2024年2月4日より放送開始したプリキュアシリーズの21作目の作品『わんだふるぷりきゅあ!』30話『わんだふるなキャッスル』の感想記事です。「みんなかよし!わんだふる!」を決め台詞としたプリキュアシリーズ初、飼い犬が主人公となる作品です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
30話『わんだふるなキャッスル』
ニコ様の考えること
前回登場したニコ様、普段可愛げなポーズを取りながらも、何やら思慮深い年相応な二面性を盛ったキャラクターといった感じですが、今回彼女が何を考えているのかが語られる。
プリキュアになる力を貸していた鏡石が、ニコダイヤと呼ばれる彼女の力の一部であったことが語られ、本来は動物が人間と仲良くなることを助けるために力を分け与えたものだった様子。しかし、人間がその力を独占しようとしたという悲しい話も追加で語られ、ニコガーデンにニコアニマルたちが分かれているのもこのあたりが理由なのかも。
今のニコ様は、鏡石に力を分けているせいで本当の力を発揮できていない様子。ガオウの仲間たちからも、小さいニコ様と呼ばれているあたり、本当の姿はしっかりとしたユニコーンなのかもしれません。
そんなニコ様ですが、彼女自身のスタンスとしては、動物田ちを守るというのが最優先であることが語られ、プリキュアたちに戦ってもらう現状については悩んでいるようです。
鏡石の力そのものを再び自分の中に戻し、ガオウに対抗するという考えもあるようで、今後もプリキュアたちの行動を見定めていくポジションとなるようです。今回も一度、ガオガオーン相手に苦戦するプリキュアに限界を感じ、力を戻そうとしました。しかし、これまで、色々とプリキュアの事をだめぇとダメ出しし続けてきたメエメエが、それを止める。なんだかんだ、これまでずっとプリキュアの事を見てきたメエメエだからこそ言えた事だったのかなという気がします。
結果的に、今回はプリキュアたちの事を認め、力を貸してくれることになったニコ様。何やら、いろはの家に住み込むようで、人間界でやりたいこともある様子。アニマルタウン周辺で動いているガオウに対して独自に何か行動を開始するのかもしれません。
しかし、ニコ様が家に住むと言ってもノリノリな両親の相変わらずの理解度の高さがありがたそうですね。
立ち直るいろは
人間によって絶滅させられた狼から、当然仲良くなどできないと突き付けられてしまったいろは。仲良くなりたいという希望を砕かれ、これまでに見せたことがない程落ち込んでしまう。更に、まゆの方もそんないろはの様子に引っ張られるように気持ちを砕かれる。
正直、狼側の言い分は向こうが歩み寄る気がなければ一切崩せるものではなさそうでどうするのかと思っていましたが、今回いろは達を立ち直らせたのは、こむぎとゆきの二人。
彼女たちは、二人がいたから今の用意幸せに暮らすことができたという、かつての狼を絶滅させ、鏡石を動物から奪おうとした人間とは違う、動物と人間のかかわりを表すキャラクターともいえる存在。それが改めて示されたことで、二人の言葉を元に、いろはとまゆが再び立ち上がることに繋がる。
ガオウについては、色々と恨みが深そうですが、今回のトラメを見ていると、あくまで楽しみたいという気持ちが強く出ているようにも見え、こむぎあたりと性格は合っていそうで今後も絡みが増えそうな気がする。ザクロについては、ガオウに対する恋慕の感情が、ある意味ユキがまゆを大切に思う気持ちとの関りで話が作れそうな気もしますし、この二人とペット組二人の関りが今後の話の鍵になるのかもしれません。
そういえば、アニマルタウンが特異な動物の町になっているというのも、もしかすると過去の事件の件で人間側の反省があったからなんてこともあるのかなという気がするお話でした。
悩む悟君
何もできない無力感に悩む悟君。動物の事を調べることはできても、それはあくまで普通の動物。結局、ガルガルやガオガオーンのような未知の生き物については、どうしようもないという無力感にさいなまれてしまう。
それでも今回は、大福のアシストもあり再び頑張ろうと前向きになることはできましたが、結局声をかけてあげることしかできず、彼自身の悩みがすべて解決されたわけではなさそう。
非常に頑張り屋の彼、今やっている事でも正直十分頑張っているとは思うのですが、おそらく彼自身がそれでは納得できなさそうなこともあり、今後悟君がどのように動くのかというのも、ちょっと気になる要素となりそうです。
30話 ニャンフルエンサーまゆ
次回はキュアスタにゆきの写真を投稿してバズってしまうまゆといった感じのお話となりそうです。何やら意味深な表情をしている女性の姿も映りましたが、かつての学校での友達でしょうか。まゆの過去とも関係するお話となるのかもしれません。
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