2024年3月3日より放送開始したスーパー戦隊シリーズの第48作目の作品『爆上戦隊ブンブンジャー』。監督:中澤祥次郎、プロデューサー:久慈麗人による作品。様々な惑星を襲う『ハシリヤン』と、気分ブンブンで爆上るヒーローとの戦いを描く。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
35話感想『碧き王者』
ハシリヤンだったブンブン
前回明かされたブンブンがハシリヤンだった時の過去について語られることになった今回。その過去を知らず、つらい時に自分になぜ相談してくれなかったのかと怒るビュンディ。
ハシリヤンへの加入に関しては、BBGでのブンブンのクラッシュの時にまで話は遡る。ビュンディーの件もあり調子を落としていたブンブンは、ファンから強化パーツを貰いそれを付けてレースに出場。しかし、そのレースでクラッシュが発生。そもそも、そのパーツ自体が違法パーツだったことまで明らかになり、BBGのライセンスが停止。
ライセンスの停止にともない人が離れていき、心が荒む中、近づいてきたワルイド・スピンドーから協力を受けてしまうといった流れだった様子。都合よくクラッシュというのが、なかなか怪しい流れだなと思いながら話を聞いていましたが、そもそもそちらも計画の内だったようで、まさにハシリヤンに人生を狂わされたのがブンブンだったようです。
ブンブンがボスのお気に入りという話はちらっと上がっていましたが、ハシリヤンが大きく動き始める前、まだワルイドスピンドーの名が世界に知られる前から協力していたというのはちょっと驚き。ハシリヤンの走れないものを走れるようにするイグニッションキーの根っこの技術なんかもすべてブンブンが開発した物とのことで、本作の根幹にもかかわる話でした。
そんなブンブンの話を聞く先とは。ブンブンとは直接話せる状態ではないビュンディーに対し通信をつないでおり、この手のメンバーのもめごとになると相変わらずすごく頼りになります。
ディスレースとの決着
ブンブンが元ハシリヤンという事実を突きつけることで、分裂したブンブンジャーを狙おうというのが今回のディスレースの作戦。
序盤のまだ互いを疑いあう面もあった頃だったなら、この作戦も成功していたかもしれませんが、玄蕃さんの件を乗り越えたメンバーと、正直にすべてを話したブンブンの信頼を崩すことはできず。
一人離れていたビュンディーを人質にする作戦でブンブンを呼び出そうとするも、すさまじい速さでやってくるブンブンジャー全メンバーと決戦を迎えることに。人質にするつもりだったビュンディーも速攻先斗に助けられており、あまりのスピード感に少し笑ってしまいました。
今回は、ブンブンも含め6人での名乗りとなりました。ある意味、今回が皆に一番後ろ暗い部分を伝えたブンブンの正式なメンバー加入回といった意味合いもあったのかもしれません。
ディスレースと言えば因縁の深い玄蕃がきっちりラストを決めたりと、3クール目のお話の締めの回としてもばっりな今回。皆に背中を押してもらい因縁に決着をつけることになりました。
玄蕃の一撃路貰ったディスレースでしたが、地力での巨大化からまさかの宇宙へ逃亡という相変わらずの堅実なプランBを発動。しかし、チャンピオンキャリアーを使えるブンブンジャーはもう宇宙まで追いかけることも可能。まさかの月面対決の果て、ついにディスレースの撃破に成功することになりました。
ワルイドスピンドー
ブンブンとの因縁の深さが明らかになったワルイドスピンドー。現在は、ブンブンの裏切りで大銀河警察に逮捕されて監獄に収監されているとのことで、先週から登場していたあの部屋は監獄だった様子。しかし、そもそも大銀河警察がハシリヤンとズブズブの関係とのことで、ある意味警察の手で守られている監獄の中から好き勝手にやっているという状況。
今回新たに名前の挙がった『グランツ・リスク(おそらく、映画化もしたゲーム:グランツーリスモのもじり?)』との会話では、裏切者だったブンブンが生きていたことにひどくお怒りのようで、地球に向け動き出すことに。
地球というと、ISAの常木本部長や、内藤など、ハシリヤンと通じ合っている面々との関係も気になる所。このあたりとも、絡んでくることになりそうです。
次回36話 夢へと走る道
何やらブンピンクが二人登場と、劇場版で最後に渡されたブンブンチェンジャーを思い出す次回ですが、そちらとは関係はなく、未来の過去に関わるお話の様子。なお、来週はお休み、再来週放送となるようです。
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