2024年9月18日配信開始、週刊少年サンデー2024年43号で連載された龍と苺208話『ヒントは…』の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
ヒントは…
岳田と川嶋、二人のプロ入りが決まった前回、それぞれの喜び、悔しさ色々なものが入り混じった表情を見せる裏で、話は苺ちゃんの正体に迫る。
苺ちゃんへの問いかけ、AIなのか人間なのか、に対しては私は人間と素直に答える苺ちゃん。逆に自分が人間だって証明できるのかという問いかけは答えようのない物。今井さんとの関係については、都合が悪いのでだんまりを返しますが、倒したい相手についてはヒントは出そろっているとのことです。
作者的にはもう答えは出ていると言わん画ばかりの苺ちゃんの発言。この苺ちゃんが誰で、何をしたいのか、は普通に考えればわかるはずとのことで、AIなのか人間なのかについてはまだ検討もつきませんが、作中人物は戦いたい人物の検討はついている人もいる様子。
まだトーナメントで当たっていない人物は、現竜王の黒田道化師、寒河江雷々、モリス・ベナール、奥村龍頭、そして次の対戦相手の塩原彩乃の5人。シンプルに考えるなら、トーナメントの最後まで行かなけれ戦えない、黒田道化師竜王としか思えないのですが、果たしてほかのだれかという可能性もあるのか?
苺ちゃんの正体については、死亡した時期の苺ちゃんを模した新世代のAI、自分を人間と話すのは、作られたものであっても自分としては人間であるという認識を持っているからといった感じでしょうか。正直、正しいかどうかは全く確信が持てません。
そして、予想外の方向から攻めてきたのは次の対戦相手の塩原。わけのわからない異次元の強さ、身元もわからない中学生など信用できないとして対戦を拒否。ある意味もっともな発言でもありますが、これには苺ちゃんも少し頭を悩ませている様子。そもそも話し合う気もなさそうな相手をどのように戦いの場に引き出すのか気になる所です。
しかし、最後のコマいよいよ苺ちゃんの100年後の住まいがちらっと描かれたようですが、何やらすごいTシャツを着ていますね。奥にちらっと見えるカプセルのようなものは、ベッドのようなものなのでしょうか。地味に背景描写が気になるページでした。
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