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特殊戒厳令はなぜ発令された? HUNTER×HUNTER(ハンターハンター) 408話『交渉2』感想・考察【2024年52号】

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エンタメ
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2024年11月25日に配信の週刊少年ジャンプ2024年52号で掲載されたHUNTER×HUNTER(ハンターハンター)最新話第408話『交渉2』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。

第408話 交渉2 感想

週刊少年ジャンプ2024年52号
HUNTER×HUNTER 408話『交渉2』が掲載された週刊少年ジャンプ

交渉ゲーム

前回突然始まった交渉ゲーム。モレナの目的は、目的であった特質系の念能力の素質を持った人物を仲間に迎え入れるというものでしたが、話の筋としての役割は、モレナの目的と考えを示すというのが大きな目的だったように思える。

そんな交渉ゲームを通じて、今回明らかになったのは、モレナの過去と目的。目的自体は、カキン王国の滅亡としていますが、それが成功したらその後は世界の滅亡と飛躍しており、その身に降りかかったカキン王国の負の部分から身に降りかかった不幸と、やり消えない感情をただひたすら周囲にぶつけようとしているだけなのではないかと思わせてくる。前回ボークセンが感じた怒りというのも、それを感じ取っていたのかもしれません。

そして、ボークセンもそんな考えに共感することはなく、この場をなかったことにしてしまいたい。しかし、それを達成するにはやはり交渉ゲームでXの札を場に残すという最期を迎えるしかなく、最後、どちらのカードを引き当ててしまうかという運に託される形となるようです。

ボークセンの考えが変わる出来事が起きる?

Xのカードを引けば、その場から素直に返し、今後も干渉せず、極力できうる限り周囲の人々を対象から外すという、モレナからすれば相当のリスクを伴った答え。更にNoであるならば、仲間にしたい人物は死を迎えるという異なるリスクもあり。しかし、そんなリスクを負う事がこの念の制約であり、逆にそれだけの制約を課した念だからこそ、仲間の結束を強めるという力を持つことができる様子。

そんな交渉ゲームも終盤を迎え、墓地に落ちてしまったカードを場に戻せるRと、NOの二つの答えが場に残る。気になるのは、XとNOではなく、RとNOがデッキに残っているという事。シンプルに運しだいでボークセンの結末が決まるとするなら、XとNOが最後の2枚でよいはず。そうであるにもかかわらず、墓地のカードであるRが場に残ったというのは、ボークセンが何らかの心変わりをするような展開がこの先に待ち受けているという事を示唆しているようにも思えます。

今回のラストには、特殊戒厳令の発令があり、これにはモレナも驚いている様子を見せる。おそらく、外で何らかの事件が起きたが故の発令ということなのでしょうが、この時に起きた事件が、ボークセンの考えに影響を与えるなんて可能性もありそうです。

特質系の念について

今回、おそらく初めて特質系の念能力の仕組みについての話が触れられました。個人的には特質系の念能力は、どこにも当てはめることができない特殊な能力を持っているが故に振り分けられるものといった印象が強かったですが、どちらかというと、どの系統の念でも習得できるという幅広い才能故に、複数の系統の能力が織り交ざった妙な能力を生むことができる、という事だったことが明かされる。

話の中では、特質系だと気づかずに他の能力を極めてしまったなんてケースもあげられており、まさに念能力の天才とでもいえる人物たちが持つ能力だったようです。更に特質系は3000人に一人とのことで、思ったよりも数自体は多い。ただ、やはりそこから強力な能力を持てるかどうか、という点について考えるとさらにそこから念能力の資質のようなものが必要されるのかなという気もします。

なぜ特殊戒厳令が発令されたのか?

今回のラストでは、交渉ゲームの最中特殊戒厳令が発令されてしまう。この特殊戒厳令については、以前の話では、マフィアたちの抗争が激化すればそれを理由に特殊戒厳令を発動しベンジャミンが軍を動かし他の王子への対象を行い継承戦を優位に進めてしまうなんて話もありました。

404話では、ハルケンブルグに体を奪われたベンジャミンが戻ってくるならばクーデターとみなし特殊戒厳令を発令しようとするベンジャミンの考えも描かれており、今回もベンジャミンの意志により発令されたことはほぼ間違いなさそう。

このあたりの展開から考えると、バルサミコの体を奪ったハルケンブルグが、葬儀の間にベンジャミンに対して何らかのアクションを起こした故に、特殊戒厳令を発令されたというのが一番ありそうです。

ただ、ハルケンブルグが作戦を成功させていた場合、ハルケンブルグの能力によりベンジャミンの体が奪われている可能性まであり、ベンジャミンの体を奪った(もしくは賛同者に奪わせた)ハルケンブルグが一気に勝負を決めるため、バルサミコの体を使って起こした事件をきっかけに特殊戒厳令を発令したなんて可能性もあるのかも。

そもそも、ハルケンブルグは状況的にあまり時間が残されておらず、一気に勝負を決めに来たというのはありそうな気もします。

次回の話は、この特殊戒厳令が発令されるに至った理由が語られるのか、はたまたこの交渉ゲームの続きとなるのか、全くわかりません。他にも、他のヤクザ組の動き、更にそれに絡んだ幻影旅団との敵対なんかの話もあり、そちらがきっかけという可能性もあり。ただ、この葬式の際に起きた事件の混乱にまぎれてクロロも宝を奪いに上層へと向かいそうですし、ハルケンブルグの葬式をきっかけに、話が一気に動きはじめているようでここからの展開が楽しみです。

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