、そこにさらにもう一個奪おういう小鳩君の考えは、バレた際には何が起きるか考えるとなかなかにハラハラさせる展開。しかし、それ以上に小鳩君がケーキのためにそんなリスクをしょって謎を仕掛け始めるあたりが、なかなか笑わせてくる展開。

謎を仕掛ける小鳩君

まずケーキの数がはっきり残っているレシートについては、早々にポケットに入れて処分。そうなると、残りの問題はケーキを入れてきたケースにあるケーキのスペースの数。色々パターンを考えるも時間がかかればかかるほど、小佐内さんに見つかるリスクが増えるという事で、保冷剤の位置をずらすことであっさりと解決。

いざ、小佐内さん登場からの、付属の紙ナプキンの数がケーキの数あるのではないかという疑惑が浮かび上がり、自分の側のナプキンの数が気になるも、コーヒーをこぼして拭くという力技で解決。他にもたびたび想定外の事態に遭遇するも、逐次解決する小鳩君。

しかし、最終的には、最初汗を拭いていたハンカチがあるのに、後々使わなかったことを小佐内さんに指摘され全てがバレてしまう。もしこれが健吾ならムースのついたスプーンを下で舐めて証拠隠滅していそうでしたが、小鳩君はきっちりハンカチでふき取ったことが仇となったお話。シャルロットが3個あったことを認めさせようとする小佐内さんは、コーヒーカップをチーンと鳴らしたり、弁明に対して同じ質問を繰り返してきてりでちょっと怖いながらも、その様子に少し笑ってしまいました。

結局のところ小佐内さんが指摘したように、今回の小鳩君には、小佐内さんと二人きりという状況から、ちょっと頭を使ってもいいんじゃないか、小市民的でない行動をとってもいいんじゃないか、という小佐内さんへの甘えもあったようです。しかし、あそこまでシャルロットを気に入っていたからこの謎を仕掛けたとは、流石の小佐内さんも想像できていなかったんじゃないでしょうか。

今回は、小鳩君の突然のシャルロットへの欲求から謎を仕掛け始めたり、段々と挙動不審になっていく小鳩君、たびたび見舞われる想定外の事態への突飛な対応なんかも含めて、全体的にコミカルで面白いお話でした。すべて終わってから今回のサブタイトルを見たのですが、『シャルロットだけはぼくのもの』はまさに今回のお話を言い表したタイトルで見た瞬間さらに笑ってしまう。

そんなこんなで暑い夏の始まりといった感じの1話。小鳩君は、夏休みの間小佐内スイーツセレクション夏を共にめぐる約束をすることになりましたが、何やらこの辺がまた別の事件い繋がっていきそう。タイトルにもなっている『夏期限定トロピカルパフェ事件』は、スイーツセレクションの1位にあるようで、最後に大きな事件の元となるのかもしれません。

今回、小佐内さんが一緒にスイーツを買いに行けなかった急用や、何やら小鳩君を待たせた長電話など、ちょこちょこと気になる要素もあった今回の話。このあたりは、何か繋がっていくような気もしますが、果たしてどうなるのか、色々気になる夏のエピソードスタートとなりました。

夏期限定トロピカルパフェ事件

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